2007年
 つぶやき

9/1
◆広告美術
 アド・ミュージアムに行く。
 JR新橋から歩いて10分ほどのところ。
 電通の美術館なので入場料は無料だ。
 昭和の広告という企画展を見に行った。
 戦中の戦意高揚のポスターなどがお目当てだったが
 その方面の展示品は少なかった。
 それでも常設展の方で流される昔のテレビCMや
 世界(とくにアジア)のテレビCMは見ててあきない。

9/2
◆全国コミュニティシネマ会議
 東京駅近くの国立近代美術館フィルムセンターに行く。
 会議は朝10時から夕方5時まで,と長い。
 分科会も,じっさいはシンポジウムだった。
 フロアのわれわれはもっぱらお話をうかがう係。
 発言したい方いますか,と問われたとき
 手を挙げる者がいなかったのも不思議。
 映画好き=おしゃべり,ってわけじゃないんだね。

9/3
◆ここはどこ?
 最近できたバイパスの夜景はいかにも無国籍。
 犬と散歩中,アジア系の親子と出会う。
 乳母車の赤ちゃんと6才ぐらいの女の子がいる。
 言葉は理解できないが,彼らの笑い声につられて
 ぼくもほほえみながらすれちがった。
 東南アジアのどこかの街を歩いている気分になる。
 あるいはフランスでも似たような光景があったな。
 アジア系難民が多く住む郊外の団地もこんな感じ。

9/4
◆いそいそ
 娘が夜の仕事(?)に出かける前に夕食を所望。
 タコのスパゲッティを作ってほしいという。
 前に,ぼくが自慢したのを覚えていたのだ。
 あわてて近くの生協へ買い出しに走る。
 お湯をわかしていると奥さんも帰ってきた。
 3人分さっさと作って食卓に出す。
 黙々と食べる二人に,辛抱たまらず
 「ねえ,おいしい?おいしい?」と,くどく尋ねる。

9/5
◆フォーマルウェア
 帰鹿する前に,山梨県に行かねばならない。
 学長の代理で,ある会議に出るためである。
 行くのはいいとして,さて,着ていく服がない。
 ズボンは,家にあった葬式用スーツの下を使う。
 白いシャツはユニクロに行き,1900円のを買った。
 ネクタイは,このご時世だから,なしでもいいだろう。
 靴は革靴じゃないが,黒い靴なのでこれでよし。
 貧乏くさい田舎オヤジという風体は一種のエクスキューズになる(はず)。

9/6
◆バカ自慢
 ゲッツ板谷の自伝的小説『ワルボロ』(幻冬舎文庫)を読む。
 舞台は,おしゃれに変身する前の,小汚い立川の街。
 文章は拙いが,それでも2時間で読み終えてしまった。
 つい勢いで,別の本『板谷バカ三代』(角川文庫)も読み
 さらに『バカの瞬発力』(同)も夕食前に読んじゃったよ。
 こういう自己崩壊系,けっこう好きです。

9/7
◆富士山は見えず
 豪雨の中,富士吉田市に行った。
 公立短大の学長があつまる会議へ代理出席。
 会議のあとの懇親会で少しはしゃぎすぎた。
 語るうちに手が動き,酒の瓶をなぎ倒す。
 前席の人の股のところがしたたかに濡れる。
 ぼくの謝罪に,相手も「いいですよ」と応えたが
 顔は笑ってなかったな〜。

9/8
◆月江寺(げっこうじ)
 朝9時すぎにホテルをチェックアウトしたが
 午前中はJR中央線が台風の影響で運休のため動けず。
 ならば,と下吉田・月江寺界隈を散策する。
 ここはレトロな街並みと「吉田のうどん」を売りにしている。
 うどんはコシの強さと,ゆでキャベツをのせるのが特徴。
 味はいかにも関東風で,私的にはアウトですけど。

9/9
◆割引カード
 鹿児島市の繁華街に出て,中華麺を食べる。
 鹿児島で最古を誇る老舗の店である。
 ぼくはランチが1割引になるカードを持っている。
 そのカードを見せたら,先月で期限が切れていた。
 新しいのをお作りしますが,といわれ
 お渡しは今度のご来店のさいに,とのこと。
 それを了解したら,本日は割引なし,ってんで脱力。
 ま,味も落ちたことだし,二度と行くまい。
 くやしまぎれに決意した。(せこさでは負けない)

9/10
◆社交のマナー
 鹿児島コミュニティシネマの交流会に参加した。
 目の前に座ったのは初対面の女性。
 環境問題とかの運動もやってる人みたいだ。
 その他いろんなテーマでも悲憤慷慨していた。
 こういう人には,うなずいてみせるのが正しい。
 異論を述べたりして,議論を楽しんじゃいけない。
 彼女は「社会の敵」を見るような目つきになった。

9/11
◆ SEX LIFE
 昔のゼミ生が二人,研究室に遊びに来た。
 一人は4年制の大学に進み,そこのゼミでも「活躍」しているらしい。
 それはいいが,そこの先生の家庭の事情にまで
 妙にくわしくなってるのが怪しい。
 30代の先生はずっとセックスレスだという。
 ぼくにむかって「先生はどうなんですか?」ときた。
 おい,いいかげんにしなさい,といいつつ
 むこうの先生のことが少し気になる。
 なぜ,そこまであけすけに自分の性生活を語ったのか?

