2001年
 つぶやき

10/1

◆中国から帰って
 社会主義国のイメージを勝手に作っていたが
 じっさいに中国をみたら,「日本の方がよほど社会主義」の説に納得。


10/2

◆朝食
 中国6日間の旅で連日朝食をとってたせいか
 朝の出勤時,空腹を覚えコンビニで肉まんを買って食う。


10/3

◆コンサート
 夕方,うちの学校の食堂でピアノのコンサート。
 演奏するクトロヴァッツ兄弟はウィーン音大の教授だそうだ。
 小さな会場での演奏だから,ごく間近で楽しめる。
 ところが,チケットはぜんぜん売れてない。
 教員でさえ買わない者が多いのだから当然か。
 学園を活性化しようなんて教師のおもんぱかることじゃないってか。


10/4

◆いわき市
 明日,学会の用事でいわき明星大学に行くが
 福島県にはぼくが利用できるプロバイダのアクセスポイントがない。
 なんだか中国やインドネシアより不便なところだね。


10/5

◆高速バス
 連休前の金曜日のせいか東京の高速道路は渋滞。
 夕方6時半,東京駅発の高速バスも満席だ。
 昼間,学内の委員会に義理で顔を出したもんで
 以後,すべての交通機関にいずれもギリギリですべりこみ
 パンなど食べ物を調達する暇もなかった。
 バスの車内で弁当を開く連中を憎々しく眺める。


10/6

◆日仏学術シンポ
 朝9時から夕方6時まで,まじめに出席。
 いちおう記録係なので当然なのだが,さすがに疲れる。
 夜,日本人研究者と連れだって居酒屋に入ったが
 値段が妙に高く,一人4千円はボリすぎなんじゃないの?
 ホテルに戻る前,コンビニでおにぎりを買う。(貧しい)


10/7

◆湯本の公衆浴場
 夕方6時過ぎ,長いシンポが終わり,いわき駅へ。
 今夜は2駅先の湯本というところで泊まる。
 駅前のビジネスホテルだが,これがものすごく古い。
 室内の電話機も骨董品クラスで,モデムがつなげない。
 部屋ではすることなく,外出したら公共の温泉保養所を発見。
 名前は「さはこの湯」というが,意味は不明だ。
 入湯料150円は安いけど,鹿児島の銭湯ほど遊べない。
 小さな湯船に入って,体を洗って,おしまい,って感じ。

 明日,羽田発11時半の飛行機に乗るためには朝6時起床が必要。
 知人からその便のチケットを「よかったら使って」と渡され
 なんだかムダにできない気分。


10/8

◆帰鹿
 朝7時発のスーパーひたちで上京し,家に電話。
 必要なら国立に寄ろうか,というと,別にいい,との返事。
 で,鹿児島にもどって昼食。(千円の刺身定食)
 一人でこういうのを食べると何だか落ち着かないのは
 根が貧乏のせい。(汗)


10/9

◆学会誌編集
 創刊号から年報の編集(DTP)を担当し,現在は第11号。
 10月末の全国大会のさい配布できるよう大急ぎで仕事している。
 この仕事で自分の存在を認めてもらえると思えば
 それほど辛い仕事ではないが,ま,疲れることは疲れる。


10/10

◆ハイ・テンション
 朝のうち年報の校正刷をチェックし,誤字などを修正。
 正午,印刷屋に最終プリントを渡し,昼食後は役職者の会議。
 夕方6時からは授業が二つ続く。
 けっこう忙しい一日だが,学期の初めなので力は余ってる。
 とくに最後の授業(ゼミ)では一人でしゃべりまくり
 学生からは少し怪しまれた。


10/11

◆身の丈
 慶応大学経済学部の今年度後期からの授業「現代社会」は
 小田実が特別招聘教授となって担当する。
 それに先だち『小田実の世直し大学』(筑摩書房)がテキストとして出版された。
 編者の高草木さんから郵送されてきたので読む。
 高草木さんは経済学部の教授で,院生時代からの知り合い。
 昔は容姿を含め頭悪そうな感じだったが,今はけっこう様になってる。
 彼に限らず,大手の大学の教員になった者はそれなりの風格が出るようだ。
 て〜ことは,こちらは田舎の短大に身の丈が合ってしまったか。
 それはそれで味わい深いことだけどね。


