地域活性化のための大学

 

 私たちの提案する新しい大学は,必ず地域の活性化に役立ちます。
 なぜなら,それは地域活性化のために特化された大学だからです。
 この大学は鹿児島を活性化させる方法や手段を追求し,学生には実践な能力の獲得,あるいは力量の伸長を約束します。

 鹿児島はいま新しい飛躍の可能性を見出しつつあります。
 中央(=東京)からの遠さ,労働人口の流出,人口の高齢化など,鹿児島のネガティブな面とされてきたことがらがすべてポジティブなものに変わる,そんな時代が到来したからです。
 発想を逆転させる,これが新しい大学における基礎教育です。
 その上で新しい地域生活のあり方をイメージさせ,それを現実化する意欲と行動力を育てる,これがこの大学の主眼です。

 もちろん,県内既存の諸大学との棲み分けも大切です。そこで,新しい大学は商業とアドミニストレーションの分野を受け持ちます。具体的にいえば,空き店舗を利用して新しい商売を開く人,情報関連など非製造部門での起業家,そして単なる事務能力以上の力と感性をそなえたパワフルな自治体職員を育てます。

 したがって,新しい大学は二つの特徴をもちます。
 一つは,教育の場が教室の内外にまたがる点です。いわゆるインターンシップによる現場での実地訓練が重視されます。「大学は建物ではない」という言葉そのままに,新しい大学はことさらに立派な建物を必要としません。また,教室での講義でも実学を徹底し,「役に立つことを役に立つよう」教えます。
 もう一つは,労働能力の再生工場としても役立つ点です。すでに他の大学・短大を卒業していながら自己のさらなる成長を求めている人,あるいは開業・起業の意欲をもちノウハウを学びたがっている人に,新しい力量を付与します。すなわち,新しい大学は「何度もおいしい大学」であり,時代の変化とともに大学自身も変化し,つねに役立つ存在であり続けます。