| つぶやき |
| ◆少年スポーツ小説 『バッテリー』=野球物,『一瞬の風になれ』=陸上物に続けて 『この風にトライ』(集英社,07年12月)=ラグビー物を読む。 元ラグビー選手が小学校教諭になって ラグビーの楽しさを教える,という物語。 著者=上岡伸雄は学習院大学の英文学教授で 現代アメリカ文学の翻訳が主な仕事のようだ。 もうちょっとヒネリのきいた話を期待したが ほとんどストレートに予定調和に向かう。 しかも,読者を感動させようと狙っているあたりも やや下品かな。(と思いつつ少し感動) |
| ◆鶏ガラ うちのバカ犬がなぜか元気回復。 勝手に台所に入り,流しに首を突っこんでる。 コラーッと大声で叱ったら 鶏の骨をくわえて庭へ逃げ出した。 俗説かもしれないが,犬に鶏の骨は御法度だ。 鶏の骨は縦に鋭く裂けるので危険らしい。 犬を追って庭に出たら,骨はすでに犬の腹中。 わしゃ知らんぞ,もう。 |
| ◆ああ忙しい たまたまなんだけど,仕事をかかえて上京した。 1月上旬に仕上げるには正月関係なしに働かねば と思いつつ,本を読んだりDVDで映画を観たりしてる。 おまけにテレビでスポーツ観戦。 朝から箱根駅伝,昼からは大学ラグビー準決勝2試合。 高校サッカー2試合は録画して,後で観る。 いずれにも,それなりに応援しているチームがあるもんで。 |
| ◆業績なし 院生時代の知人の消息は活字化された論文で知る。 その意味ではぼくももっと論文を書くべきである。 しかし,それは若い頃から「習慣化」してないとダメだね。 関西大の竹内洋氏が『日経新聞』(07.12.27)で 述懐していることは,わがことのようにうなづける。 わたし自身、博士課程を終えて大学に就職した[……]時点で論文は3つだった。 |
| ◆フォー(ベトナム麺) チャリンコに乗って隣町(立川)に行く。 米映画「再会の街で」Reign over me を観る。 主人公たちがしみじみ中華を食べるシーンに触発され 帰りには何かエスニックな料理を食べたくなる。 駅ビル内の「ニャー・ベトナム」でフォーを食べる。 950円だが,お正月だから許す。 |
| ◆こたつ 座布団を枕にうたた寝をする至福のひととき。 子どものころは掘りごたつだったな〜。 あの練炭の匂いを思い出す。 母親はのべつ立ち働き,こたつに入ることがなかった。 |
| ◆庭師 庭の木をいじりに来るオジサンは脱サラの庭師。 半分趣味みたいなところがあって 自分の美意識にしたがい,ていねいに仕事をする。 木をいじりたくてしょうがない,って感じ。 もともと押しかけの形でつきあいが始まった。 通りがかりに木を見て,むしょうに気になり いじらせてください,と声をかけてきた。 それを許したうちの奥さんも偉い。 普通なら,そんな申し出,警戒しちゃうでしょ。 |
| ◆ポイ捨て 出版社のPR誌をJR中央線の車中で読む。 その雑誌は羽田空港のゴミ箱に捨てた。 あっ,飛行機のチケットを雑誌に挟んでおいたんだ。 それをゲートの前で思い出す。 あわててエスカレータを駆け下りる。 どこで捨てたのか,うろ覚えゆえ半泣きだ。 幸い,エスカレータ横のゴミ箱にて発見できた。 怪しいオヤジがゴミ箱をあさる姿を人々が眺める。 |
| ◆ねんごろ 「懇ろ」……夜中にふと思い出した言葉。 中学生のとき図書館で読んだ本のなかにある。 その本は『金瓶梅』(平凡社の中国古典文学全集)。 田舎の図書館なので本の数が少ないため そういう本まで読んじゃったのね。 人間の女に化けた狐などが,すぐ男と「懇ろ」になる。 懇ろとは具体的に何なのかわからなかった。 性交とか出産については本で知識を得ていたが 「懇ろ」は何かいやらしげ,というイメージにとどまる。 じつは今でもよくわかっていない。 どうすれば男女が懇ろになれるか,神髄は不明のまま。 |
| ◆ルール違反 団地のゴミ置き場の清掃当番が回ってきた。 ほぼ半年ごとだから,そろそろかな〜と覚悟していた。 あいかわらず分別違反のゴミが出されている。 違反のゴミは団地の物置に運んでおいて 正しい回収日に出し直さなきゃならん。 帰宅が遅れ,深夜の闇の中,違反ゴミを運ぶ。 |
| ◆許容範囲 翻訳につづいて学会の年報の編集に取り組む。 たまたまDTPソフトをもっていることと その種の作業が嫌いではないので引き受けてる。 さっそく原稿が送られてきた。 グラフや表が多い。 取り込んで貼り付ける作業は難しくはないが できばえについては執筆者から文句が出るかもしれん。 苦情が出たら,いちいち頭を下げねばならない。 ボランティアなのに,とも思うが,それは言わん。 |
