| つぶやき |
| ◆ゼミ句会 朝日新聞の多摩版は一橋大のゼミのおもしろさを紹介していた。 比較法学の青木人志教授は自慢気に語る。 ゼミこそ「わが一橋の最大の宝物のひとつ」で 「私のゼミは飲酒はしない」代わりに「句会をやる」んだと。 ゼミ生は全員俳号をもち,俳号で呼び合う。 教師も学生も先輩も後輩もなく,対等に語り合える。 なるほど,そいつは楽しそうだね〜。 |
| ◆映画評論 正直な話,ぼくは映画鑑賞能力が低い。 人の「高説」を聞いて,ようやく理解できたりする。 高校生のころは映画好きの友人に解説してもらい 長じては,雑誌等の映画評を読んで「勘所」をつかんだ。 そして最近ではネットを介して人の映画評を読む。 恥ずかしながら,これが楽しい。 それにしても大学の先生ってのは書き込むのが好きだね。 別府大の衛藤賢史先生とか,新潟大の三浦淳先生とか。 |
頼まれて娘のホームページ用に作った。 作りは単純だけど作成の手順を思い出すのに苦労した。 ほぼ1年ぶりだからね。(前回もそうだったなあ) |
| ◆アフリカ料理 池袋のカメルーン料理店「オービレッジ」に行く。 雑誌でも紹介され,ネット上でも評判がよい店だ。 で,妙にクスクスが食べたくなって足を運ぶ。 ところが,ぼくの行った日は最悪だった。 開店時間なのに,お手伝いみたいなおばさんしかいない。 日本語は全然できないってんでフランス語。 クスクスを食べたいのだが,と切り出すと いま暖めるから待ってろ,という。 イヤな予感が当たり,明らかに残飯の暖め直し。 しかも,出てきたのはクスクスというより団子。 これがクスクス? と聞くと,そうだ,と答えるのでしょうがない。 ゴンボ・ソースなるものもおいしくなかった。 後で調べると,ゴンボとは「オクラ」のこと。 |
| ◆スリーデーマーチ ゼッケンをつけた人々がぞろぞろ歩いている。 3日間続く「歩く祭典」なんだそうだ。 小金井公園から小平・昭島・立川・国立をまわるコース。 別の日は別コースで,あわせてスリーデーマーチとなる。 見たところ,楽しそうに歩いている人はいない。 黙々と歩くことそのものを楽しんでるのか? |
| ◆多摩蘭シュー 国立市のケーキ屋「菓子の木」でシュークリームを買う。 この店に入るのも30年ぶりか。 開店当時はそこの「本格的」な洋菓子に感動したが 他店との競争のなか,その突出ぶりも希薄化した。 久しぶりに入ったのは多摩蘭シューの看板にひかれて,だ。 近くにある坂道=「たまらん坂」にちなむ いわゆるご当地もので,その命名法もちょっと恥ずかしい。 |
| ◆名刺 急に必要になったから,と娘に名刺作りを頼まれた。 短時間で作ってくれる店もあるよ,と教えたが 自分の店のロゴマークも入れたいんだ,と。 しかたなくヤマダ電器まで紙を買いに行く。 行って,けっこう驚いた。 名刺専用紙の棚が2コーナーを占めている。 その勢力はデジカメのプリント用紙と肩を並べる。 |
| ◆マイナー系 渋谷のシアター・イメージフォーラムに行く。 中国映画「モンゴリアン・ピンポン」を観る。 いろいろな作品の予告編にも心が動かされる。 アメリカで上映禁止の「Iraq. Valley of Wolves」(トルコ)。 ブコウスキーの自伝小説を映画化した「Factotum」(ノルウェー)。 ちなみに,この自伝小説の邦題は『勝手に生きろ!』です。 |
| ◆費用対効果 鹿児島に戻れば長時間の学内会議が待っていた。 大学の生き残りをかけた改革が求められている。 ぼくの属する商経学科はこれまでも努力を重ねてきた。 一方,老舗の家政科は脱力系のふるまいに終始する。 で,受験倍率などにあらわれる結果をみると これまでのところ,努力は必ずしも報われない。 われわれは学生サービスにつとめ,クチコミの効果に期待したが 学生満足度など無視している学科に負けちゃってる。 これじゃ学内会議で発言しても説得力ないじゃん。 |
| ◆夜間部の学生 教室での印象だが,今年の新入生はまじめだ。 講義のあと「参考になる本を教えて」などと くいついてくる学生が何人かいる。 一方,夜間部の斉藤ゼミは崩壊寸前。 8人で車座を組んでいても,私語が多い。 男の仲良し4人組が独自の世界を作っている。 ゼミは必修なので仕方なく参加している感じ。 やる気のない人間にやる気を出させるのはムズい。 単位をやんないぞ,と脅しで対抗するのもカッチョ悪い。 |
