◆地域活性化 昨年にひきつづき今年も「地域活性化事業」に協力する。 昨年は屋久島・内之浦・宮之城だったが,今年は奄美大島と東市来町。 ゼミ学生にアンケート調査をさせるが,今年は「謝礼」が出そう。 問題は学生が「乗る」かどうかだ。
◆茶店 土曜出勤したものの,家に財布を忘れ,昼食をどうしようと思った。 バッグの底に1600円入りの封筒(何の金?)をみつけ,ラッキー。 でも,今日は早く帰ろうかな。(サッカーの日本vs.カメルーンもあるし) 帰る途中,喫茶店に入り,かねてのプランどおり影のある男を演じよう。
◆もずく 昨夜はどこにも寄らず,スーパーでご飯と総菜を買い 自宅のテレビでサッカーを観ながら夕食。 もずくという酢の物も食べたが,こんなもの昔は口にしなかった。 大学院時代,先生が飲み屋でよく「もずく」を注文したので それから口にするようになったが,好物でもない。 昨夜はムショーに「もずく」の酸っぱさを味わいたかったのだ。
◆iBook[Dual USB] 昔のWin PCよりも動きがトロい,などと 同僚から酷評される。(涙) でも買う。
◆会議 職場の各種委員会を会話の場として楽しみにしている人がいる。 嫌な人だと思っていたが,だんだん自分もその仲間に。 嫌われ者がたどりつくのは同じ場所だった。
◆生きる術 嫌われ者のまま平気で生きていく術を学ぼうと思い その模範的な人物(超嫌われ者)の姿を見て習おうとするが こちらの胆力不足のせいで,同席しても直視できない。 おぞましさを先に覚えて,ついつい目をそむけてしまう。
◆DVD うわさにたがわず,けっこうきれいな画面だった。 世間の流行から1年以上も遅れて,ようやく体験。 同僚から借りた「TOY Story 2」を観て夜更かし。
◆ところてん 夜間部のゼミがあるので,サッカーの試合は録画しておいた。 帰宅して,ところてんを食べつつ,しみじみと観戦。 豪雨のなかの日本・オーストラリア戦を楽しんだ。
◆避難場所 市街地にあるソフトプラザの一室で午前中と夕方を過ごす。 学校の研究室が騒がしくなったからでもある。 隣室で「鹿児島キューバクラブ」が土曜日に開催。 参加者が増えたのはいいことだが,話声が響いてくる。 学校は経費節減でエアコンの主電源を切っているから ドアや窓を開けないと暑くてやってられないのだ。 事情は理解できるので,こちらが避難することにした。 廊下に響きわたる下品な大声の主は隣室の教員でも学外者でもない。 隣室の教員と親しい別の教員だと思われる――そいつが問題。
◆拠点を移す 学外でしごとするのに必要なものはあらかた運んだ。 授業(火・木)と委員会がある日以外はここにいよう。 それにかかる諸経費(光熱費など)はもちろん自腹。 ホワイトボードも自前で揃えたから,ゼミだって開ける。 映画館や喫茶店が近くにあるから,遊ぶのにも便利。 これで寝袋さえあれば家に帰る必要もない。
◆家のゴミ 訪問者がいないと部屋をきれいにしようという気も起きぬ。 しかも,このところテレビでサッカーを観戦する日が続き 弁当屋やスーパーで買った弁当のトレイがあたりに散乱。 食べ残しその他から出る不快な臭いが家中にあふれる。 月曜日は生ゴミの収集日なので,いちおう袋につめたが こういう日に限って寝坊をしてしまう。 午前8時の収集時間(早すぎるぞ!)に間に合わず。 次回は木曜だから,それまでこの臭いに包まれて暮らす。
◆DVDソフト フランス映画「奇人たちの晩餐会」をDVDで観たい。 昨年,上京したときレンタルビデオで観て「感動」したから。 DVDは定価が4800円なので,買うのにちょっと躊躇する。 まさか鹿児島のビデオ屋にはないだろうと思っていたのに 昨日,近所の店に立ち寄ってみると2本もあり,驚いた。 が,ビデオ屋のはDVDではなく,しかもレンタル料金が390円。 というので,生協に注文してしまった。(これ論理的?)
