つぶやき |
◆短期入所療養 この週末,バーサンは介護療養専門の病院に入る。 介護で疲れた家族を癒すための公的サービスである。 たしかにうちの奥さんは昼間働き,夜は介護で そうとうへたばっているからな〜。 |
◆南紀白浜 奥さんにつきあって,白浜温泉郷を訪れる。 土曜日で,主だったホテル・旅館に空室なく エゲレス風にB&Bと称する安宿に泊まった。 どの宿も満室のはずなのに通りには人の影なし。 客たちはそれぞれのホテルに囲い込まれている。 |
◆本宮温泉郷 微熱(36.9度)があって体調不良のまま旅する。 紀伊山地の霊場,熊野神社近くの温泉郷をめぐる。 雷まじりの土砂降りに遭遇し,びしょ濡れとなる。 旅のはじめは奥さんだけ温泉を楽しんでいたが びしょ濡れ以後は,ぼくもやけくそ気味に入湯。 |
◆危険回避 山手線で横に座ったオヤジの挙動が怪しい。 気色が悪いので席を立って遠ざかる。 気色悪いと思っちゃいけないのだろうか。 一度,背後から跳び蹴りされた経験があるため それがトラウマとなって,むやみに警戒している。 プラットホームに立つときも後ろを気にしちゃう。 |
◆ベルト ふだんジーンズゆえ,ベルトは1本しか持たない。 それがヨレヨレとなり,スーツに合わなくなった。 鹿児島にもどるさい浜松町で新しいのを買う。 が,1本千円の安物で,やはり値段相応の品質。 |
◆転居先 完全に引っ越すのは1ヶ月以上先のことだが 部屋の下見を兼ね,カギを受け取りに行く。 3階建て12戸の集合住宅。 同棟の住人が班長みたいな形でカギを管理している。 菓子折を差し出したが,フンってなもんだった。 しかも,管理当番もまもなく交代するんだと。 |
◆去るも地獄,残るも地獄 連日ながら転居先の下見に行く。 実見すれば室内の広さはこれまでの半分。 古くて汚い点は同程度だが,乾いた感じは良い。 なにしろ,いまの家はジトジトと湿っている。 4月なのに早くもナメクジが出てきた。 |
◆親和会 職場の親睦団体の会長(任期1年)になった。 教職員全体の集まり(忘年会や歓送迎会)の挨拶係である。 いまやぼくも長老の部類なのだ。 |
◆木市 甲突川沿いの公園で,5月まで木市が開かれている。 通りがかりについフラフラと立ち寄った。 鹿児島の名物行事だが,今まで中に入ったことがない。 ぼくは田舎育ちのくせに花や木のことを知らぬ。 だから,初めて知る名前,初めて見る花が多かった。 奥の深い世界がここにもあるとわかった。 |
◆ソルロンタン(雪濃湯) 鹿児島三越で韓国フェアをやってた。 フロアの一角に食事コーナーが設けられ 学園祭風の貧粗な店構えながら客は多い。 ぼくは850円のソルロンタンを注文した。 数年前のソウル旅行で本場の食べ方はマスター済みだ。 つまり,添えられたご飯をスープの中に入れ ガシガシかき混ぜながら犬食いする。 この作法を鹿児島三越で披露したら若干注目された。 |
◆奇々怪々 夕食用の弁当を買って帰るとベッドの上になめくじ。 どうしてそんなところにいるのだろうか? 銀色に光る足跡がシーツの上にあるが 途中で切れているので元をたどれない。 まさか天井から落ちてきたわけでもあるまい。 |
◆記憶喪失 旧友(大学の寮で同室)と30数年ぶりに再会した。 とうぜん昔のことなども語り合えば いくつかの話はぼくの記憶から消えていた。 彼の結婚披露宴でぼくはギターの二重奏をやったそうだ。 ぼくの記憶にないのはよほど恥ずかしい過去だからか? ま,それに限らず,あの時代のことはなんだか白い霧の中。 たしかに生き方自体もぼんやりしていた。 |
◆読書量 職業柄というか,もともと速読には自信がある。 頁をめくり終えた形での「読了」なら 一日3冊は軽く読めちゃう。 ところが最近その読書量が落ちた。 いつも4〜5冊バッグに入れて持ち歩いているのに 本を手にする機会が少ない。 晴れた日には自転車にのって外をフラフラ。 室内にいればパソコンのモニターを眺めてばかり。 |
◆そこつ 新入生オリエンテーションが終わり,授業が始まった。 いそいそと教室に行けばそこには誰もいない。 ぼくが時間をまちがえ,1時間早すぎたのだ。 てへへ,と一人赤面する。 が,ぼくはまだ良い方だった。 別の教員は学生を待たせたまま欠席。 ぼくと逆向きに時間をまちがえ,のんびりしてたらしい。 |
◆担任制 わが商経学科は1年次からのゼミが売りだ。 しかし,夜間部にはその1年次ゼミがない。 講師手当の予算化が認められないからだ。 その代わりというんで,担任制を案出した。 学生に「何かあったら」相談に乗るシステムだ。 何もなければ何もしなくてよい。 いちおう最初の顔合わせの行事に出る。 すると,今年度の二部の新入生は元気がよい。 不本意入学なんてのがいなくて この学校で目一杯楽しもうとする学生ばかり。 なんだか期待に応えたくなっちゃうよ。 |
◆早起きの得 どういうわけか朝4時に目が覚めてしまった。 本でも読めばまた眠たくなるだろうと 若田部昌澄『経済学者たちの闘い』(2003)を読む。 と,これが存外おもしろく,読破しちゃったよ。 |
