つぶやき |
◆出張講義 市内の鹿児島中央高校へ行く。 鹿児島大,熊本大,九大からも講師が来ており 総数17の教室で出前講義が一斉に行われた。 受講生は各教室それぞれ20人以下に割り振られ ぼくに当たった生徒はいわば「はずれ」組かな。 講義のあと控え室で昼食がふるまわれる。 ガシガシ食べていたのはぼくぐらいで ほかの先生方はみな忙しそうにそそくさと退散。 |
◆旅の安全 9月に学生を引率してインドネシアに行く。 異文化体験という正規の授業の一環である。 インドネシアといえば地震・テロ・伝染病を連想して 旅行を不安視する向きが学の内外にある。 関係方面を慰撫すべく旅の日報体制を整えた。 |
◆ウーロン茶漬け テレビCMで見て,食べてみる気になった。 恥ずかしながら,けっこうおいしいと思う。 冷やご飯+ウーロン茶+鮭ほぐし,これが基本。 その他,総菜屋のパック数点をテーブルに並べる。 ここ数日,夕食はこればっかりだがまだあきない。 |
◆浮世風呂 市内の銭湯はおおむねどこも清潔できれいだが うちの近所の「みょうばん温泉」は貧乏臭がきわだつ。 ま,泉質がよく,100%かけ流しだから許せるけどね。 常連たちは湯船の内外で世間話に興ずる。 番台から流れるAMラジオの音質の悪さ。 おまけに聞こえる歌もモロに懐メロだ 春日八郎「ひょうたんブギ」,宮城まり子「毒消しゃいらんかね」…… 昔,八女の田舎で吸ったのと同じ空気が漂う。 |
◆酒宴 symposion 職場の親睦団体「親和会」の会長をしている。 できるだけ頻繁に飲み会を開こうと思う。 で,8月教授会終了後,「納涼ビアパーティー」を催す。 今回は教員の約3分の1が参加したので,めでたい。 ぼくは昔から下戸のくせに飲み会が好きだが 大半の教員はこの種の集まりを好まぬようだ。 ぼくが学生・院生時代に出会った先生たちは ほぼ例外なく「飲み」の集いを愛していた。 そういう性向こそ学者の要件とぼくは思いこんだ。 |
◆隣組 第一土曜日は団地の集団清掃日。 朝7時から周辺の雑草とりに励む。 ぼくも6,7,8月と欠かさず参加している。 一種の苦役なのだが,存外楽しい。 この分だと,日本が戦争に突入しても 消火バケツリレーや竹槍の訓練を楽しくやれそうだ。 |
◆団地の夏 気温は35度を超えるようになったが けっきょくエアコンなしで過ごしている。 一軒家と違い,窓は四六時中,開けたままでよい。 朝夕は涼しい風が吹く。(鹿児島の利点) そして,予想外に隣近所からの騒音もない。 なんだか,この住まい,けっこう当たりだったかも。 |
◆無線LAN これも団地ネタだが,大きな声では言えない。 ノートPCを開くと,自動的に無線LANにつながる。 源は,隣のマンションか,うちの団地のどこか。 無線LANはかなり普及しているようで 時間帯によっては4〜5軒から電波が届く。 なかにはプロテクトがかかってないLANもある。 うちのPCはそれに勝手につながるのだ。 |
◆ Negligible person or Persona non grata ? 学科会議の時間をまちがえて大幅に遅刻した。 けっこう重要な議題もあったようだし とくに今回はぼくが議事録を作成する番だった。 早朝から研究室にいたのに,呼び出しの電話もなかった。 ぼくの不在を気にする同僚はいなかったのだ。 存在感が希薄なのは悲しいとも思えたが Invisible な存在なら,逆にいいこともありそう。 |
◆風狂 歩けばお月さまもいっしょについてくる なんてことに感動したな〜,ガキのころ。 夜10時ごろ,夜風を求めて散歩に出れば 満月の空が昔の感動をよびおこす。 うすら笑いをしながら徘徊するジジイの姿は怪しいが。 |
◆海賊映画 Pirates of the Caribbean #2 映画館が近くなり,6〜7月は足繁く通った。 そのポイントカードで1回無料サービス。 有効期限は8月いっぱいだ。 もうすぐ離鹿するので,あわてて観に行った。 夏休み中ゆえ,お子様向けの映画ばかり。 とはいえ,夜の上映だと回りはカップルばかり。 いちゃつくな,バカヤロー,とスネながら映画を観る。 |
