8時に全員集合し,バンドン北部の高原レンバン(Lembang)に向かう。バスは例によってパワー不足で,山が近くなるとスピードがのろくなる。「おかげで」気分が悪くなる者は出ず。途中でいったん登山バスに乗り換える。これは元気よく登っていった。山頂で学生たちは物売りの群に閉口しながら,休火山の火口をのぞく。物売りも,バリ島の連中に比べればかわいいもんだ。 火山のあとは温泉地チアトル(Ciater)へ。馬に乗ったり,馬車に乗ったり。馬は1周4千ルピア(60円弱)。日本人のオジサン集団が「なるべく値切って乗れよー」と声をかけてくる。「日本人が値切らないので相場が上がって他の外国人に迷惑をかけてるんだ」という。なるほど。 温水プールの横で昼食。オジサンたちは泳いでいたが,学生たちは泳がず。何人かは水着をもってきたのに,最初に入る者がいず,それで誰も入らぬ。昼食はおいしかった。 1時半に出発し,バンドン市内にもどって,まず土産物屋に。昨年もそこに行ったが,なんだか大儲けしているらしく店を拡張していた。通常の土産物のほかに,衣類のアウトレットの店も開いている。 3時すぎに竹楽器(アンクルン)の店に。そこは近所の子どもたちを組織して,アンクルンの演奏も披露する。他の国からの観光客も大勢来ていた。フィナーレに観客も踊りの輪に加わる。学生たちは大変喜んでいた。よかった,よかった。 で,感動のあまり竹製品の即売場でお土産を買う者が多く,5時半に解散の予定が延びて,お迎えにきたホームステイの家族に少し迷惑をかけた。一つの家族はいったん帰ったらしく,そこに泊まっている学生2名は半分泣きそうになる。ヘルディス先生が付き添って,お迎えが来るのを待つ。 引率の教員(斉藤)はそれを横目にホテルにもどる。今日,もう一人の引率担当(八杉先生)がジャカルタに到着しているはずだが,それを出迎える野村先生からの電話によれば,到着口に現れないという。1時間待っても出てこないので,大韓航空のカウンターで聞けば,たしかにヤスギなる人物は乗っていた。だから行き違いになったようだ。野村先生も半泣き状態。 夜8時半すぎ,また野村先生から電話で「ホテルにもまだ着いていない」。「どっかで食事してるんじゃない」といったら,突然「あれだ,来た来た,いま来たよ」で電話が切れた。 **************** 山頂で 登山バス 馬車に乗る 昼食 プールサイド 竹楽器を演奏 踊りの輪
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