2007年
 つぶやき

8/1
◆エクセルの技
 学生による授業評価(5段階評価)を集計して
 評点の分布をたとえば帯グラフで表示したい。
 エクセルを使えば簡単だろう。
 とのもくろみは甘く,一発ではいかない。
 同僚に尋ねて,COUNTIF なる関数を使うことや
 図示の手口をあらたに学んだ。
 そういう「勉強」ができたんで徒労感は減じた。

8/2
◆ジャズの名盤
 Art Pepper meets the Rhythm Section。
 大学院生のころ,貧乏だったがこのレコードは持っていた。
 鹿児島で1993年の大洪水にあい,紛失。
 CDで買い直したものの,ほとんど聴かず。
 夜読んだ海外ミステリーで,主人公がこのCDをよくかけている。
 つられて久々にかけてみた。

8/3
◆野分
 不謹慎ながら,台風が来ると心が弾む。
 小学生のころからだ。
 ひとり広場に立ち,体で風を受けとめてると
 妙に気分が高揚したもんだ。
 いい齢こいても,やはりバカはバカのまま。
 渡り廊下に出て,さあ来い,と両手を拡げる。

8/4
◆谷山
 鹿児島市の南端にあり,市電の終点だ。
 昔は谷山市だったが,今ではその誇りさえとどめぬ。
 谷山電停前で,学生たちが来街者調査をする。
 ぼくは彼女らの姿をデジカメで記録する。
 ついでにそこらを徘徊し,プチ観光を楽しんだ。

8/5
◆草むしり
 官舎周辺の集団清掃は2ヶ月ぶりだ。
 先月,週末に雨が続き,清掃はズルズル延期された。
 朝7時の開始ゆえ,6時50分に起床。
 そして,誰よりも早く働き始める。
 んもう,なんだか過剰にマジメだな。
 これが我が身につきまとう小者(こもの)感の所以か。

8/6
◆暴論
 県の高校教職員組合の研究集会に招かれた。
 商業分科会で講師をつとめる。
 朝の9時から昼の2時過ぎまでで
 これじゃ聞く側はもちろん,話す側だって疲れる。
 「まちづくりの視点を検証する」と題し
 結論は「停滞こそ味わい」だというもの。
 逆転の思考の「おもしろさ」を伝えようとしたが
 例によって(つまり,いつものように)コケました。

8/7
◆日本国憲法
 市の公民館で「日本の青空」の有料試写会が開かれた。
 憲法は必ずしも占領軍が勝手に作ったものでなく
 鈴木安蔵らの草案が下敷きになっている。
 という成立秘話の映画である。
 映画としてはかなりベタな感じだが
 勉強になりました。
 自主製作の映画らしくエンドロールに賛助者の名が並ぶ。
 北海道から順に,組織名・個人名が記される。
 鹿児島県のみ空白なので,観客一同ずっこける。

8/8
◆予約なし
 家の近所に,料理がおいしいと評判の飲み屋がある。
 一人では行けないので(もともと飲めない人間ゆえ)
 夕方,人恋しそうにしていた男(学長)を誘って行く。
 ところが,その店は予約客ですでに満席。
 近くにもう一軒あったな,と歩いて行けば
 そこは本日定休の看板が出てる。
 ひたすら学長に謝って,タクシーに乗せようとすると
 こんなときに限ってタクシーはつかまらない。

8/9
◆大学見学会
 高校生を集めて,入学を呼びかける。
 学科の長として,宣伝にあいつとめる。
 聴衆が入れ替わるので,4回同じ話をした。
 だんだんバカ状態になり,しまいにはヘトヘト。

8/10
◆ガキンチョ
 早朝から近所のガキどもが走り回っている。
 ベランダに出れば,隣のガキも外を眺めていた。
 いかにも退屈げな顔つきだ。
 そうだな,あのころは一日が長かったな〜。