◆菓子折 しばらく留守をするので団地の班長さんに挨拶。 駅ビルの地下でゼリーの詰め合わせを買っておいた。 夜,訪れたときはあちらもお留守。 で,早朝,ご主人の出勤時をねらって手渡す。 われながら律儀なもんだ。 |
◆すた丼 国立駅の近くで昼食は「すた丼」¥550。 いまじゃ支店数軒をもつほどの「有名店」だが 30年前は国立のはずれにある小さな店だった。(→参考) ニンニク醤油で炒めた豚肉をご飯にのせただけの丼。 ひさしぶりに食べたら塩味がきつい。 味が落ちたともいえるが,「もともとまずい」の説もある。 店内に貼られたビラによれば この夏限定で鹿児島のファミマにも進出する。 「豚キムチ丼 くろ」¥490 というんだそうだ。(→参考) めでたいような,恥ずかしいような。 |
◆危ない人 生ぬるい夜風に吹かれながら犬と散歩する。 道のまんなかでバットの素振りをする人がいる。 顔は見えぬが短パンをはいた中年のオヤジだ。 ぼくは数年前からのトラウマで 人は何をするかわからん,と思い,怖がる。 犬はそんな気持ちを忖度せずドンドン進む。 ま,ここまで来てUターンするのも変だ。 オヤジを挑発しないよう,顔を伏せてすりぬける。 |
◆ソウル バーサンを介護施設にショートステイさせて 奥さんの骨休めを主目的に韓国へ渡る。 羽田→金浦のJAL便だが,客の大半は韓国人だ。 ホテルは4星クラスで,自分としては高級。 全室にLANが設けられているのがミソだね。 |
◆光復節 舞台公演の当日券をプレイガイドで買おうと思う。 そのため大型書店に向かえば,店の前でデモをやってる。 8・15の恒例行事なのだが,小泉首相が靖国参拝しただけに ぼくらは日本人と悟られぬよう早足で歩く。 しかし,目当てのチケットは買えなかった。 店員も,店員がさしだす電話の相手も英語が不自由だ。 ホテルに戻って,劇場に電話したら予約できた。 でも,朝食後の腹ごなしに散歩できてよかったよ。 昼過ぎ,3時から「Tokebi Storm」(元のNanta劇場)を観る。 これは Nanta の亜流で,構成も演技も一ランク下。(→参考) 夕方6時から「Jump」(セシル劇場)。 武芸の技を演劇化したものでおもしろかった。(→参考) |
◆文化の旅 連日ながら,舞台を二つ観る。 4時から有名な「Nanta」(新しいNanta劇場)(→参考) 個人的には二度目だが,今回も楽しめた。 夜8時から「B-boyz」(弘益大学そばのビル地下)を観る。 若者のストリートダンスを舞台化したもの。(→参考) ぼくは最前列に座ったため,客イジリの標的となる。 舞台に引っ張り出され,踊らされちゃったよ。 |
◆おかわり 帰国前,余った小銭で金浦空港でハンバーガーを食す。 回りをみるとコーラのおかわりをもらっている人がいる。 空のカップをカウンターに出せば,また注いでくれるのだ。 ぼくも試しにカップを差し出し,2杯目をもらう。 すご〜く得したような気分になる。 |
◆身なり構わず 中国のおやじっぽい短パン+Tシャツで過ごす。 鹿児島にいるときはこんな姿じゃ街を歩かぬ。 国立ではそのまま原チャリで買い物に行く。 のばしたヒゲのトリミングもしてない。 つまり,むさくるしさをコンセプトに生きている。 |
◆家事 プリンターを無線で使えるようにする。 水漏れのする蛇口のパッキンを替える。 そして,犬の散歩。 これらの仕事は当然視され,感謝されることもない。 |
◆障害者映画 レンタルDVDで韓国映画「オアシス」(2002)を観た。 重症脳性麻痺の女性と前科者の恋愛,というので 甘っちょろい映画かと思えば,なかなかの傑作だった。 男が,障害者の身体不自由につけこんで強姦する。 何ちゅうことをするんだ,と思わせたあたりで 監督の術中にはまり,自分の「良識」が反転し始める。 |
