2001年
 つぶやき

5/1

◆煙害
 バーサンもデイケアセンターで,家には誰もいない。
 昼は外で食べようと,ラーメン屋に行けば
 隣に座ったオヤジのタバコがウザい。
 思えば禁煙して6ヶ月と1日が過ぎた。
 いつのまにか煙害を覚える側にまわっている。


5/2

◆中国語
 テレビ講座用のテキストを買う(すでに終わった4月分も)。
 今年は「中国の年」と勝手に決めたので言葉も学びたい。
 中国語は一にも二にも発音といわれるが
 どうせ耳には自信もないし,あまり気にすまい。


5/3

◆のらない
 連休は半ばだが,それなりに休養したのでもういいって感じ。
 じつは家内作業(いわゆる研究)に必要なものを
 鹿児島に置き忘れたと知って,気が萎えた。
 もちろん,それなしでもできることをやればよいのだが
 こういうことにもノリってのは大事だからね。


5/4

◆火事
 白昼,近くの八百屋(休日閉店)が全焼した。
 鎮火直後,たまたま通りかかって事件を知る。
 消防車がたくさん出動し,道路は渋滞。
 なのに,野次馬は少ない。
 サイレンの音など聞こえなかったから当然だろう。
 どうして消火活動がこんなに静かなのか,そこは不思議。


5/5

◆File Maker
 TBSの「News 23」のスポンサーに File Makerが名を連ねる。
 パソコンソフト File Makerの愛用者として何だかうれしい。
 職場でもその便利さを吹聴しているのだが
 ほとんど誰も耳を傾けてくれない。
 しかし,テレビ番組のスポンサーになってるぐらいだから
 世間ではけっこう売れてるってことだろうか?


5/6

◆シャワーの修繕
 風呂場のシャワーの不具合がひどくなったので修理。
 ヘッドやホースばかりでなく,モンキープライヤーという道具も
 新しいのを買って,作業は気持ちよく進む。
 日曜大工なんて不得意だったのに,いつのまにか成長した私。


5/7

◆さすが東京
 鹿児島への帰路,朝のJR中央線車内で見かけた女性。
 立ったままノートパソコンを開いている。
 カードみたいなのを挿入してインターネットにつないでいる。
 これ見よがしというより,ひどく切羽つまった感じ。
 その姿には何だか悲しいものがあった。


5/8

◆さすが鹿児島
 昨夜は暑くて寝苦しかった。
 今日は講義が3コマ続いて汗だく。


5/9

◆CGI
 CGIとかいう仕掛けで電子掲示板の作成を試みる。
 これまで何度も挑戦しては失敗してきたが
 あれれ,今度はうまく動いたぞ。
 しかし,まだ人様にお見せするほどのものではない。


5/10

◆Eureka?
 CGIによるBBSの作成でうまくいかない点がある。
 今朝早く,ふと目を覚ましたときアイデアがひらめき,
 謎が解けたような気がして,急ぎ学校へ。
 しかし,このアイデアも問題解決にはつながらなかった。
 ワクワクしながら自転車のペダルをこいで来たんだけどな〜。


5/11

◆草刈り
 いよいよ「家の周りは草ボーボー」の季節がめぐってきた。
 朝,出かける前に少しずつ自分で「刈って」いる。
 といっても「通り道」にあたる部分のみだから
 そのうちシルバー人材センターあたりにお願いしよう。

[余談]初夏の光が眼にまぶしいと思ったら閃輝暗点だった。


5/12

◆寝苦しい
 ベッドに入って村上龍『イン・ザ・ミソスープ』を読む。
 本のまんなかあたり,殺戮シーンで読むのをやめる。
 つまり,きわめて不愉快な気分にさせられてから寝た。
 おかげでなんだかよく眠れない。
 翌朝,遅く起きて,この本を最後まで読むと
 それなりの「オチ」というか,まあ納得できる。
 こんなことなら昨夜のうちに読み終えておけばよかった。


