つぶやき
◆プロの手際 植木屋さんが庭の手入れをしている。 さすがはプロだ。 テキパキと手際がよく,仕上がりも上等。 こちらもプロの研究者・教育者を称しているのだが 感心させられるほど手際よく仕事をこなしているだろうか。
◆学会発表の準備 秋の日仏社会学会でのスピーチ準備もこれからだというのに 来年の経済学史学会のフォーラムの準備もしなければならない。 経済学史学会はさすがに「業界大手」だけに 1年以上も前から共通論題を決めて準備させる。 フォーラムのテーマは「産業主義とアソシアシオン」で ぼくの担当は「初期社会主義の変容」だと。 ま,ノミネートしてくれただけでもありがたい。
◆病理解剖 遺体はまだ病院に置かれている。 今日,月曜日の病理解剖のためだ。(土日は休み) その後「帰宅」することになるが火葬は明後日。 明日は友引で火葬場は定休日らしい。
◆パソコンの不具合 エンジン(CPU)を高速化し,ハードディスクも交換した。 ハードディスクは6月末に40ギガに交換したばかりだが 異音を発し,ついには認識もしなくなった。 新たに60ギガを1万円で購入し,40ギガは修理に出す。 ところが,この60ギガも調子が悪いのだ。 エンジンが高速すぎて,連動しきれないのか? と,いろいろいじりつつ物思いにふける。
◆葬儀 火葬場の待合室でビールがふるまわれ 父と娘が差しつ差されつ。(変な感じ) 酒に強い娘はビールをグビグビ飲む。 父親は「弱ったな〜」と思う。
◆意識モーロー 日仏社会学会の用事で都心にでかける。 理事会のあと,ビアホールで打ち上げ。 連日のように昼間からビールを飲んでいる。 自分でも気づかぬうちに疲れていたようで ひどく酔いが回って,みんなの声が遠い。 眠っちゃいけないと思うから,けっこうつらかった。
◆学生の死 今朝、うちの学生が鹿児島市内で交通事故にあった。 信号待ちをしていたときに大型重機にはねられた。 企業研修(インターンシップ)に行く途中のできごとだ。 こんなことで殺されてはたまらない。 ぼくは学科長だからもちろん葬儀に出る。 ところが、わが家の葬式もまだ完了しておらず 香典の始末、遺品の整理、親族の送迎で働かねばならぬ。 今日の鹿児島行きは無理、と弱っていたら 通夜は明日の夕方になった、と事務局より連絡あり。 飛行機は昼の便にしたが、洗濯屋に出した黒服は間に合わぬ。
→ 南日本新聞の記事
◆帰鹿 暑い鹿児島にもどり,タンスからスーツを引き出した。 黒っぽい服なので,これなら通夜に出られる。 虫食いの穴もあいてないようだ。 しかし,スーツを着ると汗が噴き出す。
◆剪定 1ヶ月ほど留守している間に玄関の木が伸びた。 枝が歩道にはみだし,通行人のじゃまになる。 昨夜遅く,ひとりシコシコと枝を切りまくる。 切り落とした枝は玄関先まで運ぶ。
◆法話 このごろ立て続けに葬式で坊主の法話を聞く。 一昨日,昨日の坊主は頭が悪そうだった。 世の無常を説くが,本人が内容を理解していない。 思えば,これまで聞いた法話のうちで最良のものは 15年ほど前,指宿の田舎寺(浄土真宗)の坊主の話。 父親の葬式で,お布施もろくに払わなかったが 坊主は他力本願の意味を教えてくれ,感動させられた。 田舎にもすごい人がいるもんだと思った。 自分もああいう人間になれたらな,と思った。
◆保護者 奥さんが社会人入学している大学から授業料の督促。 ぼくが「保護者」だからだ。 昔(結婚したての頃)ぼくは定職についてなく 奥さんの世話になった時期もあるので いわばご恩返しで,その授業料を銀行に振り込んだ。
◆名刺 新しい名刺はロゴ入り2色刷にしたいと思ったが 肝心のロゴを上手に作れないでいるため けっきょく,ごく普通の名刺にした。 タウンページで探した自宅近くの印刷屋は 古い木造平屋の狭くて長い土間の突き当たり。 ジーチャン,バーチャンによる家内制手工業。 なんだか半世紀ほどタイムスリップした気分になる。
◆9・11 World Trade Centerのなかにいた消防士たちを フランス人のカメラマン兄弟が撮影している。 1年たって「封印」が解かれ放送された。 人間が空からドスンドスンと落ちてくる音。 落下の絵はなくても,その音だけで十分に恐ろしい。
◆風の芸術展 12日から旧友夫妻を鹿児島観光に連れ回している。 13日は南下して枕崎へ行く。 枕崎には南溟館という市立の美術館があり 13日は「トリエンナーレまくらざき」の最終日だった。 「風の芸術展」と称するこのコンクールには 全国から応募があるらしく,じっさい選ばれた作品には なかなかのものが多かった(ように思われる)。 枕崎市の中心部はシャッターのおりた店が多く ひどくさびれはてている印象を与えるが この展覧会に並んだ現代美術の作品を眺めていると この建物を起点に街を活性化できそうな気がしてきた。
◆「つぶやき」の読者 このごろ,ここを読む人の数はけっこう増えたようだ。 それはそれでめでたいが,困ったこともある。 「深読み」をして「これは自分へのあてこすりだ」と憤る人 また「あんたの悪口が書かれてる」と人に知らせる人 と,いろんな人がいて,身辺が騒がしくなった。 職場の内情を表沙汰にすべきではないとの批判もある。 職場はいま「夏休み中」で,批判もやや小声だが 9月も末には,このくすぶりに油をかける人が加わり 議論(というか消耗戦)が盛り上がりそうだ。 いや〜,教員は研究や教育にこそ燃えるべきで 学内政治はほどほどにしてほしい,と願った戯れ言がアダ。 このページを誰も読まなかった頃が懐かしくなる。