| ◆無礼講 秋に続いて新春の「一重一瓶」を催す。 職場の飲み会だが,参加者はいつも十人程度。 まさしく談笑するには,これが適正規模かもしれん。 ひたすらバカを言い合う非生産的な空気も良い。 ただ,ここ数日の疲れが出て,途中で寝ちゃった。 |
| ◆ドキュメンタリー 鹿児島コミュニティシネマの定例会に出る。 熊谷博子「ふれあうまち」(1995)を素材に語り合う。 映画は,10年以上前の東京の下町(向島)の路地裏を映す。 この作品は,ぼくの観るところ,つくりが素人くさい。 ちょっと芸のあるホームムービーって印象。 ところが,ぼくよりはるかに映画に詳しい人々は こぞって熊谷作品を高く評価する。 その訥々(とつとつ)とした趣きがよいらしい。 逆に,NHKのドキュメンタリーの作り方は否定される。 いかにもシナリオどおりといった「流れる感じ」がいけないみたい。 |
| ◆二人の世界 夜11時過ぎ,鹿児島中央駅裏の公園を通りかかる。 ベンチに座った男女がひしと抱き合って動かない。 この小さな公園に遊具はほとんどなく タクシーの運転手が利用するトイレが目立つ程度。 カップルがひしと抱き合うには道路に近い。 つまり,人目もあるだろうに(と,ぼくは思う)。 が,鹿児島の男女は冬場でもこれだ。 夏場はもっと激しいぞ。 上京したとき,犬の散歩で,夜あちこち出歩くが 東京近郊では,こういう光景を見かけたことがない。 |
| ◆カフェ文化 英映画「ヴィーナス」で男の老い方を学んだ。 ピーター・オトゥールはヨボヨボなのに色気があるぞ。 老人たちが集うカフェの光景にも感心した。 互いにバカを言ったり,ケンカをしたり…… そういうカフェはロンドンにもパリにもNYにもありそうだ。 日本だって名古屋あたりにはありそうだ。 だけど,ここ鹿児島にはない。 老人県なのに,男の老人の溜まり場がない。 |
| ◆密室 学生をきつく叱ることができない。 ところが,たまたま話のわからない学生に つい声を荒らげてしまった。 反応が鈍いので,だんだんトーンが上がってしまったのだ。 ふと気づけば相手(男子学生)の目が据わっている。 いかん,境界線を越えたのかもしれん。 狭い研究室に二人きりという状況もまずい。 かといって,急に笑顔を見せるのも変だ。 |
◆焼肉 夜間部のゼミ・コンパは焼肉屋で開く。久しぶりにガツガツ食った。 ぼくの前だけテーブルがタレの飛沫で汚い。 ぼくの食べ方が下品なせいである。 それは学生たちにも指摘されたが気にしない。 |
| ◆人の上に立てない 学期末恒例の授業評価アンケートが始まる。 そして,またぼくが全部の集計作業を引き受ける。 入力・集計のソフトが使えるからだ。 若い人にやらせるべきだが,頼めない。 しかも,ぼくがやった方が仕事は速い(と思う)。 「使いっパ」の誇りにすぎませんけどね。 |
| ◆マック・ユーザー マック愛用者グループの定例会に出る。 ノートパソコン( MacBook)の反応が鈍いので 先達に教えを請うためである。 会場で他の人のノートパソコンと比べたら ぼくのは決して鈍い方ではない。 安心半分,Apple はどれもそうかと落胆半分。 |
| ◆熊谷博子監督を囲んで ドキュメンタリー映画「三池」の上映会を催す。 場所は歴史資料館「黎明館」講堂である。 映画は前にテレビモニターで観たときと印象が大きく異なる。 多くの観客と同様,ぼくも泣いちゃいました。 やっぱりスクリーンで観なきゃダメってことですね。 夕方,監督を囲んでのお食事会にも参加しました。 ぼくは映画にでてきた「職制」という言葉について 「それって今や死語みたいですね」と余計な発言をした。 すると監督は「そのことブログに書いてたでしょ?」という。 おっしゃるとおり昨年11月の試写会後にそう書いた。 監督は自作の評判を Google で検索しているみたいだ。 あわてて,今月書いた「悪口」部分を削除したよ。 |
| ◆きちがい NHKテレビの番組中,どうどうと語られた言葉。 金子光晴の特集で,その詩が朗読された。 たしかに,よい詩で,言葉もその言葉以外にないと思わせた。 ぼくはしみじみと感動した。 長く続いた言葉狩りの風潮も薄らいできたようだ。 しきたりをやぶったものには |
