2002年
 つぶやき

5/1

◆盗まれない自転車
 この1ヶ月で、うちの自転車が2台も盗まれた。
 いずれも息子が駅前にとめていた間の災難。
 以後、息子は父親の自転車を使っている。
 つまり、ぼくの自転車だが、これも元は奥さんのもの。
 結婚前に買った自転車だから、もう4半世紀たつ。
 子どもたちを保育園につれていくとき、これに乗せた。
 もうボロボロなので盗まれても平気なのに
 この自転車だけはカギをかけなくても盗まれない。


5/2

◆ダメなプロバイダ
 このサイトは MINC(南日本情報処理センター)のサービスを受ける。
 鹿児島の土着の会社だし、最初は親切・快適だった。
 (2000年7月、他の土着会社から乗り換えたのだ)。
 ところが、ここはこのごろ処理速度が極端に遅く
 しかも、しばしば回線障害とやらでサービスを停止する。
 昨日は夕方から深夜まで死んでいた。
 電話をかけたら、応対の女性は半泣きだったので
 文句をいうのはやめたが、そろそろ大手の会社に乗り換えようかな。


5/3

◆ピクニック
 天気がよいので多摩川の河原で遊ぶ人の数も多い。
 その姿を見てひどく懐かしい気分になった。
 ピクニックなどというものをしなくなって久しい。
 鹿児島に帰ったら誰かを誘い、バスケットに食べ物いれて
 野山や海辺に車で行って、のんびり時間を過ごしたい。
 あ、ダメだ、ぼくの車は一人乗り。
 ピクニック独行は難度の高い遊び方で修行が必要。


5/4

◆ショウガ焼
 100グラム100円のオージービーフはさすがにおいしくない。
 冷蔵庫に残っていたので、ちょっと実験。
 昔、母親が遠足のとき作ってくれた焼肉の再現実験だ。
 甘辛く作って料理的には成功したが、あの味ではない。
 母親が生きてる間に作り方を聞いておけばよかった。


5/5

◆ポンサ
 マイウーとかワイハと同様、オヤジ風の逆さ言葉。
 つまり散歩のことだが
 これはわが家のバカ犬にとって最大の娯楽である。
 もう「ポン」というだけで尻尾をふりまくる。
 犬のポンサは父親のしごと。
 この連休中にぼくがやったことはこれだけのような気がする。


5/6

◆鯛焼き
 鹿子島にもどったら,学校正門前の鯛焼き屋が閉店していた。
 隣の大型スーパーが昨年閉店したのに連動した形。
 この鯛焼きは一時評判がよかったし,ぼくも好きだったのに……。
 店じまいの連鎖に抗する企てを考えたい。


5/7

◆ウォルマート
 アメリカの大型安売りスーパー Walmartが日本に来るという。
 テレビニュースを見ると,アメリカでもウォルマートは問題だ。
 地元商店街をつぶし,他のスーパーを駆逐する。
 画面では貸店舗の表札を並べた街のようすが映る。
 ある商店主は「安く買えるので自分も行く」と語り
 ウォルマートは「諸刃の剣」だという。
 Double-edged sword と言わず double-edge bladeと言ったが。

◆理髪店
 店じまいした鯛焼き屋の2階にある床屋へ行く。
 理髪店などは大型スーパーの影響を受けないようだ。
 地域になくてはならない店というのがある。
 床屋をヒントにあれこれ考えてみよう。


5/8

◆GoLive
 Webページ作成ソフト Adobe GoLive を買った。
 慣れないせいもあるが,使い心地はあまりよくない。


5/9

◆学生の胆力
 連休などで1年生のゼミは2回休みにした。
 報告予定者はその間に準備しているはずだった。
 ところが誰もテキストを読んでない。
 また黙って(メールもよこさず)欠席した者もいる。
 あらかじめゼミの「心構え」を説かなかったぼくも悪いが
 それにしても剛胆な連中だな〜(と感心する)。


5/10

◆絹の布団
 3月に蘇州で買ったシルクの掛け布団を使う。
 あまりの軽さにしばらく眠れず。
 「それは体質が貧乏だからでしょう」と同僚に指摘された。


5/11

◆社会学は格闘技だ
 La Sociologie est un sport de combat.
 昨年フランスで作られたドキュメンタリーのタイトル。
 社会学者ブルデューの姿を追いかけたものだそうだ。
 今年の日仏社会学会大会のテーマもそれに決まった。
 理事会で「それはおもしろい」と発言したせいで
 ぼくもコメンテーターをつとめるはめに。


5/12

◆チェンバロ・コンサート
 奏者(津田塾卒業後、東京芸大からベルリン芸大卒)
 新谷久子さんは見るからに賢そうで容姿も端麗。
 チェンバロという楽器を選び、バッハを好むというとおり
 演奏そのものも理が勝ってる感じ。