9/12
◆ダース買い
 スペイン産の赤ワイン 12本を通販で買った。
 1本千円ちょぼちょぼの安物だ。
 テレビの味比べ番組で 14万円の高級品に勝った,と
 国立市内の酒屋が店頭で宣伝していたものだ。
 夏のあいだ,何本か買って飲み,味は確認済みである。
 いや,確認ったって本当にはわかっちゃいない。
 なにしろ高級なのは飲んだことないもんで。

9/13
◆辛し明太子
 ときどき,むしょうに食べたくなる。
 元福岡県民だからね。
 夕方,「漬物屋」の店先でみかけ,一腹購入。
 すぐに帰宅し,いそいそとご飯を炊く。
 安部首相辞任のニュースを聞きながら
 ガシガシと食して至福感に浸る。

9/14
◆レロレロ
 受験生確保のため高校訪問をしなければならない。
 最近は国公立の大学でもそうした営業努力が求められる。
 ぼくは鹿屋方面を担当する。
 しかも今年は一人で3校を回らねばならない。
 電話でアポイントメントをとる。
 これが苦手なんだな,ぼくは。
 毎度のことながら舌がもつれる。

9/15
◆八島太郎
 鹿児島出身の絵本作家である。
 県の青年会館で,ちいさな展示会をやってる。
 うちの学校の隣なので,外食のついでに立ち寄った。
 八島は戦前「アカ」としてにらまれ,アメリカに逃れた。
 小林多喜二の死に顔をスケッチしたのも彼だ。
 そうした「高名」はぼくも知っていたが
 恥ずかしながら,彼の絵本を見るのは初めて。
 有名な『からすたろう』はさすがに良い。
 ちょっと泣きそうになった。

9/16
◆レンタルサーバ
 映画サークル用のメーリングリストをつくるため
 別のレンタルサーバと契約した。
 チカッパというが,それはご近所を意味する福岡弁だ。
 料金も月額5百円と安い。(容量も1ギガだぜ)
 映画サークルのウェブサイトもついでに移転した。
 そのデータ移転は数秒で完了。(速い!)

9/17
◆ JAZZ ライブ
 経験の幅を拡げるべく市内のジャズ喫茶に行く。
 鹿児島出身という女性歌手はさすがにプロっぽく歌う。
 バックの演奏は地元のミュージシャンである。
 スウィング感に欠け,やや学園祭のような雰囲気。
 しかし,ぼくの隣のオバサンはノリノリだ。
 こういう場ではノった者の勝ちだね。

9/18
◆ガス漏れ
 夕食の材料を買って帰宅すれば
 ガスの元栓が閉められていた。
 センサーが微量のガス漏れを検知したため,と
 説明する紙がドアにはさまれていた。
 ガス会社に電話したら,宿直の係員が来た。
 その二人が1時間以上あちこち検査しても
 室内ではガス漏れ個所が発見できない。
 どうやら壁の裏のパイプに問題があるようだ。
 築40年という老朽住宅だからね。
 パイプ交換となると,県の管財課の許可が必要。
 したがって,当分のあいだ家ではガスが使えない。

9/19
◆営業
 夜間部への受験生を増やすべく高校回りをした。
 お願いする立場で訪問すると,応対は冷ややかだ。
 お茶も出なかったりする。
 熱をこめて語っても,相手は上の空。
 営業ってのはつらいもんだ,と痛感した。

9/20
◆フォー(ベトナム麺)
 駅ビル内で黒豚フェアみたいなイベントをやってる。
 各飲食店がそれぞれ工夫した黒豚料理を5百円で提供する。
 ぼくはアジア料理店で黒豚フォーを注文した。
 ところが,出されたものには豚肉のかけらもない。
 麺の上に具を載せるのを忘れたらしい。
 ウェイトレスに指摘したら,返事は「ハ〜?」だけ。
 まず「ど〜も失礼しました」と言ってほしかったな。
 麺を食べ終わったころ,具のみが別皿で来た。
 それから,ちょっと大盛りの杏仁豆腐も来た。
 これが「ごめんなさい」のしるしらしい。

9/21
◆ガス管工事
 工事は朝8時半から始まり,ほぼ一日がかりだという。
 終日おつきあいする必要はないが
 終了時には家にいなきゃならぬ。
 というわけで,午後は外出もできなかった。
 ドリルの音,トンカチの響き,親方の怒声
 近所迷惑なまでの騒音を近くで聞きながら
 本を読んだり,昼寝を楽しむ。(偉い!)