10/12

◆一家のアルジ
 来年4月から奥さんは2年間休職し,無収入となる。
 大学院の社会人入試に合格したのはめでたいが
 一家の生活の支えをぼく一人で担当することになった。
 そこで今朝,扶養手当のもらい方を事務局で尋ねたわけ。


10/13

◆フランス社会経済思想史研究会
 2年ぶりの開催だったので、15人が集まった。(一橋大にて)
 後の飲み会も3次会まで続き、解散は夜の1時。


10/14

◆自転車購入
 今月初め、自転車通学する息子(高2)が自動車と接触事故。
 横から飛び出てきた車にはねられた形。
 息子は軽い打撲ですんだが、自転車はボコボコに歪む。
 今日、立川までオートバイで息子とともに自転車を買いに行く。
 まだ父親らしい出番があってよかったよ。


10/15

◆愛郷的な消費
 航空券のチケットはインターネットで購入すると2%割引。
 料金が3万円なら6百円浮くのでちょっと魅力的。
 しかし,大学生協で購入してきた習慣をやめることになり
 学内での生協の存続を願う立場からすれば悩ましい。
 同時多発テロによる株価暴落の流れを愛国的な買いが救ったというアメリカ。
 あいにく,うちの学校にはこうした愛郷主義的な人間があまりいない。
 6百円程度のせこい「利」を求めるぼくも同列。
 同じような図柄は鹿児島県のあちこちの町で見られる。
 町内で買えばいいのに,商店主自ら郊外の量販店に走る。


10/16

◆経費2割カット
 隣の鹿児島大学は17億円の建物を新築し,景気がよいのに
 こちらは経費の2割減を余儀なくされている。
 図書館の雑誌予算は年間60万円ほどで,もともとお寒いが
 これすら無慈悲にも5分の1減らされる。
 要するに,設置者(県)は本学を研究機関として認知してないらしい。
 「バーカー」と怒るのは簡単だが,それもむなしい。
 (参考:いしいひさいちの漫画「地底人vs最低人」)
 いろいろ「りっぱなこと」をして,りっぱな大学だと認知させねば。


10/17

◆目の疲れ
 20日(土)の講演にそなえて資料用プリントを作成中。
 学内の事務もあって時間が足りない感じになり
 けっこう根を詰めたせいか目も疲れた。
 夜9時半には帰宅した。(いつもは11時ごろ)


10/18

◆会釈もせず
 講義の最後にレポートを書かせ,書き終わった人から退室させる。
 ぼくは出口のあたりに所在なく立っているが
 学生たちはぼくを無視し,黙って通り過ぎる。
 ちょっと目礼とか会釈ぐらいしてもよさそうなのにね。
 就職活動を前に,すこしは挨拶の練習もした方がいいんじゃないか。


10/19

◆鍋パーティー
 卒業生からメールが来て,先生んちで鍋をしたいという。
 彼女らは以前にも我が家でパーティーをした。
 道具も持ち込みだし,掃除もしてくれたので,悪い印象はない。
 そろそろ家じゅう汚くなったから,また掃除をさせようかな。


10/20

◆東急ハンズ
 Marxism & Radicalism 研究会なる集まりで「話」を頼まれた。
 場所は渋谷の勤労福祉会館で、東急ハンズの近く。
 研究会の前にこの店に入ってみる。
 予想以上の品数の豊富さに、ワクワク気分で店内一巡。


10/21

◆テレビの不調
 自宅のテレビは91年前期に製造されたもの(29インチ)。
 画面の垂直幅が変で、人物のおでこが妙に長く見える。
 また、画面左上の時刻表示が見えない。
 考えてみれば、もう10年も使っているからな〜。


