◆山を越えた 朝7時,内之浦を発ち,午前中には鹿児島に戻れた。 これで商工会連合会がらみの調査も終わりだ。
◆言うまいと思えど 採用人事では,その組織の身の丈にふさわしい選択がなされる。 選別する側は自分の理解しやすい人をとりがちだから 小規模校はますます縮小再生産の過程に入る悪循環。
◆博士養成システム 人事面接で知ったのだが,九州大学って良い大学だ。 大学院生に対する教員の指導が「手厚い」。 既存の研究のすきまを狙わせ(手堅いテーマを与え) 5本ほどモノグラフ(論文)を書いたら一本にまとめさせ それを「博士論文」にしたてるよう指導する。
◆ベンチャー 夜間部の学生向けの講演会があり,その後,講演者と懇談。 講演者は鹿児島の青年会議所理事長で,話はなかなか有益だった。 こういう人の話を聞くと世間が拡がるね〜。
◆ひんよく 講演会の冒頭,同僚の教員が紙を見ながら講師を紹介。 「貪欲な向上心」を「ひんよくな……」と読む。 思わずイスからずり落ちそうになった。
◆朝シャン 自転車通勤のデメリットは,朝シャワーが浴びれないこと。 冬場,シャワー後に自転車に乗ると風邪ひきそう。 だから,髪の毛ボサボサのまま通っている。
◆夜道 研究室を引き上げるのは夜遅く,というパターンは今も変わらず。 夜道を自転車で走れば,何かおもしろいことに出会うか? それが何もないんだな。夜間工事ばかりで。
◆ゼミ指導 夜間部のゼミの一学生が,合宿やコンパに参加できないと告知。 心理的・生理的な問題で参加不能なのだ。 しかし,夜間部のゼミは集団活動を「売り」にしようとしてたので 不参加は困るが,ダメな人をムリに引き込むのも避けたい。 結局,この人だけを個別指導という別枠に入れることにした。
◆ゼミ合宿 大学会館で第二部のゼミの宴会,の予定なのに学生が来ない。 教員ひとり,やきもきしていたが,7時半に全員そろう。 キムチ鍋が終わったのは11時すぎだった。 学生たちは大学会館に泊まり,教員は研究室で泊まる。
◆ドライブ 朝7時半,学生に起こされ,8時半に出発。 目的地は霧島の「アートの森」(今年10月オープン)。 栗野岳温泉にも寄ったが,お湯には入らず。 夕方6時,大学にもどって解散。
◆忘れていた 昨夜は学科の忘年会があったそうだ。 欠席したのは忘れていたから,というか,知らなかったから。 お知らせの紙を前にもらったような気もするが 少なくともメールや電子掲示板でのお知らせはなし。 内部通知の媒体は紙,という方針にもどったことを忘れていた。
◆雑務 大学改革に向けて過去の営みを総括するしごとを引き受けている。 いわゆる自己点検・自己評価の文書づくり。 夏まではけっこう燃えていたが,いまはさめた。 熱はさめても,しごとは終わっていないので,気が重い。
◆ママチャリ 鹿児島も寒くなったが,その寒風をついて自転車通勤。 だんだん本気になってきたのでママチャリでは不満。 本格的なやつを買いたくなったよ。 そして中国人みたいに雨の日もカッパを着て走るんだ。
◆理髪店 床屋にいくと必ず志賀直哉の短編小説を思い出す。 床屋のオヤジがカミソリで客の首を切る話。 思い出すだにぞっとするが,今日はとくに怖かった。 オヤジの知り合いなのか,変な男がいて,その挙動が怪しい。 熱湯の入ったヤカンをもって店内をうろついたり つぶやく言葉も濃厚な鹿児島弁で,まったく理解できない。 こちらはヒゲ剃りの最中。冷や汗がでる思いだったよ。
◆卒論指導 ゼミの学習目標=「変なことを考える力」だが これが難しいみたいで,学生の発想はどうしてもフツーっぽい。 もっとトンデモナイことを考えてほしかったな。
◆あけすけ 昨夜は1年ゼミ生と居酒屋でコンパ。 下品な下ネタのあけすけな質問と会話。 「先生は○○はどうしてますか?」などと平気で尋ねてくる。 これまでのゼミにはなかった現象。 露骨で平気なのは,学生がオバサン化しているからか? この種の「トンデモナイ」パターンはあまり好きじゃないな。
◆田舎の短大 IT絡みで学科改革を進めようとしたのは昨年まで。 とてもそんな力はなさそうだ,と最近気づいた。 力がなくとも気力があればまだしも,それさえない。 「名前を売る」という方針の意味も理解されちゃいない, 新しいことには慎重に,という田舎者の集団。
◆イントラネットの行き詰まり LAN環境に乗じて数年前,学科内の連絡・通信網を整えた。 スケジュール表や会議室(BBS)をWeb上に載せたし 最近ではメーリングリストでも意見のやりとりができる。 しかし,利用する教員はごく少ない。 それどころかイントラネットそのものに否定的な教員が多数派。 教員がこれじゃIT教育もおぼつかない。 最近,商経学科のページから学生のページにリンクが張られ これでようやく体裁の面で文学科に追いつけた。 さんざん努力して到達した地点が文学科のレベル(笑)