◆大学は共産圏? 自分のホームページに「日記」を載せている人は多い。 ある大学の教員は学長(理事長だったか?)の悪口を書いた。 すると「名誉毀損で訴えるぞ」と脅かされるはめに。 この話は旧ソ連のアネクドート(政治小咄)を思い出させる。 酔っぱらって「ブレジネフはバカだ」と言った男が逮捕された。 罪状は「国家機密の漏洩」。
◆やはりPCは難しい 息子が2週間のアメリカ旅行から帰ってきた。 父親が貸したモバイルギアは使われなかった。 使おうとしても,うまくいかなかった,という。 マックしか知らない息子だから予習させたのに 息子はメールぐらいなら簡単,とPCをなめていた。 見知らぬソフトでも何とか操作できるだろうと思うのは マックの利用者にありがちな驕慢だ。
◆精神安定剤 怪しい教育学者,斉藤孝の活動ぶりをテレビで見た。 本人は超多忙を楽しんでいるようで,めでたい。 ぼくとはずいぶん落差があるが共通点もある。 本屋に入ると幸福感を覚える。 昨日は古本屋で持病の「暗点」が出たが 店内をうろついている間に解消した。
◆お父さん助けて 近くの食堂で,そなえつけの新聞を読む。 福岡の立てこもり事件で人質の女の子(9歳)が殺された。 警察の不手際で,30時間以上も監禁され そして解放直前に刺殺されてしまう。 その女の子の叫び声が新聞の見出しになっている。 お父さん助けて――この一行を見ただけでぼくは泣いた。
◆PC改造の費用対効果 手元に6年前のPC(PowerMac 9500)がある。 CPUやHDを交換すると7万円かかる。 かつてはこの機械なしでは暮らせなかったのだが いまは新型機のかたわらで眠っている。 起こす必要もないのだが,使ってやりたい気もする。 「身内」ゆえ費用対効果など無視したくなる。
◆来年の学会発表 経済学史学会は例年10月か11月に開かれてきた。 ところが来年から5月に変更される。 報告の準備は1年かけて,と思っていたので 半年間短縮されて,気分的に少し焦る。
◆父親思い 上京して、夜遅く家族宅に着く。 すると娘が「仮装大賞を録画しておいたよ」という。 父親が見たがる番組を知っているのだ。 先月も息子が「鳥人間コンテスト」を録画しておいてくれた。 「ロボットコンテストも好きだよね」とお見通し。 父親思いの気遣いはありがたいが 彼らの父親像はもっぱらテレビの前でくつろぐ姿と重なり なんだか小市民的すぎて、ちょっと困惑。
◆閉店セール 近くの量販店「ダイクマ府中店」は近日完全閉店。 在庫品大処分で,すでに店内はかなりスカスカだ。 ぼくもふらふらとDVDコーナーで1枚購入。 メル・ブルックスの「ヤング・フランケンシュタイン」 はい,こういうおバカ系が好みなので。
◆さむっ いや〜,関東地方は寒いぞ。 鹿児島気分をひきずって薄着のままでいたら とたんに鼻風邪をひき,鼻水ズルズルだ。
◆寸法違い 浴室のバスタオル掛け用の鉄パイプを買いに行く。 あらかじめ両手の人差し指で長さを測り その姿勢を記憶してDIY店へ向かう。 店で鉄パイプを切断してもらったが 家に戻ると2センチほど長すぎ,取り付け不能。
◆旅支度 明日の米沢行きのため,みどりの窓口でチケット購入。 さらにインターネットでラーメン情報を調べると 米沢商工会議所サイト内のガイドは充実していた。 それにもとづき,店の目安をつけて準備完了。
◆モバギ不調 米沢にモバイルギアを持参してホテルでメールの送受信。 それは問題なかったが,ホームページの更新はできない。 なぜか自分のプロバイダに接続したときだけ不調。 学科関係とか,別の(秘密の)サーバについては順調。 理由はまったくわからないので 息子がアメリカでモバギを使えなかったことも責められない。 [後記:鹿児島の地元プロバイダ「MINC」に難ありとの噂]
◆うまぐね〜 楽しみにしていた米沢ラーメンは期待はずれ。 そして米沢の街も予想以上にさびれていた。 地元の公立短大の教員がグチっていたように 米沢牛は地元民にとっても高価なので ここは酒がうまいという点だけが取り柄か。 といっても日本酒のおいしさがわからないぼくには無意味。
◆バーサンの腰痛 デイケアセンターで遊戯中にこけたらしい。 帰宅してから痛がる。 トイレに行くときも人手を頼むようになった。 しかし,じっとしているときは痛みを忘れている。 動こうとするたび「新鮮な気持ちで」痛がるのだ。
◆我が師 現在無職の津田内匠先生と久しぶりに会う。 研究面ではいまでも現役の,先生の話もたっぷり聞けた。 資料探索に没頭し,推理・発見を楽しむ先生の 語りはいつもおもしろく,かつ刺激的だが 別れた後はなぜか泣きたいような気分になる。
◆もう秋? 9月の終わりの鹿児島は中途半端に暑い。 でも,いちおう秋なので窓を閉めて寝る。 うちにはエアコンがなく,窓の開閉で室温を調整するのだ。
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