| ◆視界不良 左目の飛蚊症はこのところ目立たなくなった。 その代わりって感じで,左目は乱視っぽい。 本当に乱視ならメガネを替えなきゃな。 しかし,これも飛蚊症と同様,一過性のものかもしれん。 老いに伴う体の変化の一プロセス。 |
| ◆力の加減 かつて学内改革を「真剣」に考えていたときは 同調してくれない人にいらだった。 いま力を抜き加減にしてみると 意外や,多くの人は真面目に働く。 管理者が不真面目な方が人々は奮い立つ。 |
| ◆映画サークル コミュニティシネマを創る会の,世話人会に出る。 会が終わってからの立ち話。 二人の女性が映画「バベル」に感動したと語る。 ぼくはオバサンたちの感動ぶりに感動した。 あれで感動しちゃうのかよー,なんて言っちゃいけない。 何であれ感動できれば,感動しちゃった者の勝ち。 |
| ◆プレカリアート クセジュ文庫の原書『La Precarite』を人からもらった。 2005年刊(06年改版)だが,まだ翻訳されてない。 不安定雇用の実態を社会学的に分析する。 いわゆる「プレカリアート」の分析だ。 この言葉は,数年前イタリアから拡がったというが この本の著者(Cingolani)はまだ用いていない。 プレカリア(不安定)とプロレタリアートを合体させた造語。 最近ではわが国でもときどき目にするようになった。 なら,この本も邦題は『プレカリアート』にすればよい。 翻訳はぼくがやってもよい。(頼まれてはいないが) |
| ◆当番制 官舎では全戸の電気水道料金を一括納入している。 各戸への割振り計算と集金をする係は輪番で そろそろ,うちにも回ってくる。 ゴミ置き場の清掃当番もいやだが,集金もいやだ。 そういえば,周辺の雑草取りも官舎住人の義務。 なんだか,だんだん転居したくなっちゃうよ。 |
| ◆手際の良さ 自転車(クロスバイク)を買って1ヶ月半がたつ。 ガタガタしてきた部分を修理してもらおうと店に持ち込んだ。 先週末にも行ったが,そのときは臨時休業。 店主が何かの競技会に参加したためらしい。 たしかに,この若い店主はプロっぽく作業が速い。 あまりにも速いので,ぼくは作業代を支払うのを忘れた。 だって,あっという間におわっちゃったから。 もちろん,代金は不要というだろうけど 客としては財布を出してみせるのが礼儀だ。 もっとモタモタ仕事をしてくれれば財布を出せたのに。 |
| ◆老眼 昔は,小さな活字の本が好きだったもんで 文字数が少ない本を買うと「損した」と思った。 つまり,根がセコいのである。 いま,若者向けの雑誌を開くと 欄外やコラムの小さな文字が読みづらい。 それをくやしいと思う自分の「若さ」。 |
| ◆耳鳴り 電気モーターが止まるときのような音が左から聞こえる。 その現象は体を動かした瞬間とかに連動するみたい。 かすかにウィ〜ンと鳴ってフェイドアウトする。 これが話に聞くあの耳鳴りってやつか? |
| ◆インキュベーション施設 鹿児島市のソフトプラザ内に一室を借りている。 産学協同の一環で,もちろん鹿大なども部屋を持つ。 その他の20数室には起業したての会社が入る。 この施設ができて数年たつが,まだ成功事例がない。 入居者総会で冒頭の挨拶をした市の担当課長も そろそろ成果を,と激しく要求する。 行政が自ら旗を振って作った施設だから そう言いたくなる気持ちはわかるが。 |
| ◆通夜 奥さんのイトコが鹿児島市の隣町にいる。 57才,男性,独身である。 その人が亡くなったので通夜の席に代参した。 ご近所さんばかりのひっそりとした集まりであった。 ぼくは片隅で,のり巻きと煮しめをボソボソと食べる。 |
| ◆雑草取り 朝7時から官舎周辺の草むしりをおこなう。 目覚まし2個セットして構えた。 しかし,時間どおりに始めたのはぼく一人。 しかも,全戸 12軒のうち参加者は7名。 このゆるみ具合が,じつはとっても喜ばしい。 |