5/13

◆ばね指
 左手薬指を中指といっしょに曲げると,伸ばすときに
 ひっかかったような感じで,少し痛む。
 一本ずつなら問題ないが,いっしょに曲げると痛い。
 今年初めぐらいから見られる症状だが
 今日ちょっと気になったので学校の保健室に行く。
 すると即座に「ばね指ですね」と言われた。
 インターネットで調べると,これは腱鞘炎の一種だ。
 安静にしてなきゃならんらしい。
 これまでグーパーグーパーをしまくったのは間違い。
 自分なりの「治療策」だが,そいつが逆効果だったとは。


5/14

◆『パンツが見える。』
 井上章一の新刊本(朝日新聞社,02年5月25日発行だと)。
 パンチラを喜ぶ男たち,恥じらう女たちの
 感性のありよう,その歴史が考察される。
 本屋で山積みだから,よく売れているみたい。
 目次を見るとおもしろそうだが
 中身は「牛のよだれのように」ダラダラと冗長。
 ただ授業で使えそうな小ネタはいくつか収集できた。


5/15

◆ラグリマ
 ギター曲「Lagrima」を久しぶりに耳にする。
  → 曲のデータ
 この曲は初心者向きなので,昔はぼくも弾いたのよ。
 曲名を訳すれば「涙」で,いかにも,の感じでしょ?


5/16

◆ケツ&チンコ
 昨夜は久しぶりに近所の銭湯「みやこ湯」へ行く。
 浴槽に貼り紙で「通達」が書いてあった。
 「入浴する前にケツ&チンコを流せ」
 「洗え」ではなく「流せ」というのである。
 カタカナの部分は朱で傍点がつく。
 女湯の貼り紙も読んでみたい。


5/17

◆交通事故
 今朝,チャリ出勤の途中,事故の現場に遭遇。
 横断歩道で人がはねられたようだ。
 倒れている人を群衆が取り囲む。
 そこへ救急車がやってきた。
 ぼくは倒れている人の姿を直視できず
 生死の確認もせずに走り去った。


5/18

◆小者
 鹿児島国際大の学長が学生の保護者を集めて弁明した。
 先頃,教授3人の首を切ったことの釈明だ。
 「今回の懲戒処分の真相について」という文書も配布された。
 菱山学長は,3教授はとっても悪いことをした,といいたそうだが
 解雇しなきゃならぬほどの理由は示せない。
 とっても不愉快な連中だったので首にした,というだけ。
 前学長の平田清明,理事の伊東光晴に比べると
 小者っぽい菱山氏だが,これで歴史に名を残せるかも。
 → 資料:菱山氏が配布した文書


5/19

◆朝マック
 早起きしたので洗濯や,とれたボタンの繕いをする。
 8時すぎ,久しぶりにマクドナルドに立ち寄る。
 半額セールは終わったのに朝から満席だ。
 後で通りすがりにモスバーガーを見ると,こちらはガラガラ。
 この差は何だ?

◆キャバクラ
 『入門バクロ経済学』を読む。(朝日新聞社,02/05/25)
 テリー伊藤を相手に金子勝の言葉は威勢がよい。
 ベストセラーの経済学入門書は全部ウソっぱちだという。
 昔だったら「アカ」といわれそうな全面否定ぶり。
 それはさておき,対談冒頭にちょっと目をひく発言あり。
 テリー「不景気って国中が騒いでるけど,あんまり実感ない」
 金子「キャバクラも安くなってるしね(笑)」
 そうそう,キャバクラ!
 ぼくの未体験ゾーン。
 平口広美『フーゾク魂』などで学習を重ねてきたが
 そろそろ畳の上の水練から脱すべきとも思われる。


5/20

◆汚職事件,もとい,お食事券
 近くの台湾料理店はレジで500円券をくれる。
 これを利用しようと思い,再び足を運んだ。
 豪勢に4品注文して,約1500円の夕食。
 勘定のとき,ふと券の裏を読んだら
 お食事券は3000円ごとに1枚使用可だと。


5/21

◆3色ボールペン
 斉藤孝の提唱で3色ボールペンが流行しそうな気配。
 となれば買わずにはおれず,市中のデパートで購入した。
 さっそく会議の場で,得意げに3色を使い分けて筆記する。
 しかし,これってけっこうアナクロな感じだね。


5/22

◆冷凍食品
 スーパーの冷凍食品オール半額セールでしこたま買い込む。
 夜食として毎晩1個ずつ楽しむ算段。
 餃子,シュウマイ,スパゲッティというラインナップだが
 チンしてみると,いずれもさほどおいしくない。
 スーパーが半値で処分する理由がわかった。


