つぶやき |
◆睡魔 夜間部のゼミ(+鍋パーティー)を天文館で開く。 デジカメで撮った画像を Web上に載せようと 帰宅してからシコシコ作業を始めた。 ところが夜11時なのに眠たくてしょうがない。 不眠症の人にはまことに申し訳ない話だ。 キーボードに指をのせたまま意識を失う。 |
◆紅涙 1日は休校日で,かつ映画の日(千円均一)だった。 午前中に「Always 三丁目の夕日」を観る。 客の数は多く,その大半はおばさんだ。 高度成長期直前の日本の風物光景に 一々反応して語り合う声がうるさい。 ベタな泣かせどころにも素直に反応。 すすり泣き,というか鼻水をすする音が響く。 いや,恥ずかしながら,ぼくも少し泣きました。 |
◆酩酊 米映画「バージニア・ウルフなんかこわくない」1967 を 廉価DVD(690円→580円)で買った。 夫婦が罵りあう会話劇で英語の勉強。 英語の字幕が出るからね。 映画で登場人物4人はずっと酒を飲んでいる。 つられて(?)ぼくもワインを飲む。 と,映画の半ばでもう目を開けてられなくなった。 |
◆家の下見 今の官舎からまもなく追いだされる。 別の官舎をあてがわれるのが筋だろう。 どうせなら豪華な「課長住宅」がいいな。 自治省などから出向してきた役人用の住宅。 連中は若造でも県庁内での地位は高い。 地図で調べてその課長住宅を見に行った。 なるほど並の県職員用の住宅とは雲泥の差だ。 ただし,うちの学校から遠い。(県庁には近い) めでたく入居できても通勤には不便だね。 |
◆ DTP 今年も日仏社会学会年報の編集をしている。 といってもパソコンで体裁を整えているだけ。 だから,さほど知的な作業でもない。 ただ,ソフトのバージョンが毎年のように上がるので ちょっとしたところで苦労するのも毎年の恒例。 熟知した旧版を使い続けるのがプロなんでしょうが。 |
◆自助努力 研究室内の洗面台は排水が悪い。 トイレ修理用の吸盤でパコパコやったがダメ。 学校の備品にはパイプ修理用のワイヤがない。 自腹で買おうかなとも思った。(DIYショップで約1600円) 公費節減の思想に染まった良民の姿。 |
◆社会ダーウィニズム 経済学史の授業で体制擁護論の一例を紹介した。 例によって批判抜き,というか,むしろ肯定的に語った。 どんな説もそれなりに説得力があることを示し 学生に自力で問題点を引き出すことを求めた。 弱者保護無用論なら「つっこみどころ」満載のはずだ。 ところが学生はあっさりそれに賛成してしまう。 提出させたレポートを読んで,ちょっと考え込んだ。 |
◆一週間分 洗濯物を干す。 パンツ7枚,靴下7足が並ぶ。 チュラチュラチュラチュララ〜 |
◆まちなかの銭湯 髪の寝癖ばかりが理由じゃないが むしょうに朝風呂に行きたくなる。 歩いてすぐのところにある小さな銭湯に行った。 郊外の銭湯とちがって,挨拶も会話も不要だ。 鹿児島でもここらは都会なのである。 |
◆支部総会 いま九州新幹線つばめ号の車内にいる。 経済学史学会の西南部会ちゅうのに出るためである。 ハガキによる出欠届けを出し忘れたので 担当者にメールで返事を出した(つもりだった)。 まちがって学会のメーリングリストに出し ぼくの軽薄文は全国の会員に送られてしまった。 |
◆見苦しや 学会の懇親会は居酒屋で鍋料理だった。 いつもの調子で一心不乱に食べていたら よく食べますね〜,と声がかかる。 ハタと気づけば,回りは上品な大人ばかり。 ゆっくりお酒を飲みながら,ときどき箸を動かす。 昔,母から「お前は欠食児童みたいに食べる」と言われた。 性癖は一貫して変わらず。 きっと周囲の人は眉をひそめていたのだろうが それにも十分気づかず今日に至った。 |
◆無自覚のバカ 学会で,ある発表の司会をつとめた。 つい余計なことまでしゃべってしまった。 後で,あなたの話はおもしろかった,と言われたが それは「あなたはバカですか」の意味だった。 鹿児島に帰る汽車の中で,忽然と悟る。 |
◆ Kagomma.net まちづくり支援組織のWebサイトを設けよう。 例によって,誰に頼まれたわけでもない仕事だ。 安いレンタルサーバを借り,ドメイン名も勝手に作って登録した。 費用は登録料とあわせて年間で1万5千円。 ファミリーマート経由で支払う。 |
◆甘味摂取 大食ではあるが間食などはしない。 そのポリシーがこのごろ少し怪しい。 スーパーでレジ横にあったクッキーの山を見て いわゆる物の弾みで一箱買ったのが先日。 以後,その手のお菓子を1日1個は買っている。 夜遅くテレビ画面を相手にお菓子を食べる男の姿は ほほえましいというより,鬼気迫るって感じか。 |
◆ JALグループ営業所 JALの割引チケットを買うのに鹿児島空港まで行く。 ちょっとした手続きが必要だったからだ。 市内にあった営業所は9月に撤退した。 JALのカウンターは九州では福岡・沖縄を除き営業終了。 なんだか JALも追いつめられている。 |
◆アルコホリック 福岡に泊まったとき買った酒がなくなった。 ホテル横のコンビニで買ったウィスキーの小瓶。 180cc の酒を約3日で飲んだ。 われながら強くなったもんだ。 学生時代はビールもろくに飲めなかったのに。 |
