2000年

 つぶやき


3/1

◆ブルーチーズ
 夜,安物のブルーチーズを食べたら舌先がしばらくピリピリする。
 食中毒になるかもしれない,と少し心配したが,大丈夫だった。
 「鹿児島の男性孤独死」って新聞記事になるのはイヤだもんね。


3/2

◆頼まれ仕事半分終了
 友人から頼まれている翻訳(論文2本,随筆1本)の論文1本分を終了。
 ものすごくおもしろい論文っほどでもなかったな。
 友人へはメールに添付して訳稿を送ったが,彼が受信に失敗したときの用心に
 あるページに「
こっそり」載せておきました。


3/3

◆あらまほしきは
 家庭内で無線LANを構築する計画だが
 ISDNは日本だけで流行っている仕掛けらしく
 AirMacといった無線用機器と連結させるのは少々むずかしそう。
 ここらへんになってくると先達を近くで見つけるのも困難。
 Web上でQ&Aみたいなのを探しているが,これもなかなか見つからん。
 自分で勉強するのもだんだん面倒くさい年齢になった。
 ハードの学習は抜きで,ソフトの運用だけを楽しみたい。


3/4

◆宴会が続く
 一昨日は地元企業との懇談会。昨日は教員の定年退官記念パーティー。
 今夜は他学へ転出する教員の送別会。と,3月は宴会が多い。
 明日からしばらく上京するので,その後も続く宴会にはすべて欠席だ。
 学生もコンパをやりたがっていたようだが,今は何も言ってこない。


3/5

◆指定パソコン
 娘にiMacを買ってやろうと思っていたのに,本人から待ったをかけられた。
 入学する大学から東芝の「ノートパソコン」が推奨されいるからだそうだ。
 しかし,購入の呼びかけ文を読むと,
 講義の場面でノートパソコンが使われることはなさそう。
 東芝が何回か講習会を開き,故障時の代替機を提供するというだけ。
 今日,親の独断でiMacを買って帰ろうかと思ったが
 秋葉原はプレステ2の発売騒ぎで混雑していると聞き,
 ならばAirMacの相談もゆっくりできまいと判断。手ぶらで帰る。


3/6

◆ああ萩山駅
 30数年ぶりか,萩山駅に降り立ったのは。(娘の卒業式の帰り)
 萩山は国分寺から出るローカル線(西武線)の駅で,隣は多摩湖。
 大学3年の春,音大の女の子から「萩山駅に来て」と呼び出された。
 女の子からデートに誘われるのは初めてだったので
 大喜びで出かける。(デート用の服は友人から借りた)
 が,やってきた女の子は一冊の本を差し出し,
 「シマダさんに返して」と言い,くるりと背を見せて去る。
 シマダは学生寮で同室の男だ。
 帰ってシマダに聞けば「あれは一度しゃぶって捨てた女」だと。
 前夜デートコースなどを考えて一人で興奮したぼくもバカだった。
 萩山の駅で,今日しみじみと昔のバカさを懐かしむ。


3/7

◆未来だけを見る
 Webと活字,両方の編集にかかわる雑誌『編集会議』が創刊された。
 4月から地域研究所のWebPageと雑誌を編集する参考に,即購入。
 しかし,内容はありきたりで底浅のつまらぬ雑誌であった。
 糸井重里と原田(アップルジャパン社長)の対談はちょっと読ませるが,
 これもWeb新聞「
ほぼ日刊イトイ新聞」ほどの読みごたえなし。
 対談で「Webのいいところ」について原田はこう答える。
 「過去も見ない,今も見ない,未来だけ見て,次のことだけ考えて,
  ストレートに言える,これは凄いこと」
 こういう無邪気さ,いいですね〜。


3/8

◆頭悪そう
 むずかしい文章を読むと,その筆者を頭良さそうに思ったのは昔。
 今はむずかしいのを読むと「この人,頭悪いんじゃないの」と思う。
 フランス語の論文だってそうだ。
 今読んでいるのは,全体として話のつながりがよくわからない。
 推理するに,これは部分部分を先に書いて,後でつなぎあわせたもの。
 ワープロでは,そういう論文作成法があるけどね。
 読者に迷惑をかける論文ってのは一種の公害だ。


3/9

◆ i Book 買いました
 吉祥寺のT-Zoneで購入。
 色はタンジェリン,メモリーは64+128=192MBです。
 (メモリーの値段は19800円)
 10 Base-T のクロスケーブル(900円)も買い,旧型G3と結んで
 アプリケーションやフォントを入れましたが
 けっこう時間がかかるもんですね。
 無線LANだと,もっと時間がかかるらしい。
 てなわけで,今日の午後はこれにかかりっきり。
 昨日,今日と奥さんの帰りが遅いので,夕食がぼくが担当。


3/10

◆ IntelliMouse
 マイクロソフト社の光学式マウス「インテリマウス」はよい。
 おすすめだね。(6800円)