5/13

◆大野イズム
 NHKのドキュメンタリー「常識の壁をうち破れ」を観た。
 サンヨー鳥取工場が生産方式を根本から改める話。
 指導するコンサルタントのおっさんは大野耐一の信奉者。
 大野耐一はトヨタの生産方式(カンバン方式)の発明者で
 ぼくがかつて翻訳した『逆転の思考』(1992)でもその名が頻出する。
 しかし,昨夜の番組はトヨタ方式が解体されていくありさまの紹介だった。
 集団による分業ではなく一人で製品を組み立てる。
 いわゆるVOLVO方式だ(その名は出なかったが)。
 分業は生産効率を高める,という常識が崩されてゆく。
 大野イズムが大野イズムを超えてゆく話で,興味深かった。
 さらに興味深かったのは,サンヨーの工場内にあふれる軍隊式のふるまい。
 「革命的」な生産方式とのコントラストの大きさ。


5/14

◆閉店セール
 国道3号線をはさんで学校の対面にあるスーパーが近日閉店。
 全品3割引というので夏用のパジャマを買った。
 この店がなくなるとその駐車場を利用した町内会の祭もなくなる。
 うちの学園祭と合体させれば,というアイデアも浮かぶが
 いま学内の雰囲気では呼応する者は少ないだろう。
 教職員も学生も,皆それぞれイッパイイッパイの状態だから。
 こうして町も学校もともにさびれてゆく。


5/15

◆老人性早起き
 昨日・今日と朝6時半に目が覚める。
 1年ほど前なら,そのまま起床して学校に行っただろう。
 しかし,そんなことをするとやがて体をこわす。
 だから,トイレで小用をすませてベッドにもどる。
 これが初老の正しい生活スタイルだ。


5/16

◆経営学
 ドラッカーの本はまだしも,『ナレッジ経営』などはいかにもキワモノ。
 これらの本を読むのは,地学連携の志向が自分の中にあるから。
 つまり,地域のお役に立つ学科作りが気分として残っている。
 しかし,それはいかにも「余計なこと」である。
 自分の「本分」を外れているだけでなく
 学科にとっても「余計なお世話」だ。


5/17

◆ガスト
 近所にファミレス「ガスト」ができた。
 週末のみならず,ほとんどいつも満員なので
 前を通るたびに,ぜひ一度入ってみたい,と思ってきた。
 その思いは今日ようやく実現。
 平日の昼間のガストはおばさんでいっぱいだ。
 たいしておいしくもない店になぜ人が集まる?


5/18

◆学者は芸者
 城山観光ホテルへ講演会を聞きに行く。
 「21世紀に向かう中小企業」という題目。
 講演した関満博(一橋大)は話がうまい。
 しかも,話を聞いて「もうかった」ような気分にさせられる。
 「学者は芸者(でなければならない)」という説もあるが
 関などにはたしかに芸がある。


5/19

◆あぜ道ギャラリー
 鹿児島市の中心部を少し外れた旧青線地帯の
 路地そのものをインスタレーション作品とみなし
 その風情を楽しむ催しが開かれている。
 路地に芝生を敷き詰めて,あぜ道ギャラリーと称する催し。
 昨夜,二部のゼミ生を連れて行く。(来週は一部)
 わけのわからぬことをして楽しもうという人々が
 この鹿児島にもいるんだ,ってことを知らせたかった。


5/20

◆新しいBBS
 日曜日とはいってもやるべきしごとはあるのだが
 このところ気になっているCGIによるBBSづくりを
 またしても手がけて一日を過ごしてしまった。
 おかげさまで,ようやく意図に近いものができた。
 それは→こんな感じのもの


5/21

◆Comme au Ciel
 自転車で帰宅する途中の,真夜中近くでも開いている店の名。
 言葉の意味は「まるで天国」かな。
 店の正体は喫茶店? スナック? バー?
 正体は不明だが,怪しい明るさに引かれて入ってみたい。
 通りすがりにフラフラと入店,なんてことをしなくなって久しい。
 ひとりで本や雑誌を読むだけなら研究室の方がまし,だからね。
 でも,昔みたいにムダっぽい時間の使い方をしてみたい。