9/22
◆自己点検
 学科の長として,これまでの学科教育を総括し
 いわゆる自己点検の文書を作らねばならない。
 夏休み中の「宿題」であったが
 例によって〆切(26日)まぎわに大慌てしている。
 軽やかに作文しちゃえ,とは初期の浅知恵。
 具体的な数値による「証拠立て」も必要だったのだ。
 そのネタを仕入れようにも
 事務室は 22日から24日まで3連休に入る。

9/23
◆老朽ビル
 鹿児島アートネットワークの事務局を訪れた。
 鹿児島の芸術家たちの連絡組織で
 美大の予備校みたいな部屋と隣り合う。
 建物自体のボロボロ感にも味がある。
 スクワッター(squatter)が居座っているかのような
 非合法っぽい雰囲気もすてきだ。
 来客にさしだされるのがお茶でなく
 生ぬるい水だったのもよかった。

9/24
◆ジャム・セッション
 また1週間前と同じジャズ喫茶に行った。
 ギターとベースのデュオのライブを聴く。
 料金は2500円で,客の数も少なかったので
 東京から来たという演奏者の足代にもなるまい。
 などと,余計な心配までした。
 演奏は,さすがに素人よりは上手だった。
 途中から,地元の「音楽家」が演奏に加わる。
 スーツ姿の若者はピアノ,店長がトランペット
 そして,なんとも正体不明のオヤジ(50代)がベース。
 オヤジは自前のベースと三脚と楽譜(!)を持参した。
 演奏をしくじるたびに自分で「あっ」とか声を出す。
 それもご愛嬌,と許す雰囲気にはならない。
 弱ったもんだ,という空気が流れる。

9/25
◆バッグ
 1年前インドネシアで買った小旅行用のバッグは
 あちこちほころんで,もはや使い物にならない。
 ま,それはお約束みたいなもんですけどね。
 インドネシア・クオリティってやつ。
 うぶな観光客みたいに騙されないぞ,と
 買う前にしっかり確かめたつもりでも,これだ。
 値段が高かった点もひとつの安心材料だった。
 さて,新しいバッグをユニクロ(笑)の通販で買う。
 8千円だからこれもユニクロにしては高級品。

9/26
◆ノーマット
 深更,足の裏を蚊に刺されて,目を覚ます。
 電気蚊取りの液体薬剤が切れていた。
 長期間,交換不要なので,切れても気づかない。
 しかし,思えばすでに9月も終わり。
 替えの薬剤を買う必要があるだろうか,と
 せこいレベルで悩む暗闇。

9/27
◆ロースター
 NHKの料理番組で新しいチーズの食べ方を知る。
 カマンベールを焼けば中がトロトロになる。
 焼いた根菜(ゴボウや蓮根)をそれにつけて食べる。
 番組では卓上の電熱器でチーズを焼いてた。
 両面焼きができ,形も小ぶりでシンプルな電熱器だ。
 むしょうに欲しくなり,ネットで検索したが
 少なくとも国産品にはそれらしい物が見当たらず。
 本屋に走って,NHKのテキストを立ち読みしても
 該当個所には「グリルで焼く」と書かれてあるのみ。
 勢いとまらず,近くのヤマダ電器へ走る。
 と,「店内改装中につき閉店」の札。

9/28
◆うらやましい
 昔の勉強仲間の女性からブログのお知らせ。
 彼女はある国際学会の副会長(次期会長予定)で
 フランスのリヨンにも住み処を持っている。
 出張や休暇のときに利用するらしい。
 ブログではカトリーヌを名乗り(→リンク
 リヨンのおいしい食堂を連載で紹介する。
 感想を聞かせてね,というから
 返事にはただ一言「ぐやじ〜」と書きました。

9/29
◆議事進行
 学科の会議は効率的かつ民主的におこないたい。
 この相矛盾する志向の統一がむずかしい。
 夏休み明けの会議は話が長引き,最後はヘロヘロ。
 簡単そうな議題と重たそうな議題を
 自分なりに腑分けして,メリハリをつけるつもりが
 どのテーマもしっかり議論されちゃいました。
 要するに,議長(私)がヘボってこと。

9/30
◆コーヒー
 一日に何杯も飲む。
 家では,専門店で買った豆を自分で挽き,天然水で飲む。
 研究室では,スーパーで買った豆(粉)を,水道水で飲む。
 電気コーヒーメーカー(ドリップ式)は共通だ。
 味は,なぜか研究室で飲む方がうまい。
 でも,くやしいので家で飲むときの方式は変えない。

過去の記事
1998年
1999年
2000年---------10-11-12
2001年---------10-11-12
2002年---------10-11-12
2003年---------10-11-12
2004年---------10-11-12
2005年---------10-11-12
2006年---------10-11-12
2007年-------

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