2000年

 つぶやき


11/1
◆心因性?
 国立の九州循環器病センターに行く。
 こういうときに限って体調がよく,血圧も70〜117と正常。
 医者の診立てでも,「原因はストレスかな〜」だと。
 軽めの精神安定剤を処方してもらった。

11/2
◆休息第一
 一時,「老人性」と称して,早起きを「自慢」していたが
 今日は9時から会議なのに,布団から出たくなかった。
 会議のあとは授業が3コマも続き,休まる間もない。
 夕方,上京するため空港へはリムジンバスで行く。
 空港までずっと眠れたので,自分の車じゃなくて正解。

11/3
◆『ボートの三人男』
 あらゆる病気の前兆・症候が自分に当てはまると思いこむ男。
 "Three men in a boat" はそういう男を主人公にしたイギリスのユーモア小説。
 中学生のころ,田舎の公立図書館で見つけ,冒頭部分のみで放棄。
 大学時代は英文テキストで再読するが,これも出だしのみ。
 今日,ひさしぶりに読んでみると,これがおもしろい。
 ようやくイギリス風のユーモアがわかる年頃になったんだろう。
 と思いながら,これまでの習慣どおり,前半部分のみで本をおく。

11/4
◆禁煙
 10月30日からタバコを吸っていない。
 禁煙を決行しているわけではなく,ただ単に吸いたくないだけ。
 体調が回復してからもこの気分が続けばおもしろい。

11/5
◆誰もいない
 家族のところに戻っているが,家にいるのはバーサン(妻の母)だけ。
 日曜日なのに。(日曜日だから?)
 外では市民祭(一橋の大学祭と共同)をやってる。
 子どもたちが小さかったころは一緒に見て歩いたもんだが。
 さて,夕方になったのでバーサンのために夕食の準備をしよう。

11/6
◆自律神経失調症
 集英社の宣伝誌『青春と読書』11月号に漫画家の本宮ひろ志が書いている。
 「突然心臓が不規則な早鐘を打った。
  訳も解らぬ恐怖感が体中に沸いてくる。
  私は,この後二十年近く“自律神経失調症”という,
  人に説明しようのない病を背負うことになる。」
 懐かしい言葉だ。これって今でいえばパニック症候群ね。

11/7
◆ベンヤミン
 リハビリを兼ねて,ベンヤミンについての解説本の翻訳を始めた。
 こういう仕事にはタバコが付きもの,というのか
 つい無意識のうちにタバコを探してしまう。

11/8
◆自転車に乗って
 国立の九州循環器病センターへ,血液検査の結果を聞きに行く。
 コレステロール値が高いほかは異常なし。(血圧は66〜102)
 運動のため,そのまま自転車で学校に向かう。
 これから毎日,晴れた日はチャリ通にしようかな。(片道5キロ)

11/9
◆更年期
 男にも更年期がある,といい,あんたのはそれだ,ともいう。
 かもしれないが,更年期がどういうものなのかは未詳のまま。

11/10
◆ふせパン
 アメリカにいる友人(熊本生まれの日本人)から質問のメール。
 「ふせパン」を知っているかという。
 「何,それ?」と逆に質問すると「つぎあてのあるパンツ」だと。
 長いこと標準語だと思っていたんだそうだ。

11/11
◆安ワイン
 タバコを吸ってない反動か,酒をよく飲む。
 いわゆる寝酒ってやつを200mlほど,ぐいと飲む。
 酒が全然飲めなかったのは昔。いまじゃ,これだ。
 といっても安ワインだから,あまりかっこよくないけどね。

11/13
◆禁煙の効果
 タバコを吸わずに2週間が過ぎたが,これといって効果なし。
 禁煙すると食事がおいしくなるという説もあるが,それはない。
 タバコを吸っても吸わなくても,不快な気分は勝手に襲いかかる。

11/14
◆男性割引
 映画「Space Cowboy」は毎週月曜に男性割引(1000円)。
 というので昨夜,見に行ったら,観客総数は6名だった。
 観客動員を狙う点で男性割引はやはり効果小。