◆島映画 NHK-BSで映画「青幻記」(1973)を観た。 沖永良部島が舞台だし,ビデオ屋にもない作品なので こりゃぜひ観とかなきゃと思った。 かつては映像美で人の心をふるわせた映画らしいが いま観ると,俳優たちの顔ぶればかりがなつかしい。 伊藤雄之助,殿山泰司,小松方正,戸浦六宏,原泉…… |
◆老熟 来月インドネシアに行くのでウォーキングシューズを買う。 2週間以上の滞在で,街を歩き回るからだ。 いま使っている Reebok Rainwalker もいいが チャック付きで着脱が便利なヨネックスの靴を買う。 外見よりも機能で選ぶあたり,ぼくも成熟したな。 |
◆SNS(Social Networking Service) 「Mixi」などコミュニティ型の Web サイトのこと。 朝日新聞の文化欄で最近の流行ぶりが紹介されていた。 人とつながりたいという欲求に応えるものとされる。 ある企業は内部で「知の交流」をもりあげようと このSNSを職場に導入したという。 ぼくは十年来の経験で,そりゃ難しかろう,と思う。 自己を開示して他者と交流したがる人間は学者世界でも僅少だ。 んで,先の記事をよく読むと その企業内SNSへの参加率は5%だとか。 うむ,それならわかる。 |
◆老いのゆるみ 新聞の書評欄で知って倉沢愛子の近著を買った。 『インドネシア イスラームの覚醒』(洋泉社) 彼女の著作はこれまでけっこう読んできたが この本はゆるい。 彼女はインドネシアの路地裏に詳しいのが売りで 足で調べた部分はさすがに読ませるが 宗教談義になると何だか素人くさいぞ。 そのゆるみは書き間違いにも表れる。 「不信な死」「キャスチングボード」…… |
◆ Movin' Out ビリー・ジョエルの歌をもとにしたミュージカルだ。 新宿の厚生年金会館でやってる。 客は40代,50代のおばさん・おじさんが中心。 高齢者がロックのリズムに乗っているのをみると これからは老人施設に流れるBGMも変えなきゃな。 |
◆同郷人 小・中学校の同窓会に誘われ,初めて参加した。 場所は山の上ホテル。 昭和文壇の著名人たちが愛用したことで知られる。 そういうホテルの中が見たいのも誘因のひとつ。 会は,田舎の高校の同窓会でもあったようで ぼくは隣町の高校卒だから見知らぬ人が大半だ。 同じ小・中学の仲間は10人ほどで(女性は5人) 顔は思い出せぬまま共通の思い出話で楽しんだ。 いまの仕事とか,子や孫の話がほとんど出ないのもよい。 バーサン然とした女性がいなかったのもよい。 |
◆配線 娘が独立自営でやっている店に初めて入る。 光ケーブル(東京電力系)とPCの接続を頼まれたからだ。 ところが娘はプロバイダと契約しておらず インターネットはまだ利用できないとわかる。 それでも,大型液晶テレビをPCのモニターにも使えるようにしたり iTune の音楽を無線で店のスピーカーで聴けるようにした。 父親に期待された仕事を多少は果たせたわけだ。 |
◆アンクル・ソックス ウォーキングシューズは生足ではくのが好みだったが 家人が「それはやめて」というもんで くるぶしまでの靴下を試してみる気になった。 こいつはなんだか恥ずかしいような,うれしいような。 |
◆ひややぼ 国立の大学通りに面したそば屋「更科甚吾郎」の 冷やし谷保天そば(大盛り1100円)は絶品だ。 エビ天,いか天は大振りで,大根おろしも良い。 食べているとつい笑っちゃうぐらいおいしい。 食べ終わると心が幸福感で満たされる。 |
◆ポカン ふと気づけば,よく口が開けっ放しになってる。 幼少期は常時そうだったような気もする。 心ここにあらず,の状態になりやすいのだ。 高校生のころからは意識して引き締めてきたが 最近また口元にしまりがない。 犬の散歩のときにも,口が開いているのに気づいた。 客観的には間抜け面をして夜道を歩いていたのだ。 |
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