5/23

◆弁当続き
 木曜は講義の連続で昼食の時間がほとんどない。
 つまり,学食の列に並んでいる時間がない。
 これで昨夜から今日の昼夜もずっとスーパーの弁当。
 さすがにちょっとあきてくる。


5/24

◆解雇側の弁護士
 京都市の金井塚という人から配達証明郵便が届いた。
 鹿児島国際大の3教授を解雇した側(学長)の代理人だという。
 中身は南日本新聞の意見広告に名を連ねた者への「申入書」だ。
 「事実を御確認頂いた上での御意見でしょうか」と問い
 「本書貴着2週間以内にご返事賜りますよう」との申し入れ。
 列記されている「事実」は先に学長が配布した釈明文の要約版。
 新味は憲法23条「学問の自由」や教育基本法,学校教育法への言及。
 これはかえって説得力を弱めている,というか,むしろ意味不明。
 解雇された側の武器を彼らも使おうとしているようだが
 素人目には無理筋と思われる論法でも
 とにかく持ち出すのが法廷技術というものなのか?
 いずれにせよ,返事は出さないつもりだ。


5/25

◆怪しい人々
 5月,木の芽時は怪しい季節。
 鬱になる人もいるが,妙に陽気になる人もいる。


5/26

◆人妻エロス
 繁華街の本屋で荒木経惟の写真集をみかけた。
 『人妻エロス』(双葉社)はもう6巻を数えるんだな。
 第1巻(1998年)で感動したが,続巻は買わずにいた。
 不美人でブヨブヨ(あるいはガリガリ)のおばさんたちの
 陰部露出はショッキングで「芸術的な興奮」を誘うが
 写真集を全巻そろえておきたい,というものではない。
 「週刊大衆」に連載されているのだが,それもめったに観ない。
 映画『フリークス』(1932年,米)と同様,感動のしかたが難しいからだ。
 直視しがたいものを直視しなければならないし
 楽しんでいけないものを楽しんでいる気がするし……。
 新任教員歓迎の宴席で,「人妻エロス」の話をしただけで
 フェミニスト教員から蔑まれたのも一つの思い出。
 話題にするのは楽しんでいる証拠とみなされたのだ。


5/27

◆ポリシー
 人が嫌がることはしない。
 嫌そうなそぶりが見えたら身を引く。
 おもしろいことをおもしろいと思う人とだけやる。


5/28

◆商店経営の本
 経営学の本あれこれを読んで蒙を開かれたが
 最近は小商店経営関係に範囲をしぼって楽しんでいる。
 サービスのあり方にもイノベーションがあるらしい。
 数々の具体例に,なるほどね〜,とうなずく私。
 教室でも小ネタをならべれば学生もうなずくかな。

◆Mac OS-Xへの完全移行
 キャノンのレーザプリンタはOS-9でしか作動しなかったが
 ようやく今日 OS-X 用のドライバが公開された。
 さっそくダウンロードし,軽快な使い心地に感動。
 有名ソフトPhotoShop もOS-X対応版が出る。
 がまんの日々を重ね,ようやく光が見えた。


5/29

◆陰の Project X
 『バキュームカーはえらかった!』を読む。
 古本屋で買った本だ。(村野まさよし著,文芸春秋,1996)
 家庭の屎尿処理で活躍する車の物語。
 川崎市の初代清掃課長,工藤庄八氏の工夫と努力。
 NHK番組「Project X」で取り上げてもよさそうな話だが
 ちょっと絵にしにくいテーマだから無理か。
 この車のおかげで生活環境は向上したが
 その成功ゆえ都市の水洗化が遅れたともいう。
 こうした功罪両面を指摘する点も非NHK的かな。


5/30

◆かめ蔵
 薩摩無双は鹿児島ではけっこうメジャーなブランドだ。
 ところが,この会社の芋焼酎「かめ蔵」は意外によい。
 1升ビン2700円もいい値段だが,味はまろやか。
 ぼくのような「初心者」にちょうどよい。
 のどに抵抗なくスルスルと食道を通り抜ける。
 その後ぼくは死んだように眠ることができる。
 飲まなくても眠れますけどね。


5/31

◆サイボウズ
 学科のWebサイトを外部化した。→新サイト
 ついでに「サイボウズ」という業務管理ソフトを入れる。
 スケジュール管理や電子会議室などに使うのだが
 レイアウトの自由度が低いのでおもしろみ乏し。
 それよりも教員たちが使ってくれるかどうかの方が不安。


過去の記事:
2002年---4月
2001年---------10-11-12月
2000年---------10-11-12月
1999年
1998年

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