◆合弁事業 ITベンチャーの起業家たちはおしなべて経営の勉強が足りない,と あの(ほらふきの)大前研一も言うが,これは正しいだろう。 三鷹市のシニアSOHO普及サロン の例もあるように 経理・法務・営業のベテランである高齢者を活用する手。 鹿児島はこれを学ばねばならない。 そこへわが商経学科がコーディネーター役で登場するのだ。
◆節約 かつては研究室の電気をつけたまま外出しても平気だったが このごろは経費節減の「思想」にかぶれて 少なくともソフトプラザにいると日中は電灯をつけない。 エアコンだってOFFにして,窓を開け放つ。 おまけに,つい廊下の電気まで消したりする。
◆論文の信用度 地域活性化のヒントを得ようと月刊誌『地域開発』を読む。 日本政策投資銀行関係の雑誌で,3月号は「元気な中小都市」特集。 「大学を核とする中小都市の地域づくり」という論文は 各地の産官学連携を紹介するものなのだが 読み進むと鹿大の地域共同研究センターの話が出てくる。 「敷居が高いと言われがちな国立大学を地域に密着したものとすべく」 「コミュニティビジネスへのソフト面の支援を行う……」 とか書いてあるので,それまでの記述も信憑性を一挙に失う。 半政府機関の刊行物も記事の大半はこういう眉唾ものなんだ。
◆Booze めいめいが酒を持ち寄って開くパーティ(仏語なら le boom)。 職場の同僚(教職員)が集って,他愛もない話にうち興じる。 このごろ商経学科の教員はほとんど参加しない。 その点,事務局の職員は偉いぞ。 3年ほどで異動するが,ここにいる間は楽しく過ごそうとする。 その軽やかな心構え,交わりの淡きこと水の如し。 事務局次長が山奥の渓流で釣ったヤマメ13匹を提供。 初めて食べたが,そのおいしさにもしびれた。
◆鬼畜系 末森健『喰える女拒まず』(鉄人社,01年5月)は良い本だ。 53才のチビ・デブ・ハゲ男がテレクラに励む実録物。 有名な成田アキラのテレクラ漫画でも感じられることだが 「ブス・ブタ・ババア・ビョーキ女」を拒まず受け入れ その「成功体験」が語られても,それはどこかもの悲しい。 下品もトコトン極めれば透明性さえ帯びてくる。
◆奄美はITアイランド? 用事があって瀬戸内町(奄美)のことを調べていたら この町はWEBページづくりにもけっこう積極的だと知る。 コンテンツを豊富化しようと心がけているのがよくわかる。 私の属する学科が発信の最小化を方針にしているのと正反対だ。 くーっ,泣けてきた。 この島の高校の第45期同窓会のページでも泣いた。 バックに流れる校歌も,ありきたりのメロディーながら,なぜか心を打つ。 私は全然関係ないのに「おーい,みんな元気か」と声をかけたくなる。
◆たこツボ 大学・大学院時代,酒は飲めなかったが飲み会は好きだった。 同じゼミの仲間で開くだけでなく,よそ(哲学や経済)にも混入して 頻繁に飲み会を楽しんできた。 さまざまのことを学び,そこが一番大学らしかった。 いま,この職場では飲み会がほとんどなく,したがって交流もない。 興味深いのは,一般企業から教員に転じた人々が飲酒を好まぬこと。 企業にいてチームで業績をあげる手法に習熟しているはずの彼らから 多くを学んで,商経学科全体の「生産性」を上げたかったが その彼らが「たこツボ」の居心地よさを楽しんでいる。
◆夢見心地でいたかった 商経学科をパフォーマンスが日本一優秀な教育組織にしたいと 本気で考え,本気で取り組んできました。 学生の満足度の点でも,地域貢献度の点でも, 隣の国立大なんか足元にも及ばぬほどの高みをめざしました。 スタッフがチームとして取り組めばできるはずでした。 ところが,同僚たちは現実を直視していました。 幻想をいだいていたのは私ひとりだったのかもしれません。 学科長をやめて1年,まさかまさかと思いながら過ごし 最近ようやく夢から覚めつつあります。
◆フーリエ アメリカの研究者によるシャルル・フーリエの伝記が翻訳された。 ジョナサン・ビーチャー『シャルル・フーリエ伝』,作品社,01年5月。 原書の刊行は1986年だから15年前だ。 しかし,この翻訳はすばらしい。 訳者(福島知己)は71年生まれと若いのに,よくできる。 同窓の後輩のようだが,彼はそのうち大きな仕事をするだろう。
◆活動の飛躍?論理の飛躍? 今年のテーマはNPO設立と年賀状に書きまくったが 設立に必要な理事(10名)が学内では揃えられぬ見通し。 商経学科を売り出す目論見も頓挫したわけだが これはもともと無理な企てだった。 地域活性化の活動をおもしろがってくれそうな仲間を これからは学外で探そう。(とりあえず鹿国際大あたり)
◆痴呆化 床屋に行って髪を短くしたら白髪が目立つ。 でも,このごろは自分でそれを「渋い」と思う。
◆いわきだいらの方ってか? ソフトプラザの一室に閉じこもっていても,あまりあきない。 ここは窓から空が,そして流れる雲がよく見える。 「お〜い,雲よ,どこまで行くんだい?」
◆奇人たちの晩餐会 生協に注文していたDVDが届き,土・日に繰り返し鑑賞。 話を知っているので,最初のときみたいに爆笑はできないが 登場人物の画面への出入りの妙を楽しむ。 日本語吹き替えもあるけど,これは間の取り方が悪い。
◆これがお望み? 嫌われ者を自称し,嫌われ者っぽくふるまっていると ちゃんと嫌われ者になってしまうという「予言の自己成就」。 バカですね。
◆離島調査 瀬戸内町は奄美大島南端の町で,空港から100キロ(遠い!) この夏はここで「高齢者の意識調査」をする。 夜間部のゼミの学生をつれていく算段であったが 少しずつ参加者が減ってゆく,怪しい雲行き。 必要な人数を確保しなきゃならん。(援軍を募ろう) 夜間部は社会人が中核なので,まかせて安心のはずだったが リーダー格がまず脱落しそう。 これなら「命令に従順な」昼間部の学生のほうがましだったか?
◆ ズーズーしさ 卒業生が電話で「昭和60年に鹿児島で起きた災害は?」と聞いてくる。 そんなこたぁインターネットで調べろ,と言ってもダメ。 先生は何でも知ってるからぁ,と笑いながらいう。 ズーズーしいやつだが,こういう生き方ができる人は偉い。 何かと恥じらいを覚える者(含羞タイプ)は,たしかに損だ。
◆胸ふたぎて 特攻隊にまつわる映画「ホタル」で泣いたと知人がいってた。 昼,食堂で読んだ女性週刊誌に「ホタル」関係の記事。 ぼくはそれだけでググッときたよ。 安直に胸一杯になるのは心が弱っているせいか。
◆プンプン 仕事中,奥さんが声をかけるので「うるさいな,もう」 というと,「なに怒ってんの?」だと。 そうか,いわれてみれば,怒りっぽくなってるね。
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