| ◆遅刻 夜9時すぎてから映画館に行く。 いわゆるレイトショーというやつである。 本編が始まって 10分ほどすぎたころ 客が数人つづけて入ってきた。 大事な冒頭シーンを彼らは見逃したわけだ。 伏線を見逃しちゃつまんないだろう。 ぼくなら数分遅れた時点で映画をあきらめるが 彼らにはそれでもそれを観なきゃならぬ事情でもあったのか。 |
| ◆バカップル 連夜ながらレイトショーに行く。 客数は4人で,うち2人はカップルだ。 その2人は前方の席なのに,激しくイチャつき 暗くなってからはもう何やってるのかわからん。 鹿児島にもこういう人々がいるんだ,と感心した。 |
| ◆オーバードクター 夢の中で大学院生だった。 就職がないのでズルズルと博士課程にとどまる。 論文の数(業績)が足りないことはわかっている。 このままじゃいけなのに,ただイライラするばかり。 そこで目が覚めたが,不安感が澱のように残る。 |
| ◆進学校 また夜中に目覚めたので,読みさしの文庫本2冊を読了。 その一冊が原リョウ(燎の火偏をとる)の随筆だ。 『ミステリオーソ』で原は高校生時代などを語る。 同世代ゆえ,その話のどれもが妙に懐かしい。 彼は高校ではかなりの劣等生なのに,九大に進む。 それもぼくにはよくわかる。 進学校はその空気が難関校への受験を促し,合格させる。 ペシャワールでの医療活動で有名な中村哲も原の同級生。 調べてみると二人が出た高校は福岡高校だ。 原も中村も越境入学者だから,有名な学校なんだろう。 申し訳ないが,ぼくは福岡といえば修猷館しか知らなかった。 |
| ◆博多駅周辺 学会に出るため福岡に来た。 駅前の博多第一ホテルは一泊 4400円。 カプセルホテルではないが,ま,値段どおりの宿だ。 一人では飲み屋街をうろつくこともできず これも駅前にある古本屋,ブックオフに入る。 けっきょく怪しいサブカル本を2冊買っただけ。 |
| ◆経済学史学会・全国大会 院生時代の仲間がいつのまにかそろって学会の重鎮だ。 大会での報告者リストにも昔からの知り合いが並ぶ。 報告がどれもおもしろいのは聞き手(ぼく)も成長したってことか。 植村邦彦(関西大)はマルクスのいう「土台/上部構造」が 単なる隠喩→神聖な概念へと化した経緯を語る。 深貝保則(横国大)は「社会正義」への関心の復活を喜び 思想史的な経路を介して正義の概念の深化をはかる。 栗田啓子(東女)は19世紀末のフランスに現れた「社会経済」学が 貧困よりも快適性を社会問題として重視した点に着目する。 米田昇平(下関市大)は18世紀フランスでの「奢侈」容認論が 啓蒙的理性の世紀に生まれた,その必然的帰結だという。 |
| ◆清掃当番 ゴミ捨て場の清掃は住民が当番で1週間行う。 12戸+18戸=30戸の団地だから,年に2度回ってくる。 その2度目がとうとう来た。 清掃はゴミ回収車が去った後に行うので 今週は昼近くまで家にいなければならない。 |
| ◆老いてなお ベッドで本を読むのが就眠儀式の一環だったのは昔。 今では床に入ればすぐに眠っちゃうご老人。 ミステリーなんか手にすると眠らず読んじゃいそうで このごろは逆にそのへんを警戒している。 ひさびさに「禁」を破ったら案の定,深夜2時まで読みふける。 歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』。 2004年版「このミス」第一位という宣伝文句と 冒頭1頁目の「下品な」性描写に惹かれて買った文庫本だ。 先に読んだ人から「どんだけぇ〜っていいたくなるよ」と 聞かされていたが,まさにそのとおりの結末。 |
| ◆律儀 朝5時半に目が覚めた。 ゴロリと寝返りをうって,もう一度寝ようとしたが 待てよ,寝ちゃうとゴミ出しの時間に遅れるかもしれん。 前日「ルール違反で」誰かが出した酒ビンや空き缶を ぼくは自分の部屋の前にまとめておいた。 それらを8時前に出し直さねばならない。 そそくさと軍手をはめて作業開始。 |
| ◆コミュニケーション不全 どうも話が通じない人がいる。 こちらはいちおう客商売ゆえ,つきあわないわけにはいかん。 話がこじれて「変なこと」にならぬよう ただそれだけを気づかう。 はい,苦い思い出もあるもんで。 |
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