◆開かずの間 わが茅屋に,ほとんど使わぬ部屋がある。 久しぶりに入り,窓のカーテンも開いた。 畳の上に光る銀色の筋はナメクジの跡である。 押入には,書籍を収納した箱が積まれている。 何年前だったか,東京から自分で自分宛に送り そのまま開封もせず,ずっと放置してきた。 中身の本はこれからも日の目を見るまい。 |
◆FD Faculty Development =授業法改善に取り組む。 学科の教員の集団討議である。 数年前,ぼくが学科長のときにも取り組んだが あのときも,そして現在でもやはり参加者は少ない。 教員にとっては業務外の余計な仕事だからね。 集まりの悪さを嘆いたのは学科長時代の話。 いまはもう腹も立たず,勝手におしゃべりを楽しむ。 |
◆人助け 数年前に退職した元同僚のマンションに行く。 パソコンのことで助けを求められた。 マックの OS-X はセキュリティが堅固で OSに影響する作業にはパスワードが必要だ。 元同僚はそのパスワードを忘れたという。 だから新しいプリンターに接続できないのである。 素朴な解決方法は OS を入れ直すこと。 あれこれ試みて,結局この方法に行き着く。 んで,朝9時から昼の3時までの作業となった。 |
◆半額セール 家の近くの生協は夜になると弁当を半額にする。 大量に売れ残っている日はうれしい。 よりどりみどりだ。 なんてね,低レベルで幸福感を味わってます。 |
◆こらしめる 学生の不始末(万引)に関して議論する。 「学生をどう懲らしめようか」という議論である。 このごろ「穏便に」なんてのは禁句らしい。 |
◆暴風雪警報 ひえ〜っ,鹿児島でも大雪だぜ。(観測記録更新だと) 警報がでると休校という決まりがある。 夜間の2限目(ゼミ)は急に休講となったが こちらが連絡せずとも学生は現れず。 |
◆鼻づまり 夜中の2時だったか3時だったか,目が覚める。 鼻がつまって呼吸が苦しくなっていたせいだ。 薬袋から鼻炎用カプセルを取り出して飲む。 水に浮かんだ氷が溶けていくような感じで だんだん鼻の通りがよくなっていく。 すごい効き目だなと思いながら眠りに陥る。 |
◆師弟 上京し,フランス経済思想史の研究会に出る。 院生時代に津田内匠先生から指導を受けた者たちが 年老いてもやはり先生に叱られたくて集まる。 最近大著を出版した友人が報告する。 けっこうよくできた本だとぼくには思われるが 先生によれば「整理されすぎている」 「これでは研究書というより教科書」と手厳しい。 その容赦のなさがわれわれを喜ばせる。 叩かれた報告者本人も喜んでいる。 |
◆トロツキー![]() ![]() トロツキーに似ている,というのだ。 ちょっとうれしくなって,ネットで顔写真を確かめると あれれ,むしろぼくの友人(El Saito)に似ている。 彼もトロツキー似といわれると喜ぶかな? |
◆要介護 バーサンは2ヶ月の入院の後,いまは家にいる。 ほとんど寝たきりで,要介護認定も最高ランクだが 休日以外はデイケアで預かってもらえる。 今朝も9時半頃にお迎えの車が来るはずだ。 しかし,奥さんも子どもたちもすでに外出。 家にいるのはぼくとバーサンのみ。 バーサンを車イスに乗せ,いっしょにお迎えを待つ。 |
◆先祖返り 娘は独立自営業をめざしている。 将来は不安だが,それは商いにつきもの。 むしろ自立志向を喜ばしく思いたい。 ぼくの両親はいわゆる外地からの引揚者で 帰国後は金物屋→洋服屋→うどん屋をしてきた。 糊口の資を得るための商売替えだ。 いま,ぼくの回りはみな俸給生活者だから 商店経営などを危ぶむ声が多い。 しかし,ぼくは「そういう人生もありだよな〜」と ろくに資金援助をせず,事態を楽観視する。 |
◆介護老人保健施設 バーサンを介護してくれそうな施設を見に行く。 多摩川のそばで眺めも良く,新築だからきれいだ。 老人たちはホールで「荒城の月」などを歌わされている。 その姿に自分の行く末を重ねてしまう。 きっとぼくもぼやきながら小声で歌うんだろうなあ。 |
◆8mmビデオ 長らく故障したままのビデオデッキを修理に出した。 8ミリビデオをダビングしなきゃ,と感じたからだ。 放っておくと修理用の部品がなくなっちまう。 今なら自力で家族の記録映像を DVDに移せる。 修理費用2万4千円はしかたがない。 |
◆破廉恥 光文社新書『羞恥心はどこへ消えた?』を読むと 車内での飲食は人前でのキスと同列らしい。 あちゃ〜,先日,中央線の車内でパンを食べたよ。 昼抜きで会合に向かう途中,つい……。 クロワッサン系だったので,ポロポロこぼれた。 あんまり恥ずかしいとも思わなかった。 それこそが病理現象ってか。 |
◆レイモン・アロン 1年以上前に翻訳を済ませておいたのが ようやく出版されるらしい。 レイモン・アロン著の『マルクスのマルクス主義』だ。 パリ在住の共訳者によれば,今年はアロン生誕100周年で フランスじゃ,いろんな行事が催され,記念切手も出た。 「アンガジェする傍観者」という皮肉なタイトルの DVD(昔のテレビ番組)および同名の本も発売された。 ぼくはさっそくこの二つをアマゾンに注文した。 |
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