8/11
◆山宣
 鹿児島のある平和団体が開いた映画会で
 「武器なき斗い」(1960,山本薩夫監督)を観た。
 戦前の労農党の代議士で,暗殺された山本宣治の物語。
 山宣は性科学者として「自慰」という言葉を普及させた。
 また,中絶反対・避妊賛成のサンガー夫人に追随し
 日本で産児制限運動の旗を振った。
 子はサンガーのミステイク,なんてダジャレもある。
 あ,これ,子は三界の首かせ,のモジリね。

8/12
◆反戦映画
 鹿児島コミュニティシネマというグループは
 黎明館(県立歴史資料館)にて,上映会を開いた。
 「紙屋悦子の青春」(2006,黒木和雄監督)。
 地元テレビなどで宣伝されたおかげで
 朝・昼2回とも大盛況であった。
 ぼくも補助イスを運んだり,後片付けしたり
 汗を流して,それなりに貢献。

 →コミュニティシネマのサイト


8/13
◆スナップショット
 写真を見るのは好きだが,撮るのはヘタだ。
 それでも,ときどき人の姿を撮りたくなる瞬間がある。
 お盆休み,上京してJR中央線に乗れば
 怪しげなカップルや,すごい肥満体型の母娘がいた。
 デジカメでパチリと撮りたい。
 が,隠し撮りは「ルール違反」かもしれない。
 かといって,相手の承諾を得て撮るほどのものでもない。
 つまり,自分には才能ばかりじゃなく情熱も胆力も足りないのである。

8/14
◆未来派
 上京しても,相手にしてくれる者はいない。
 家族はみな出払って,家に一人残された。
 昼,炎天下,自転車に乗って隣町=立川まで行く。
 北口,昭和記念公園の方は空が広い。
 緑の木立のうえをモノレールが走る。
 大寺聡のイラストを想起させる光景だ。
 こういう「未来派的」光景をカッコイイと思いつつ
 そんな自分の感性をひそかに恥じているぼく。

 →大寺聡氏(国立市出身,鹿児島在住)の絵


8/15
◆ブカブカ
 このごろジーンズの胴回りがゆるくなった。
 (学生時代から一貫してウェスト 29インチ)
 体重は最近大きな増減もないから(68キロ余)
 体の別のところに肉が移ったのか?
 筋肉がついたわけでもなく,妙に不安。

8/16
◆ゲーム機で勉強
 奥さんが Nintendo DS を購入した。
 指さし韓国語,なんてソフトも買ってきた。
 これがお目当てだったのか。
 ブームが去ってもなお韓国ドラマにハマっていて
 レンタルDVDでシリーズものを観ているし。

8/17
◆信州の銭湯
 長野県は,菅平(すがだいら)のペンションに泊まる。
 他の客は4人づれ,6人づれで
 夕食時は小さな食堂が満員状態だ。
 部屋には風呂がなく,共同風呂も小さい。
 車で山を下り,温泉施設「湯っ蔵んど」に行く。
 鹿児島の大型銭湯とほぼ同サイズだが
 露天風呂の個数が多く,楽しめた。(料金400円)
 鹿児島と違って,男性の多くはタオルで前を隠す。
 観光客が多いってことか?

8/18
◆鹿沢(かざわ)温泉
 群馬県は,嬬恋村にある古びた温泉郷だ。
 昔,京大山岳部がつれづれに「雪山賛歌」を作詞した場所。
 紅葉館という宿の薄暗い風呂に入る。(500円)
 その暗さは,鹿児島の山奥の南洲館に似ていた。
 なるほど,両館とも日本の秘湯を守る会に属す。

8/19
◆雨上がり
 東京にもどったが下界もけっこう涼しいぞ。
 西日本は猛暑らしい。(ごめんね)
 脱力系アニメDVD「The World of Golden Eggs」を観ながら
 うたた寝し,目が覚めると頭が痛い。

8/20
◆バカンス
 校務のこともお勉強関係のこともすっかり放念。
 ゆったりとした時間の流れに身をゆだねる。
 わが身の健康のほかは思いわずらうこともない。
 そして,健康のことさえ,ど〜でもよくなる。
 九鬼周造によれば,執着心がなくなれば垢抜けてくはず。