◆グチのはけ口 私の同僚はみな善い人ばかりだが 残念なことに大半は頭が悪い。 学科長だったときは同僚をみな優秀だと本気で信じていた。 ふつうは逆だろうけど,管理職のときは目が曇っていた。 で,今はグチをこぼしたくなることが多い。 グチは内部専用のBBSに書くべきだが,それが閉鎖されるので こういう「公」の場で少しこぼすわけ。 [ゼミ学生から「こんなグチこそ検閲削除されるべきだ」 と,まっとうな指摘を受けました。――12/19補記]
◆ゆるいぞ 深夜のコンビニで,ケバいオバサンが携帯電話で会話してた。 携帯を使う人ってのは頭悪そうに見える。 公の場で話す姿そのものが「ゆるい」。 そういえば教員同士の会議中に着信音をならす人もゆるい。 モバイルギアをJR中央線のなかで使う男もゆるかったな。 まとめていえば「これ見よがし」な姿はゆるい。
◆冷たい仕打ち 文学科は入試作業の日程を教員間で調整した。 私の属する商経学科は調整を認めなかった。 1月4日には鹿児島に戻ることが義務づけられた。 冬休み中,私は東京にいる家族と過ごしたいと思っている。 そのことは同僚も知っているが,日程の調整に応じる人はいない。 私が同僚からどう遇されているか,これでよくわかるだろう。 しかたなく納得し,それにしたがって1月の日程を決めた。 たとえば夜間部の学生との新年会を1月6日にした。 すると,先ほど事務局から「5日の予定は12日に変更」の知らせ。 何じゃ,それならそうと早く言え,という感じ。
◆いまさら 鹿児島に戻る日は予定を変えてもよいとわかったが 夜間部の学生は1月6日の会を楽しみにしているようなので とても変更することができない。(調整不能) というわけで,やはり1月5日には鹿児島にいる。
◆ボキャ貧(これも死語) 「良妻賢母」を知らない学生がいたので驚いたが 人ごとではない。教員だって怪しいもんだ。 「貧すれば窮する」とか言う者がいた。 「貧すれば貪(どん)する」+「窮すれば通ず」の合成か?
◆上京 空港までリムジンで行く(愛車ミゼットは学校に置く)。 眠りたいんだ。(自分で運転するのはめんどいし) でも,家族のところに帰れば夕食づくりを期待される。 得意のビーフシチュー。(材料だけは準備されてた)
◆イブ 一日中,テレビみて,ビデオみて,休息。 子どもたちは3人ともそれぞれに外出。 高1の息子にもガールフレンドができたのだ。
◆ストライクゾーン 松沢呉一『熟女の旅』で世の中には「許容範囲」の広い人がいると知る。 今日,さくら銀行国立支店でお金をおろす長蛇の列に並び 退屈しのぎに客の顔を眺めていると ほとんどの人が私のストライクゾーンを外れる。 思ったよりも自分は「狭量」な人間だと気づいた。 [しかも,行内を妙な目つきで眺めまわす怪しいオヤジ]
◆IT 近刊の新書『IT革命?そんなものはない』(洋泉社)を読む。 流行モノに冷水をかけるタイプの本は好き。 しかも読めばうなずかされることが多い。 しかし,鹿児島ではまだITで十分商売になりそうだ。 鹿児島で大事なのはIT関連の交付金・助成金。 けっこうどっさりお金が落ちてきそうだから それを目当てにうちの学科も来年は商売するぞ〜。
◆暗点 昨夜12時ごろ,またしても「視野」に異常。 これまでは午前中に出ることが多かった。 夜は初めてなので少し驚き,あわてて寝た。
◆年賀状 レンタルのビデオを観るので忙しく,年賀状はまだ。
◆プリンタ 年賀状づくりに精を出せばプリンタに不具合。 新しいものに買い換えるべきとも思われる。
◆また暗点 午前中,視野に異常が出て,不愉快なので横になる。 30分ほど目を閉じていたら復調。
◆先達 マックの専門店(Plus Yu)にプリンターを買いに行く。 店員と相談したら,問題はプリンターというよりプラグ。 USBという規格のプラグを作動させるソフトの問題。 プリンタ購入はそこを調べてからにすれば,とのアドバイス。 帰宅して助言どおりソフトをダウンロードしたら上首尾。 自分もマックについてはちょっと詳しいと思っていたが まだまだ未熟者だと知らされた。
◆年の瀬 昨日の店でプリンタを買った(EPSONのLP-900,¥37,000) 大晦日の夜だが,家にいる子どもは高校生の息子のみ。 その兄と姉はどこかに遊びに行き,帰りは明日になるらしい。
過去の記事:1998年1999年2000年1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-11月
Back to Home