5/22

◆風邪?
 夕方から体がだるいような,熱があるような……。
 天気予報が雨だったんで車で来ているから,もう帰ろうかな。
 今日,火曜日は授業が3コマ続き,疲れたことは疲れた。


5/23

◆平熱
 昨夜,熱を測ったら36.7度だった。
 平熱はそれよりも低いはずなので,早々と就床。
 宮部みゆき『理由』(3年前の古本で300円)を読む。
 読み終えて別の本(ミステリー)にも手を出すが
 さすがに2冊目は冒頭のみでダウン。


5/24

◆やることがない
 街中にある「ソフトプラザ」の一室を借りているので
 今日はそこでゼミ(一部生)をする。
 じつは,もうゼミで教えることは何もない。
 だから,せめて場所でも変えて,時間を過ごそうというのが狙い。
 ゼミ活動によって何を学生に獲得させたらいいのかわからない。
 学科としても,教育目標についてのコンセンサスがないから
 何をやってもよいのだが,やる気のない学生と
 やる気のない教師が合うと,こういう「お遊び」しかやることがない。


5/25

◆犬の散歩
 明日,学会の用があるので上京した。
 夜11時すぎ,家族の要請で犬を散歩に連れだす。
 近所のアパートの玄関先で外国人の男女が話し合ってる。
 どうやら洗濯機の調子が悪いらしい。
 さらに行くと,車に乗った外国人に道を聞かれる。
 なんだか,やたらに外国人が多くなった感じ。


5/26

◆競争的環境?
 えびす駅界隈にはラーメン屋が多いと聞いた。
 ならば互いに競争しあうのでおいしい店も多いはずだが
 そうでもないんだな,これが。
 今日入った「香月」も値段が700円とやや高めなのに
 味はただ塩っぱいだけ。(麺やチャーシューは合格だが)
 国立に戻れば,駅前のラーメン屋「丸信」が消えてた。
 かつおだしのスープをもう味わえないと思うとさびしい。


5/27

◆息子の外泊
 息子も21歳だからカノジョのところに泊まるのは理解できるが
 その前にカノジョの母親もまじえて食事をするってのがな〜。
 母親とは食事後に別れるとしても
 そういう「きちんとした」つきあい方ってのはな〜。
 ぼくの好みにあわない。
 息子もそれを察知しているのか,ぼくには何もいわない。
 自分の母親には「何でも」しゃべっているという。
 良い子気質から脱却できとらん気がする。


5/28

◆無頼派
 鹿児島にもどる機内で,チャールズ・ブコウスキーを読む。
 『勝手に生きろ!』(文庫になったばかり)を空港内の本屋で見つけ即購入。
 例によって,全体に漂う脱力感がいいな〜。
 こういう風に力を抜くのはなかなかできない。
 しかし,こういう人と友だちになるのもむずかしそうだ。
 さらに身内(たとえば息子)にこんな人物がいたら
 やっぱり笑っちゃいられない気もする。


5/29

◆そうめん
 昨夜,なぜかむしょーに「そうめん」が食べたくなり
 スーパーでビン入りのめんつゆ,その他一式を買い込む。
 一人分をゆがいて,テレビを相手に一人しみじみと食す。


5/30

◆雨合羽
 そろそろ梅雨に入ったのか,雨が続く。
 だらしないことに,それを理由に車で通勤。
 本来なら中国式に雨合羽を着て自転車に乗らなきゃ。


5/31

◆眠い
 なぜか6時に目覚めたので,そのまま起床してゴミ出し。
 コーヒーを飲みながら,ビジネス小説『ザ・ゴール』を読破。
 だもんで,自転車に乗って学校に向かったのは8時過ぎ。
 研究室にいると,ひたすら眠たい。


過去の記事:
2001年---4月
2000年---------10-11-12月
1999年
1998年

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