つぶやき |
◆商学交流事業 商学交流とは商店街と大学が結託して 地域の活性化に取り組むことである。 全国的に成功例はほとんどなさそうなので ここ鹿児島でひとつ成功させてみようか。 わが商経学科の組織的な取り組みにしたいが 最初から組織性をねらうと必ずうまくいかない。 だから,おもしろがり屋だけで出発しよう。 つまり,ぼくの一人踊りから始めよう。 地方銀行を商学交流の仲介,スポンサーとすべく 近日中に企画書をたずさえて乗り込もう。 と,寝床のなかで考え,一人燃えた。 ◆じゃーす |
◆Dorfgemeinschaft 鹿児島市立美術館の横山大観展は今日が最終日。 入場料千円で入館すれば,中は満員状態だった。 人の肩ごしに作品を眺めていると 後ろから小声で「斉藤先生!」と名を呼ばれる。 かつての卒業生が会場の係員をしていた。 券を出せというので,渡すと千円くれる。 招待券が1枚余っていたからだそうだ。 コネ社会というか村落共同体というか 鹿児島では顔見知りだと御利益がある。 ようやくそれにあずかれる身の上となったようだ。 |
◆マーケティング 『九州マーケティング・アイズ』から寄稿依頼。 なんで私に,と少し驚く。 ま,誰も読まなそうな薄手の季刊誌だから 商学交流を素材に,学科の宣伝でもしようかな。 |
◆試写会 「戦場のピアニスト」(The Pianist)試写会に インターネットで応募したら当たった。 試写会に行くのは初めてのことである。 開場時刻にはすでに長蛇の列ができていた。 ラーメンを食べてから入る予定だったが この列を見て,あわてて並ぶ。 映画の最後はコンサートシーンで 演奏の終了と映画の終了がシンクロする。 フランスの映画館なら観客も同時に拍手するだろう。 しかし,鹿児島では客はさっさと席を立つ。 |
◆へそまがり 学長としばしば学食で昼をともにする。 彼はちょっと偏屈で,ものを斜めに見るタイプ。 奄美大島は長寿の島という報道があれば 「新生児からの平均寿命はよそと変わらん」といい デフレによる不況が話題になれば 「中国は日本に安価な製品を輸出し繁栄する」と 一人で勝手につっこんでくる。 この人も人から愛されないタイプだな〜,と つい同病を哀れむ思いがこみあげる。 |
◆朝食 通勤途中「めしや丼」という店に立ち寄り 納豆定食(330円)をとる。 ふだん朝食は食べないから,ほんの気まぐれ。 ほんとうは喫茶店でモーニングをとりたかった。 通勤の道筋に喫茶店がないこともあるが そもそも鹿児島には「喫茶店文化」がなく 名古屋のように人々がモーニングに集う光景もない。 |
◆反マーケティング 九州マーケティング協会から原稿を依頼され その気になって書き始めたところ 今日になって「お断り」されてしまった。 昨日,編集委員長からの電話によれば 鹿児島県のマクロな景況についての「概説」 これがぼくに要求されている内容だった。 それは私の書きたいものと違いますね,と答えたら 今日の「お断り」につながったわけだ。 しかたないね。 なにしろぼくが書き始めた文のタイトルは 「反マーケティング――ものが売れない喜び」 だもんな〜。 |
◆Avant-garde 安部公房の初期短編集を読んでいる。 さほどおもしろくないが アヴァンギャルドの味はなつかしい。 大衆の先頭に立って時代を切り開く前衛。 旧来の価値観を180度ひっくりかえす。 かつてはこれが左翼文化人の役割だった。 いまではアヴァンギャルド(前衛)も死語に近い。 しかし,学生に発想の逆転をせまる立場で ぼくの気分はプチ前衛。 |
◆ツイン 新しいスズキの二人乗り自動車「ツイン」。 49万円の廉価版もあり興味をそそる。 愛車ミゼット2は昨日みたいな雨の日に ガラスが曇りやすいのが定評で 冬でも窓を開けて走るしかない。 そういう不便も味わいのひとつだし 車の買い替えはまだ先と考えていたが そろそろ潮時かもしれんな〜。 |
◆たそがれ清兵衛 あれこれの賞のおかげで鹿児島でも再上映中。 日曜日でも館内はけっこうガラガラだ。 オヤジたちを泣かせるという評判の映画だが 思ったより泣かせどころは少なかったね。 |
◆オヤジの力 民家をまるごと借りてのゼミ合宿。 牛肉のトマト煮込みという得意料理をつくって 学生に喜んでもらったばかりではない。 翌朝,学生の車がパンクしていたので タイヤ交換の技も披露でき,ちょっとうれしい。 |
◆社会学部 一橋新聞総務局長を名乗る学生のページをみた。 一橋の社会学部はなぜバカ社と呼ばれるか,と問い それは1年次必修の導入科目のせいで 社会学部の学生はバカになるからだそうだ。 社会科学概論・社会研究の方法・社会研究の世界 いずれも垂れ流し型のマスプロ授業で 学生は入学早々からやる気を失ってしまう,という。 この推論は間違っていると思う。 そんな科目がなかったころから 社会学部の学生はバカだった。 |
◆地域めぐり 高齢者にやさしい商店街づくりというテーマで 県商工会連合会がもうけた委員会の長となり 約束の3年間がすぎた。 県民に役立つ商経学科を売り出すため 最初は「人柱」のつもりで引き受けたのだが だんだん乗ってしまい,地域めぐりを楽しんだ。 しかし,昨日でそれも終わり。 来年度も地域めぐりの要請が来るかどうか。 |