| ◆議論を楽しむ 鹿児島コミュニティシネマの世話人会に出る。 来年度の上映作品の選定が話題の中心だ。 意見が対立し,議論は白熱する。 鹿児島で映画文化をどう盛り上げるか,が 共通の課題ゆえ,志はひとつだ。 だから,どの発言もぼくを楽しませる。 こういう雰囲気,かつてはわが職場にもあったんですけどね。 |
| ◆天文館 鹿児島市の繁華街から本屋が消えそうだ。 かつて大型書店2軒の進出で地元書店が一掃され いまではその大型書店が撤退する流れである。 1軒はすでに店じまいをし,残るジュンク堂も そろそろ見切りをつけそうだ,との噂。 映画館もなく本屋もない「繁華街」って何だ? |
| ◆割愛 教員が他の大学に転出しようとするときには まず先方からこちらに「教員割愛」の願いが来る。 教員を引き抜いてごめんね,と詫びる形である。 ところがそれをしない大学もあるんだと知る。 割愛の形だと教員に有利な前歴計算がなされる。 逆に,新規採用の形だと雇う側に有利だ。 それでもOKという教員がいるから足下を見られる。 |
| ◆峠彩三 先日,NHKで金子光晴の特集を観たが そのなかで鹿児島のラーメン屋のオヤジが登場する。 晩年の詩人の写真集『金子光晴散歩帖』の著者だからだ。 テレビでは店内の様子がうかがえたが そのラーメン屋の店名がわからない。 NHK鹿児島に電話で尋ねたら「とことんラーメン」だと。 ネットで検索すると,このオヤジは1950年生まれで 中学浪人のあと県内で有名な進学校,鶴丸高校に入る。 卒業後,上京して写真家となる。 長くキャバレーハワイの社内報嘱託カメラマンを勤める。 う〜む,なんだかいろんなことがあった人生みたいだね。 |
| ◆蔵前工業会 東京工業大学の同窓会の名前である。 一橋大学の場合は如水会という。 その他,東京外語大と東京医科歯科大をあわせて マイナー系4大学合同の同窓会(鹿児島支部)が開かれた。 ぼくは地元の実業人と親しく交わる機会を求めて 数年前から顔を出すようにしている。 ところが,如水会以外の人は大学の教員ばかり。 つまり,ぼくの同業者だ。 ぼくの隣も蔵前の会員で,鹿大の教員だ。 あちゃ〜,と思ったが,この人は存外おもしろい。 水質検査が専門で,どこの湧き水がおいしいか,教えてくれた。 微量の下水が混じっているのがおいしさの秘密だと。 |
| ◆切りどき 気まぐれに髪を伸ばしている。 耳が隠れるまでになった。 鏡に映る姿はホームレスのジーサンだ。 同僚の女性教員複数からも「やめたら」といわれた。 そんな助言をいただけるうちが華だね。 |
| ◆自己アピール 学会年報の編集もそろそろ作業が完了する。 陰徳を志向し,黒子に徹するを美学とする。 その美意識からすると,編集後記は少し醜悪だ。 その筆者は短文に自分の名前を何度も出す。 ぼくは本来ならそれを黙って受け入れるべきだろう。 しかし,ついクレームのメールを出してしまった。 相手から不快感まるだしの返事をいただいた。 あちらはあちらで別の美意識があるから当然かな。 |
| ◆労を厭う空気 授業評価アンケートの読み取り・集計作業をしている。 前期に引き続き後期もぼく一人でやってる。 事情があって事務職員の仕事ではないとされた。 ちいさな学校でも用紙の総数は6千枚ぐらいになる。 (1科目あたりの受講者数は20〜30人) 用紙をスキャナーにかける前の準備作業が辛い。 用紙の裏表や上下をイチイチそろえなきゃなんない。 学科の会議でその「苦労」をちょっと語ったが ねぎらいの言葉や手伝いの申し出もない。 たしかに,この仕事,自分で買って出たところがあるから 同僚からは同情どころか,むしろ冷笑が返ってくる。 |
| ◆趣味の店 地域の情報誌にラーメン特集が載っていた。 ぼくんちの近所に昼間だけの店があると知る。 そのラーメンは値段が950円とお高い。 好奇心で訪問すれば,路地裏の民家だ。 店内には信州の民具や高級そうな瀬戸物が飾ってある。 ほかに客がいないので,なんだか落ち着かない。 ラーメンは,作り手の気持ちの込め方はともかく 味は普通。 |
| ◆タイムマシン 大枚6万円をはたいて外付けハードディスクを買う。 昨年末のノートPCに続いてデスクトップPCまで 様子が怪しくなったので,データ保存用である。 Mac OS 10.5(俗称 Leopard)に備わる Time Machine という機能は アプリケーションを含む全ての内容を記憶してくれる。 つまり,健康だった過去の状態が再現できる(らしい)。 いつでも好きな時代に戻れる(らしい)。 |
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