つぶやき |
◆オスカー 主演男優賞は「Ray」に出た Jamie Foxx だ。 ぼくは「ふーん」と思っただけだが The New York Times(Web版)の読者投稿欄に 嫌味な書き込みがあり、これには少しうなずいた。 《 American Culture on the Decline 》 |
◆映画の日 夕方、鹿児島大学に行く用事があったので 帰りに街中で夕食と映画を楽しんだ。 映画館の前で、3月1日は終日割引(千円)だと知る。 しかし空腹に負け、映画は9時からの夜間割引で観る。 「オペラ座の怪人」は眠たかった。 それは食後に観たせいでもないと思う。 |
◆いちご 1パック400円ぐらいが普通のようだが 粒が規格外のものは 180円と安い。 産地が近いので、そういうのが買える。 ビタミン補給のため、このところしばしば買う。 小粒のものばかりだと、味もよくお買い得感がある。 奥に隠れた大粒は見かけもグロで、味も大味。 |
◆筆禍 職場で組合ニュース「かげひなた」を出している。 歓送会への参加を呼びかける記事で 「欠席者の悪口を肴に痛飲し、愉快な一夕を」 と書いたら、これにクレーム。 4日の組合学習会の場で謝罪することになった。 たしかに「悪口を肴に……」はつまらぬ冗談だが 謝罪をせまる職場の空気はさらに寒い。 |
◆廃校 わが県立短大の「廃校」を求める声がある。 4日の県議会であからさまな発言がなされた。 われわれにとって衝撃的な事件だが 魅力的な大学への変身が必須の課題となり 学内での「本気」の改革を迫ったのはよかった。 やはり淀みを動かすには外からの力が必要らしい。 内からの改革に失敗してきた者は自虐的に笑う。 |
◆通り会 学校そばの商店街のイベントに学生自治会は協力する。 地域に役立つ大学というイメージづくりで 学生の方が教職員より大きく貢献している。 その学生自治会と商店主との宴会があり ぼくも誘われてフラフラと参加した。 ぼくはろくに話も聞かず鍋料理をひたすら食べたが 学生たちは通り会のオヤジさんをちゃんと持ち上げている。 そういう点でも連中は教員よりはるかに大人。 |
◆丘の上のレストラン 鹿児島市の北、伊集院町の温泉施設「ゆすいん」に行く。 町営の老人健康施設で、中途半端に豪華である。 帰りに、近くの「すてきなレストラン」に寄った。 タウン情報誌で調べておいたのだ。 「開店中」の看板は、車を降りると「準備中」に替わっていた。 昼の2時過ぎで、ぼくが駐車するのを見て店の人が看板を替えた。 |
◆芋かりんとう お茶など飲みつつ、ゆっくり食べるのが正しい。 飲み物を省いてガシガシ食べていたら ほっぺたの内側をかんで血豆ができた。 |
◆メディア史 堀江社長がメディア論で筑紫哲也につっこまれていた。 堀江はインターネットの無政府性(万人の発信力)を礼賛し 筑紫はジャーナリスト(社会の木鐸)の重要性を説く。 筑紫は2ちゃんねるを便所の落書きと同一視し 個人ブログとマスコミの等価性を否定する。 ぼくとしては、何だかな〜、と思う。 ちょうど北田暁大(33歳)の新著を読んだばかりだからだ。 『嗤う日本の「ナショナリズム」』(NHKブックス)は 連合赤軍(60年代的なもの)から今日の電車男まで 時代精神の変遷を巧みに分析してみせた。 「2ちゃんねる化する社会」を肯定も否定もせず 社会学的分析の妙味だけを示してみせる頭良さ。 俊英ってのは世に必ず現れてくるもののよう。 |
◆ダブルバインド 塩分は控えめに、と考えているため 味噌汁や漬け物のたぐいも控えている。 ところが、ものの本によればそれらは「良い食べ物」だ。 ど〜すりゃいいんだ、と思った。 しかし、そもそも塩1グラムがどれほどの量なのか 具体的には知らず、イメージもできないことに気づく。 |