◆市来(いちき)の温泉 日曜の昼,ふと温泉に入りたくなる。 鹿児島市北端の郡山に車を走らせる。 目当ては「甲突の湯」の竹炭入り「黒湯」だが こしゃくなことに定休日の札。 引き返すのも業腹なので国道3号線を北上する。 市来町は鹿児島市から35キロ,串木野の手前。 浜辺に建つ温泉センターで露天風呂に入る。 いい感じの温泉だが,鹿児島では並のレベルだね。 露天風呂は柵がジャマで,立たなきゃ海が見えない。 |
◆瞼の母 応募した覚えはないが試写会の券が送られてきた。 んで,「佐賀のがばいばあちゃん」を観たのである。 まるでベタな母恋し物語。 あまりにもベタベタゆえ,これで泣くのも恥ずかしい。 |
◆職員間格差 転居先の職員住宅には網戸が一枚しかない。 3部屋あるので,網戸はもう二枚必要だ。 県の庁舎管理課に電話したら,自前で入れろとの返事。 これまで住んできた住宅とは大違いの対応だ。 これまでは管理職向け住宅で,何かとサービスが良かった。 要求もしないのにシャワー専用の給湯器がつけられたし 網戸だって大小あわせて14枚(!)もある。 どうせ解体するのだから寸法があえば移し替えよう。 それについては「ご自由に」との返事だし。 |
◆ラーメン丼 山奥にある看護専門学校に今年も非常勤で行く。 行く途中で昼食をとろうと,ラーメン屋に入る。 地元テレビ局のラーメン番組で紹介されていた店だ。 そこのお勧めは「ラーメン丼」である。 まず麺を食べ,その後,ご飯を入れて食べる。 まずくはないが,この味ならカップ麺でも再現可能。 というか,カップ麺でやった方がおいしいかも。 |
◆オヤジの感性 若者ならどういう服装・風体でもかまわない,と 自分が若い頃はとくにそう思った。 このごろは自分が少し変わってきたような気がする。 学生が多少派手めな服を着ているのは許せても 学生がサンダルをペタペタさせながら歩くのはイヤだ。 ピテカントロプスみたいに膝を曲げて歩くのもイヤだ。 そいつに膝カックンをくらわせてやりたくなる。 |
◆独行 転居先の室内を掃除する。 狭い住宅なので,雑巾がけもすぐに終わった。 引っ越す品物は一人で少しずつ運ぶ予定だ。 手伝ってくれる人はいない。 (重たい物は業者に頼もう) 思い返せば,引っ越しはそのつど独力でやってきた。 人の引っ越しの手伝いは何度かしたが 自分のときには人に助けを求めた覚えがない。 ちょっとした美意識の問題(嫌われ者の美学)。 |
◆田舎者 駅ビル内の映画館に傘を忘れた。 すぐに戻ったが,すでに次の回が始まっていた。 上映中は中に入れず,2時間待てと言われる。 紀伊國屋書店で新書を1冊買って 1階のスターバックスで時間をつぶす。 俗に,このスタバのおかげで鹿児島も都会になったとされる。 それはともかく,ぼくにはスタバそのものが初体験。 注文するときドギマギした。 |
◆学生との距離 日曜の夕方,校庭に貸切バスが入ってきた。 学生自治会主催の新歓合宿からの帰りらしい。 参加した学生の数は多いが,教員の姿はない。 思えばぼくも最近は参加してないな〜。 商経学科は学生との親密な交流を売りにし 新歓合宿などにも多くの教員が参加してきた。 いまや課外時間での交流は個々の教員の趣味に属する。 そして若手教員はさらに一昔前の「たこつぼ」型に回帰。 |
◆人体実験 夕方から寒気がすると思ったら38.5度。 必死の思いで自転車をこぎ帰宅した。 日本の俗信で「風邪の時は入浴厳禁」というが 西洋にはそんな説がないらしい。 ものは試し,と自宅の風呂に入ってから就床。 すると,あら不思議,朝起きたら熱はない。 |
◆客商売 サービス業者は客をえり好みしてはいけない。 教員には学生という客が目の前にいる。 態度の悪い客はつまみ出したくなるが お客様至上主義ではそんなことは許されない。 客が自ら立ち去りたくなるよう誘導するしかない。 「あなたが求めるものはこの授業では得られない」とほのめかす。 しかし,そういう客に限ってこちらの気持ちが伝わらない。 |
◆漢文 図書館から加藤徹『漢文力』(2004)を借りて読む。 広島大学での講義がベースらしいが 一つのテーマにつき1回は感心させられる。 ぼくもそういう授業ができたらいいな。 毎回受講して良かったと学生に感じさせるような。 |
◆熊本の工場見学 よそのゼミのイベントながら勝手に参加する。 今年はユニバーサル造船とサントリーの工場見学。 県庁の小型バスに乗って行くのだ。 よそのゼミゆえ,学生たちの嬌声はうるさく感じられる。 |
◆熊本の美味 熊本市の繁華街をふらつき,横丁の店に入る。 肥後名物料理のセットを注文した。 辛し蓮根,馬刺し,だご汁などである。 これがいずれも美味なので困っちゃう。 鹿児島ではこれほど感動的な味には出会えない。 鹿児島では「甘〜い」のが一般に美味とされる。 一方,熊本は甘さも塩加減もちょうどよい。 負けたね。 |
◆おのぼりさん 学会の用事で上京し,恵比寿の街をうろつく。 駅前で遭遇した知人もついてくる。 彼は土地不案内というが,こちらも似たようなもの。 恵比寿はラーメン激戦区との評判を信じ それらしい店を求めて,ふたりで右往左往。 |
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