10/22

◆講演続き
 一昨日は左翼運動の活動家を相手に,今夜は地域の商店主を相手に。
 旅費はいただくが,講演料とかはない。(鹿児島の場合は旅費もない)
 自分の勉強のためだから,それでよいのだ。
 な〜んてね,けなげなもんだ。

 →講演の画像(48KB)


10/23

◆焼酎を飲んで寝る
 昨夜は講演後の帰宅途中,酒屋に寄って焼酎を買う。
 「値段の高い焼酎はおいしい」の噂の真偽を確かめたかった。
 2600円(720ml)のものを買って帰る。
 たしかに飲んでノド元をすぎるとき,抵抗感がない。
 サラサラとして水のよう,との評判は本当だった。
 しかし,眠気を誘うのはいいが,夜の1時には目が覚める。
 その後しばらく眠れず,文庫1册を読んでしまった。


10/24

◆焼酎(続)
 飲んで眠れば数時間で目が覚める……のは法則かどうか。
 昨夜も寝しなに飲んで効果を確かめてみた。
 結果は,6時前の目覚め,だから半分正解。


10/25

◆プルードン
 かなり前に書いたプルードン関連論文もHTML文書化して
 公開することにしたが,それは先日来の興奮の名残。
 83〜93年に書いた拙いやつ5本を載せる計画。
 ただし,元の文書ファイルの保存場所が不明なので
 印刷されたものをスキャナーで読みとって再現せざるをえず
 途中でだんだん作業が苦痛に変わるかもしれない。


10/26

◆広島行
 学会の用事で広島に行かねばならない。
 飛行機の便数が少ないので今日の夕方には広島。
 しかし,夜の広島で何をして遊べばよいのか。

◆お好み焼
 広島といえばお好み焼きだろう,と人はいう。
 だから広島での夕食はそれに決めた。
 繁華街の中の「お好み村」なるビルに入る。
 どこの店も客でいっぱいだ。
 彼らは楽しげにおしゃべりしながら時間をかけて食う。
 有名店でも味はたいしたことないので会話がポイントか?


10/27

◆広島国際学院大学
 学会は朝9時からだが,7時半にはホテルを出発。
 場所がよくわからないからだ。
 ホテルでも駅の案内でも中野東で下車と教えられた。
 しかし,正しくはもう一つ先の駅だった。
 似たような間違いをした会員が乗るタクシーに同乗させてもらう。
 広島国際学院大学の現代社会学部ってのは認知度が低いぞ。


10/28

◆広島は雨
 朝早く広島西空港に行ったが,肝心の飛行機が来ない。
 しばらく上空を旋回していたようだが結局去っていった。
 天候回復も不確実なので,JRへの乗り換えを勧められる。
 次の便は夜6時半だから,たしかにJRの方が早く帰れる。
 ひかり→つばめと乗り継いで鹿児島にもどる。(4時ごろ到着)
 一昨日,広島の本屋でなにげなく買った文庫本3册を車中で読了。
 バカっぽい本ばかりだったが暇つぶしに役立ってよかったよ。


10/29

◆うたたね
 今月は毎週末,飛行機に乗ったのでやはり疲れがたまったようだ。
 研究室にいても,今日はずっと昼寝ばかりしている。
 本を開いても眠たくなる。
 モニターの画面を見ていてもスーッと睡魔に誘われる。


10/30

◆喫煙をやめて1年
 禁断症状など全然感じないまま1年がすぎた。
 案外もともとタバコなんて好きじゃなかったのかも。
 しかし,タバコをやめたメリットもあまり感じない。
 味覚が鋭くなる,と期待したが,これもはずれた。
 だから,人に禁煙をすすめたいとは思わない。


10/31

◆グチなんか聞きたくない
 と,言われた。
 自分では悲憤慷慨のつもりだったが,客観的には単なるグチ。
 人を奮い立たせるのではなく,人に嫌気を起こさせる。
 人がますます遠ざかっていく。
 こうなったら,それをもっけの幸いにタコツボに入るか。


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