11/15
◆水分補給
 このごろ流行の説=「血をサラサラにするために水を飲め」。
 とくに睡眠中に出る汗で明け方は血が濃く,脳梗塞の危険が……。
 で,寝る前に水を飲むと,やっぱり小用で目が覚め,どうも寝が足りん。

11/16
◆コンパ続き
 昨夜は二部の学生と飲み,今夜は一部の2年生とキムチ鍋。
 今夜は我が家に集まるので,夕方あわてて掃除に帰った。
 ドアも開けておいたので,いま学生たちは勝手に上がり込み,準備をしているはず。
 一部の1年生も忘年会をしたがっているが,これは来月に。

11/17
◆お泊まり
 昨夜来た学生たちは全員そのまま泊まってしまった。
 こちらは一人早寝をし,そして早起きして出勤。
 学生たちはまだ寝ている。(何人かは明け方ごろ帰ったようだ)
 昼過ぎ,戸締まりをするために一度戻ろう。(夕方上京)

11/18
◆冬の星座
 家族のところ(国立市)に戻っても,喜んでくれるのは犬だけ。
 せがまれて散歩に出れば,夜空の星は鹿児島で見るより明るい。
 というか,鹿児島ではあまり夜空を見上げたことがないような気がする。

11/19
◆コタツ
 日曜日は例によって誰もいない家の中。一人コタツでうたた寝。
 でも,元気回復にはこうした「動物的な休息」が必要なんだ。

11/20
◆寒い
 冷たい雨のなか,昼食の準備のため買い物に出る。
 気分が悪くなるほどの寒さに,方針変更。
 昼食はつくらず,ファミリーマートの肉まんで昼をすませる。

11/21
◆ベンヤミン解説本
 今村仁司『ベンヤミン「歴史哲学テーゼ」精読』(岩波現代文庫)を読んだ。
 昔から思っていることだが,今村仁司が書くものはイマイチおもしろくない。
 ぼくがいま訳している本も同じテーマを扱っているが,少しはましかな。

11/22
◆デイ・ケア
 毎週,水土はバーサンがデイケアセンターに行く日。
 ほっとするね。

11/23
◆夢から覚めて
 小さな学科でもサービスの質では「日本一」をめざしていたころ
 本気で「わしらの潜在パワーを見抜けないやつはバカだ」と信じていた。
 いまちょっと距離を置いて自分たちの姿を眺めてみると
 設置者(県)がわしらを軽んじている理由もわかるような気がする。

11/24
◆食欲
 バーサンは食べたことを忘れるようになったみたい。
 2時間半おきに「お腹が空いた」という。
 昼はハンバーガー2個,3時には肉まん。5時半にラーメン。
 いずれもペロリと平らげたので感心した。

11/25
◆少し模様替え
 冬弓社という出版社が「思考のためのポータルサイト」を開いた。
 このページも紹介されている。
 (リンク集>哲学/思想>テーマ別 に掲載)
 メールでそれを知らされて,あわててページの模様替え。
 突然の来客にあたふたと部屋の片づけをするようなもの。

11/26
◆腹まわり
 このごろ流行のユニクロでジーパンを買ってみたが
 そのとき何を考えたのか,ウェスト30インチのを選ぶ。
 通常は29インチだから,あんのじょうユルユルだ。
 この方面でも「ゆるさ」を求める年齢になったのだろうか。

11/27
◆リゾート気分
 十日ぶりに帰ってきた鹿児島は暖かい。
 冬になると,鹿児島で暮らす幸せがしみじみとこみあげてくる。

11/28
◆乱雑な部屋
 古本屋で「この本はすでに持っているはず」と思い,買わず
 鹿児島に戻って部屋中探してみると見あたらぬ。
 すると,ますますその本の必要度が高く思えてくる。

11/29
◆逆風に向かって
 いや,自転車をこいでいると汗が出るというだけの話。
 そのせいで風邪を引きそうな気がする。
 明日は大隅半島に渡るので自転車通勤はなし。

11/30
◆内之浦の国民宿舎
 過疎地での調査,3回目(最終回)が済んだ。
 夜は豪勢な食事を……と思うが,なにしろ国民宿舎。
 建物はきれいだが,食事はやはり料金相応の内容だった。

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