◆TMOとの絡み 今日は鹿児島商工会議所へ出向く。 学生たちの活動の場を拡げようと思い その相談,というかお願いに行ったのである。 昨年来,うちの学生は活動力を評価されており TMO(Town Management Organization)に その力を使いたいとあちらも考えていたので 明るく「前向きの」お話し合いができた。 |
◆IT環境 商経学科の学生にパソコン必携を呼びかけ あらゆる学科情報をホームページに載せ パソコンなしでは暮らせないような 環境づくりで学生の満足度を高めようとした。 しかし,学生にとってはケータイの方が便利らしい。 また,教員もメールさえできれば十分と考えており そうなるとパソコンはとくに必要ない。 学生サービスの観点からしても ケータイですべての学科情報が入手できるよう 今後はiモード中心の環境づくりをしようか。 ぼく自身はケータイをもたず,かつ嫌悪しているが 他の教員は逆にWebページ利用を好まない。 学科長としてはマジョリティに配慮しなきゃ。 |
◆資本の代弁者 今日の日経新聞は書評欄でネグリ『帝国』を紹介した。 評者(上村忠男)はこういう。 この書は新世紀の『共産主義者宣言』であり その起爆力はあなどりがたい。 資本とその利益の代弁者はくれぐれも警戒すべし。 さすがは日経新聞というべきか 「敵方」の理論武装の内容にも目配りする。 |
◆飲み会の段取り ゼミの学生と飲み会をすることになり もののはずみで日程調整役を引受ける。 これが大失敗。 各自の都合をメールで問い合わせているが まったく調整がつかない。 つまり,学生たちはみな忙しい。 昔とは違うのである。 |
◆日本フィル 今夜,鹿児島で日フィルのコンサートがある。 昔の女友達から「行ってね」と頼まれた。 彼女のつれあい(事実婚)が楽団員だからだ。 頼みは聞いてあげたいが,急な話だし 男に挨拶するためにだけ行く感じだし 文化ホールは遠いし,ほかにやることあるし…… と,昨夜ウジウジしながら寝たら夢を見た。 同僚に1万円払って代行してもらう夢。 |
◆学生サークル 学生とともに地域調査や地域活動をやってきたが 学生たちはそうした活動をおもしろがり 自主的にサークルを立ち上げた。 さらに商工会議所に出向き,挨拶までしてきた。 偉いね。 放っておいても学生は勝手に成長していく。 |
◆貧乏自慢 県内企業との就職懇談会が駅前のホテルで開かれた。 いつもは野良着の学長もネクタイをしめている。 ぼくはセーターを着てきたことを学長に弁解した。 「ワイシャツのボタンが取れているのを隠すんです」 すると学長はポケットから眼鏡をとりだして 「この眼鏡は百円。だけど一番の愛用」 |
◆早起き 暗いうちに目が覚めたがそのまま起床。 朝から入試関連の作業があるため二度寝はできない。 寒い風呂場でシャワーを浴びる。 体を右回りさせながら頭を洗う。 お湯がかからない部分は寒いからだ。 |
◆キムチ納豆ラーメン このごろ即席麺をけっこう美味に感ずる。 納豆とキムチを入れるとさらによい。 キムチはスーパーで韓国産の瓶詰めを買う。 賞味期限が妙に長いし,値段も妙に安いが おいしいと思うのでしょうがない。 このところ連夜食べて,あきることがない。 ビンボー人の魂が燃える。 |
◆スマート 朝マックで食べていると小型車のスマートがやってきた。 車から降りたのは頭の悪そうなカップル。 それを見たらスマートを買わなくてよかったと思う。 ああいう手合が乗る車だったとは知らなんだ。 |
◆Mont d'Or (モンドール) 鹿児島三越の地下にパンを買いに行く。 夜,小腹がすいたときのためだ。 ついでに地下のフロアをうろついたら チーズ売り場で「モンドール」が売られていた。 ジュラ地方の名産で,秋冬限定の品だ。 懐かしいが,小箱で3800円は高いと感じた。 相場なんだろうけど貧乏が趣味だからね。 それに,このごろはワインも飲まないし。 |
◆喜び組 ゼミ学生を中心とした新しいサークルができ 昔の歓楽街(青線)の飲み屋でコンパをした。 狭い2階の座敷が味わい深く一同興奮。 まちづくりのNPOをめざすサークルだが 正式名称はまだない。 狭い部屋で学生に囲まれ,ハーレム気分のまま 「かごしま喜び組」という名前を思いついた。 |
◆安い航空券 うちの奥さんが鹿児島へ「家の掃除」に来る。 東京ー鹿児島往復の航空券をネットで検索したら 「出張プラン」だとホテル1泊つき2万2千円! (正規料金だと片道でも3万5千円) 東京が起点だからで,鹿児島発だとそうはいかない。 なんだか不公平のような気がする。 |
◆学生の本づくり 法政大学社会学部の加太ゼミが本を出した。 『東京地下鉄日和』A5版153頁,700円だ。 Web版の朝日新聞で知り,メールで注文して購入した。 数年前,上智大学の学生たちが作った本: 『アジアを食べる日本の猫』(梨の木舎)でも感じたが こんな本をうちの学生にも作らせたい。 と同僚に語ったら鼻で笑われた。 陳腐なアイデアらしいが,それでも取り組もうと思う。 |
◆ Customers Rule ! ビジネス本の原題だが,邦訳のタイトルは 『なぜ誰もネットで買わなくなるのか』 (ダイヤモンド社,2002年10月) この本,原題もいいけど邦題の方がわかりやすいね。 また,かねがね疑問に思っていたことが この本を読んで氷解したのでうれしい。 |
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