 昨日買ったiBookは今朝になってHDを認識しなくなった。
 マックOSにある「Finder」がいかれたらしい。
 HDを初期化せざるをえなくなる。
 昨日シコシコと入れたアプリケーションソフトその他も
 あらためて入れ直さねばならず,午後すぎまで時間をとられた。


3/11

◆ iBook の問題
 どうやらiBook(および新型PowerBook )には大きな問題があるらしい。
 機械が「スリープ」に入るとき,ハードディスクに悪さをするようだ。
 起動時にハードディスクを認識せず「?」マークが出るという問題が
 けっこうあちこちで発生している。(=HDの初期化が必要になる)
 アップル社もとりあえずの回避法を公式に紹介しだしたので
 さっそくそれに従う。
 昨日の問題はきっとそれだったんだろう。

 娘は不動産屋で受付のバイトを始めたが,
 午前中あまりに暇なので,iBookを取りにもどってきた。
 吹きさらしの売り立て地で一人キーボードの練習をするんだと。


3/12

◆ iBook の問題(2)
 マシンの調子は上々だが,
 ふと気づけばキーボードを囲む金属板に少しヒビが入ってる。
 見えるような,見えないような,微妙なヒビ。
 離れて見ればわからないから,ま,いいか。

 【いちおうの解決】(3.13)
 販売店に電話で問い合わせたら,店内の展示品もみな同様とのこと。
 金属板でなくプラスティック,ヒビというより「へこみ」なんだと。
 成形するための金型に問題があるってことかな。


3/13

◆変貌する日本資本主義
 というタイトルの本(宮本光晴,ちくま新書,2000年)を
 鹿児島にもどる飛行機のなかで読む。
 著者はほとんど同年で,大学院生活も重なっているはずだが
 顔写真を見ても見覚えがない。(どうでもいいけど)
 この本はなかなかタメになる良い本だと思うが
 「敬して遠ざける」とすべきを「啓して遠ざける」と書く。
 楽しく読んでる途中に膝カックンされたような気分。

 羽田までの電車・モノレールの車中では南博の本を読む。
 古本屋で買った『学者渡世』(文藝春秋社,1985年)
 高校生のとき南博にあこがれて,それで大学を選んだようなものだから
 彼の本を久しぶりに読んで,しみじみとしたかったのだが
 なんだか妙な自慢話ばかりでつまらなかった。


3/14

◆運転免許の有効年数
 快晴の朝,鹿児島市郊外の交通安全教育センターへ行く。
 30分の講習会を受けたら,有効年数が5年の人もいると知る。
 ぼくのは3年になっているので,係の人に理由を聞くと
 「優良」区分に入るには5年間無事故無違反が条件だが
 ぼくは4年半前に駐車違反をしているから「一般」区分だそうだ。
 たしかに「駐車違反」のキップを切られたことはあるが
 それは「まちがい」だと当時も警察官に申し出たし,
 事実,何の処分もなされなかったので,違反の「過去」はないはず。
 と,今日もそのことを述べて,5年更新を求めたら
 「4年半も前だからいいでしょう」ということで
 意外にもあっさりと区分を「優良」に変えてくれた。
 そして10分後,ゴールドカードを手渡される。
 壁に掲げられた標語「迅速,丁寧」を絵にしたような対応。
 県庁よりも県警の方がサービス機関としては上等みたい。


3/15

◆妹もインターネット
 ようやくというか,よくぞというか,
 とにかくiMacでインターネットを始めたようだ。
 自力でつないだというのが偉い。(プロバイダはTikiTiki)
 このページも見たと言う。(メールはまだダメらしく,電話で聞いた)
 「長すぎるので途中で読むのをやめた」そうだ。


3/16

◆ノイズの発生
 4月になったら地域研究所の所長ってのになるので
 いろいろおもしろいイベントをしかけて楽しもうと思っていたが
 どうやらそうもいかぬ模様。
 「クリエーティブなイノベーション」とぼくが思っていることは
 「デタラメなメチャクチャ」と見なされアイデア段階でつぶされそう。


3/17

◆揺れる飛行機
 電車の中ではすぐに眠れるのに飛行機では眠れない。
 このごろは多少平気になりつつあるが,それでも揺れるとダメ。
 このレベルをクリアすれば飛行機の旅はグンと快適になるんだがな〜。

◆卒業式
 息子の卒業式には日の丸・君が代なし。[朝日新聞の夕刊]
 右翼は拡声器で抗議して,けっこう大騒ぎだったらしい。
 ま,息子にとって思い出深い卒業式になったのはめでたい。


3/18

◆意外なところに読者
 身内や知り合いだけが読んでいると思ったら,そうでもなかった。
 んなら,もっと「内容のあること」を書かねば,とも思うが……


3/19

◆料理のレパートリー不足
 奥さんはまたしても旅行に出かけ(一泊だけど)
 入れ替わりに奥さんの姪が赤ちゃんをつれて泊まりに来た。
 それは育児疲れを癒すためなので,食事づくりはぼくが担当。
 ところが,一桁台の品目しか料理法をしらない。
 思い返せば10年前,パリで一人暮らしをした1年間は
 この貧弱な品数でずっと過ごしたのだから立派なもんだ。