◆起業支援 鹿児島市役所前の一等地に「SOHOかごしま」がある。 市が買い取った建物を「有効活用」するために よその流行を遅ればせながら取り入れた。 まれにしか成功しないものとわかっていても よそがやるならうちもやるのが行政だろうが 懐に余裕のない「県」にはできない業だ。 だから、県と市はちょっと仲が悪い。 県の機関に属するわれわれが市に協力する場合 なるべく目立たぬよう、やや姿を隠した形になるのが通例。 |
◆ゴミ本あさり 近くの大型古本屋に立ち寄れば必ず5冊は買う。 5冊以上なら1割引ってのが誘因。 1冊百円の文庫本ばかりだから、よけいに浅ましい。 松下幸之助とか扇谷正造とか PHP系ものを買った。 20年以上前の本だが、けっこう使えそうなネタがつまってる。 扇谷なんて、もう忘れられてるからパクっちゃおうか。 と、心情までさもしくなる。(これも PHP系?) |
◆「ロング・エンゲージメント」 鹿児島中央駅ビルで4年前の卒業生とお食事会。 夜9時半に解散し、ぼくは駅ビル内で映画を観る。 ジュネ監督の「Un long dimanche de fiancailles」だ。 昨年10月、フランスに行ったとき、まだ封切られてなかった。 監督へのインタビューを載せた雑誌を買ったな〜。 機内で読んで持ち帰ったはずだ。 まだ捨ててなければと、深夜、古雑誌の山をほじくる。 |
◆ Air Edge(Willcom) ビデオデッキが壊れた(ような気がする)ので 量販店をまわって、1万円のを買う。 店の入口に携帯電話の販促コーナーがあった。 1円という値段をみて、しばし黙考。 Air Edge はモバイル用に使っているので 割引で通話機能を付加できるのも魅力だ。 |
◆チキンソテー 鶏の胸肉を焼いて食べた。 このごろ動物性タンパク質をあまり摂取してないせいか 体の方が変調をきたし、深夜に目覚める。 久しぶりに胃薬を飲んだ。 |
◆ Willcom(続) Willcom社の携帯電話(Air Edge Phone)はPHSだが 5月1日より同社の携帯間なら通話は定額となる。 月額2900円で通話し放題は魅力的だ。 といっても、ぼくはいったい誰と話せばよいのだろう。 昔(学生の頃)とちがって、今は長電話をする相手がいない。 というか、ぼくの話を聞いてくれる相手がいない。 |
◆風邪気味 鹿児島にいると、めったに風邪を引かない。 一人暮らしをしているおかげだろう。 なんて構えていたら、少し体調が変だ。 昼、パスタ屋で食べたランチがおいしくない。 流行のインフルエンザか? と保健室にかけこむ。 体温計では 35.8度と平熱だったけれども 用心のため研究室でひたすら午睡をむさぼる。 |
◆半泣き 同僚の送別会の後、ひとり駅ビルで映画を観る。 「きみに読む物語」("The Notebook", 2004) 受付の女性に「どんな映画ですか?」と聞くと 「純愛もので、泣けます」という。 なるほどな、という内容。 ぼくの好きなサム・シェパードが演ずる脇役の 父親像がちょっとすてきだった。 息子との距離、介入の度合いが、ね。 |
◆もてなし風呂 息子(25歳)が鹿児島に来たので銭湯に連れて行く。 大型銭湯だから楽しんでくれるかなと思えば けっこうあっさり上がっていった。 息子にしてみれば、それでもがまんしての長風呂だった。 父と子が互いにおもんぱかる図柄。 |
◆喫茶人の会 国産紅茶を飲み比べて楽しむ会があった。 国産の約20種に外来品2種が混ぜられていた。 味のインパクトでは明らかに外来品が勝る。 国産物が絶滅しかけたのは単に値段のせいじゃない。 それでも国産を楽しもうというのがこの会のミソ。 しかし、どういう点をどのように愛でるべきか 素人にはよくわからないままだった。 |