8/22
◆ソウル
 ソウルの中級ホテルならLANが使える,と
 信じていたが,甘かった。
 部屋に備えつけのパソコンはインターネットにつながってても
 そのLANケーブルを自分のノートに差し込むとダメ。
 つまり,メールの送受信やサイトの更新ができない。
 ネットで検索して,もう1ランク下のホテルに移った。
 部屋は狭いが,今度はちゃんとLANケーブルが使える。

8/23
◆セマウル
 昨年にひきつづき今年もソウルでカルチャーしている。
 舞台公演などを楽しんでいる。
 ノンバーバル・パフォーマンスばかりですけどね。
 "B-Boy Korea"は韓国の「国楽」が加味された新版。
 "Aga-Boom"は Cirque du Soleilサーカスの元団員が
 道化の芸を舞台化したもの。
 昼間は,文化遺産の旅をしている。
 水原(スウォン)には特急「セマウル号」で行った。
 セマウルといえばパク・チョンヒ軍事独裁政権を思い出すけど
 こちらではニュートラルな言葉なのかもしれない。

8/24
◆ B は Break Dance の B
 B-BOY 系の新作"B-Show"を観た。
 どうやら韓国では B-BOY が普通名詞っぽくなってる。
 ブレイクダンスがショウ化され
 パフォーマーの底辺も拡がっている気配だ。
 日本でも,少し前までは「ダンス甲子園」みたいな番組もあり
 ストリートダンスをやる若者も多かったけどな〜。
 日本では流行で終わり,韓国では文化になった(のか?)

8/25
◆韓国風呂
 チムジルバンなるものに挑戦した。
 日本人客がほとんど来ないという店を選び
 かつ,利用法について十分な予備知識もないまま入る。
 日本語も英語もまるで通じない。
 おかげで,たっぷりカルチャーショックを享受。
 5千ウォン(600円)で1日遊べるとの噂は本当だった。

8/26
◆落差
 帰国したら粗食にもどった。
 冷蔵庫をあさって昼食はバナナ2本。

8/27
◆ご近所コンサート
 息子の保育園時代の父母会仲間だったオヤジが
 別のオヤジと組んで,自作のフォークソングを歌う。
 このオヤジは不登校児のためフリースクールを開いており
 コンサートはその「教室」で行われた。
 初めて行けば,奇遇にも昔の知りあい二人と出会う。
 一人は大学時代の知人(オヤジとは団地の役員仲間)
 もう一人は高校の同窓生(オヤジとは早大の同窓)。
 なんだか世間は狭いね。

8/28
◆宿題
 学科の自己点検文書を作らねばならない。
 数年前のぼくならノリノリで書いただろう。
 自分の学科のすばらしさを本気で訴えたかった。
 その文書づくりが今ではイヤイヤする仕事。
 仕事だから書くことは書きますがね。

8/29
◆皆既月食の夜
 夕方から激しい雨で月など見えない。
 雨が上がって犬の散歩に出ると
 空がもう一回いきんだ感じで,また降り出す。
 犬もぼくも走る気になれず,濡れながら歩く。

8/30
◆目もうつろ
 お勉強がらみの読書スピードが5分の1ほどに下がった。
 これを年相応というのだろうか。
 なぜなら,それで焦る気持ちも8割ほど減じ
 痴呆老人然として窓の外を眺める時間が増えた。

8/31
◆健康管理
 やせたんじゃないの,といわれて以来,暴食につとめ
 おかげさまで胴回りが少しタプタプしてきた。
 少し変な咳が出て,息苦しいような気もする。
 犬の散歩で全力疾走を何度かやらされたら
 いつのまにか息苦しさは忘れてしまった。
 気温がだいぶん下がったのに短パン姿でいたら
 寒気がして,タオルケットなど3枚かけて寝る。

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