3/20

◆添い寝は苦しい
 明け方6時頃,息子がトイレの帰りに「寝ぼけて」ぼくの布団に。
 昔だったら「おお,よしよし」とダッコしてやったところだが
 息子はもうほとんど父親と同じ背丈なので,ちょっと変な感じ。
 背中を向けたら,今度は足をからめてくる。重たいぞ。
 苦しいので,7時前に布団を抜け出す。(追い出された形)


3/21

◆鹿児島県の高等教育
 南日本新聞の連載記事「大学漂流」は辛口で,なかなかよい。
 国立の鹿児島大学に県の未来を託すのはむなしく,かつ愚劣である。
 鹿児島県全体の大学を「底上げ」するには
 県立大学が改革をリードする必要がある。
 ところが設置者(県知事)にそのアイデアも気迫もない。
 そして県職員は一様に「ヒラメ」状態。(上司の顔色しか見てない)
 今日,南日本新聞から電話でインタービューを受けたが
 担当記者の悲憤慷慨はそのままぼくのものであった。


3/22

◆The Soul
 姉が Dreams Come True のCD“The Soul”を送ってきた。
 彼女の娘が
販促用のホームページの作成に関わっているので
 ジャケットに娘の名前が小さく載ったのを見せたかったようだ。
 なお,上記のホームページは3月末で閉鎖されるらしい。
 ご覧になる方はお早めに。


3/23

◆先生は話が長い
 息子が4月から通う高校で「入学説明会」がある。
 生徒・保護者は体育館に集められ,先生方の話を聞かされる。
 概して紋切り型の話ばかりだが,どれも長い,くどい。
 ぼくも「先生」業をしているので,
 気づかぬうちに同じような「迷惑」を人にかけているのかもしれない。


3/24

◆バーサンはだんだん不気味になる
 奥さんの母親と同居しているが,このごろますます怪しい。
 台所にあるものを,つまみぐいするのはいいが
 手づかみで食べるのはやめてほしい。
 いちおう陰に隠れるそぶりは自尊心の名残か。
 みそ汁の鍋から豆腐などの具を手づかみで,
 蜂蜜はチューブをわしづかみにしてチューチュー……
 なかなか鬼気迫るものがある。


3/25

◆フランス社会思想研究会
 これはけっこう大事な研究会。(武蔵大学で開かれる)
 いつものことなので案内状をもたずに行くと,いつもの部屋は閉まっている。
 案内の看板もないし,守衛さんも「そういう届け出はない」という。
 小さな大学なので,くまなく見てまわったが,それらしい気配もない。
 しかたないので引き上げた。
 家に帰って案内状を読み直すと,研究会の開催日は昨日(金曜)だった。


3/26

◆翻訳作業終わり
 頼まれ仕事の翻訳(科研費による報告書作成用?)を終えた。
 「27日頃までに」という約束も果たした。
 文化遺産とは何か,保存するとは何か,について少し考える機会を得て
 それはよかったのだが,もとの論文は出来があまりよくなくて
 訳しているこちらの頭まで悪くなるような気がした。


3/27

◆創立50周年
 うちの学校もそうだというので,記念誌をだすことになっている。
 学科の改革の軌跡を18枚ほど書くのがぼくの担当。
 締切は今月末だから,もうすぐだ。
 しぶしぶ書き始めたが,う〜む,だんだん興に乗ってきたぞ。
 この分ではまた筆禍事件を起こしそう。(必ず誰かが腹を立てる)


3/28

◆原チャリを買う
 バイクに乗ると生きているのが楽しくなる,と信じているので
 子どもたちにも免許の取得をすすめてきた。
 その思いが通じて,娘も昨日,原チャリの運転免許をとったので
 今日さっそくスクーターを買いに行く。(ヤマハのVino)


3/29

◆ I E 5
 Explorerのマック版もようやく5.0になった。
 さっそくダウンロードした。使い心地はまあまあだね。
 i Book用のMOも購入した。(Olympus Turbo MO 640)
 SCSI-USB変換アダプターつきで,つまり中途半端な製品。
 旧型のマックにも使えるように,と貧乏人根性が顔を出した。


3/30

◆原チャリ初乗り
 奥さんが乗り方の練習。ぼくは息子のバイクに乗って付き添う。
 奥さんの新しい職場まで(4月から国分寺)。
 自動車通勤はダメなので,スクーターで通おうかな,という。
 娘が貸してくれればの話だが。


3/31

◆帰りの航空券
 鹿児島に帰る安いチケットを買っていたが(大学生協で)
 羽田に行ってから,よく見ると鹿児島発・東京行きのチケットだった。
 行き先変更不可なので,しかたなく新しいチケットを正規料金で購入。
 空席があったので鹿児島に戻れたが,大損をこいてしまった。


過去の記事:
1998年1999年
2000年1月2月

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