◆民のカマドは賑わいにけり 霧島温泉郷を車であちこちめぐった。 ちょっとした滝にもけっこう見物客がいたし 観光スポットの土産物店には人があふれる。 日本の経済はだんだん回復してるみたい。 |
◆銀シャリ ここ数日、ご飯は白米ばかり食べている。 体重もふたたび70キロを超えてしまった。 これまでは玄米の「まずさ」が食欲を抑制してきた。 白米にもどると、まさしくカマドのふたが開いて 抑制が効かなくなった形。 |
◆春休み 卒業式がすめば上京するのが通例だが 今年はまだ鹿児島にとどまっている。 4月から開始する予定の新しい仕事のため あれこれ頭をひねろうと思っても 人気のないキャンパスの怠惰な空気のなかでは 珍奇なことを考えるのも面倒くさくなる。 やはりこの時期はよその空気を吸うのが正しい。 |
◆八女(やめ)の田舎者 テレビの前で堀江社長を応援する。 それを見て、息子は「なぜ?」といった顔をする。 じつは、ほとんど根拠なく応援している。 八女の人間なら悪人じゃなかろう、という思いこみが全て。 原初的な愛郷心(Patriotism)の発露だ。 いや、お恥ずかしい。 |
◆発熱 なんだか体調が変だなと思ったら熱があった。 38.5度だ。 売薬をのんだらすぐ37.5度にさがった。 ふだん薬をのまない人間には薬がよく効く。 |
◆熱っぽく 昼間は36.5度まで下がったのに、夜また38度を超えた。 夕方、平熱に戻ったと信じて送別会に出たら だんだん寒気を覚え、こりゃいかんと帰宅。 石油ストーブと電気ストーブでダブルに暖をとる。 |
◆舌苔 上京した。 熱は下がったのに味覚は変なまま。 風邪薬で胃をやられ、舌の表面が白い。 歯ブラシで舌をこすれば、オエーってなもんだ。 |
◆病中?病後? 体温は36度前後でもまだ何だか変。 薬はもう飲んでいないが 健康時の体調がどういうものだったのか忘れた。 つまり、復調したという実感がつかめぬ。 病人気分のまま一日をすごしている。 マフラーをしたままコタツに入っている。 |
◆ DVD 鑑賞 奥さんが「いいの借りてきてね」というので シミジミ系というか、地味系ばかり借りた。 ところがいずれも奥さんのお気に召さず。 「ミスティック・リバー」は暗くて救いがなく 「ノーバディーズ・フール」も前向きの話じゃない。 後者は「ビッグ・リボウスキー」級の佳作だけどなあ。 無頼派の田舎ジジイってのはぼくの理想です。 |
◆バーサンの足腰 バーサンは独力では起立するのも難しい。 だから、イスに座れば座りっぱなしの形になり 「わるさ」もできないので安心だ。 な〜んてんで、目を離していると いつのまにやら台所にいて、あれこれの袋を開けている。 |
◆なじみの客 タマネギを求めて、近くの八百屋に入ると オヤジから「今日は焼き芋はありません」といわれた。 二日続けて焼き芋を買ったので ぼくはそれ専門の客と見なされたのだ。◆犬にタマネギは厳禁 チャーハンを作ったが、塩味が足りず、焦げ臭い。 半分残ったので、家人には黙って犬にあげた。 犬はこの珍しい食べ物を喜んでくれた。 タマネギは「なるべく」除去したものの 細大漏らさず除去したわけではない。 犬にタマネギ厳禁の「説」は知っていても それに根拠があることは知らなかったからだ。 インターネットで調べて、ようやく飲み込んだ。 「最悪の場合は死に至る」とある。 ひえ〜、すまなかった、許してくれ。 犬をじっと見ていても、目をそらされる。 その後もひんぱんに様子を伺えど目立った変化なし。 |
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