| つぶやき |
| ◆寂寥 犬もいず,子どももいない家で年を越す。 テレビでは延々とクイズ番組をやってる。 夕食は冷蔵庫の食材一掃がテーマ。 卓上では玉村豊男の農園産ワインが光っているが 輸入物の千円ワインより美味とは感じず。 |
| ◆ Conformist コタツに入りっぱなしじゃいかん,と思い 国立市の外れにある谷保天満宮まで散歩する。 境内で参拝の列にも並ぶ。 それは,列があれば並ぶ,という個人的な「習性」による。 賽銭はあげないが,いちおうお辞儀はする。 |
| ◆趣味の違い 外にでないならDVDで映画でも観ようと レンタル屋で数本借りてくる。 あれこれの国際映画祭で受賞したような作品だが いずれも奥さんの気持ちに合わなかった。 ハートウォーミングな映画でしみじみしたいらしい。 |
| ◆反共 NHKで済州島四・三事件のドキュメント(再放送)を見た。 1948年4月3日,韓国の政府軍・警察が島民数万人を虐殺した。 長い間,語ることも許されなかった事件である。 赤色分子と見なされたら,その家族まで監視され 子どもは就職でも差別される。(いわゆる連座制) 韓国はついこの間までそういう国だったのよ。 奥さんは初めて知って,ひどく驚く。 ぼくは訳知り顔に,片眉を上げて見せた。 |
| ◆大國魂神社 つきあいで隣町=府中の駅前にある神社に行く。 この界隈では一番大きい神社ゆえ客も多い。 ぼくは大国主命にはあまり縁がないのでお辞儀はせず。 谷保天神の場合,本店の太宰府になじみがあるし 菅原道真は学問の神様だから,挨拶したのだ。 |
| ◆思想関係 映画「チェ」の宣伝で,ゲバラという名前が連呼されている。 娘が「それ,誰?」と尋ねる。 そういえば,ぼくは「その手」の話を家の中でしたことがない。 いまさらながら,つい調子に乗って長々と説明する。 ただし,娘は後半ほとんど上の空。 |
| ◆全日空 鹿児島に戻る便も満席だったが,逆コースはなおさらだ。 鹿児島空港では東京行きの客が長蛇の列をなす。 ANAのジャンボジェットがそれを飲み込む。 その機体を見て懐かしく思う。(JALは鹿児島線にジャンボを使わぬ) ぼくはもう何年もANAを利用してない。 バーサンが生きてたころ,介護帰省の割引はJALだけだったから。 そして,マイレージの貯まり具合でJALに一本化したから。 |
| ◆ハロハロ,バンドン ワイシャツの襟がすりきれてボロボロだ。 数年前にインドネシアで買った服である。 かつて何度も学生の引率役でインドネシアに行き そのつどシャツや下着などは現地で調達した。 それらの服が「財産」となって残っているが いまやほとんど使い古されて廃棄寸前。 ここでもひとつの「時代」が終わろうとしている。 |
| ◆図書館 ちょっと調べるものがあって鹿児島県立図書館に行く。 雑誌が閲覧できる1階のロビーにはけっこう人がいる。 数年後にはぼくもあの群れに加わって 毎日かつ終日,じんわりと楽しく過ごすだろう。 ただ,今はそうもしておられず,そそくさと通過。 |
| ◆おしゃべり JALの機内誌に養老孟司が書いていたように 理系に比べ,文系の大学教員は長時間の会議を好むようだ。 加えて,うちの学校はふだんの内部交流にも乏しいので ますます会議を楽しみ,長広舌をふるう人が多い。 |
| ◆ハードボイルド 抱え込んでいた仕事は締切直前にあわてて片付けた。 これで心おきなく「普通の」本が読める。 県立図書館でロバート・B・パーカーの小説を借りた。 彼のスペンサー・シリーズはかつて愛読したものだ。 書架で新しいものを見つけ,懐かしさ半分で借りた。 久々に読むと翻訳がマヌケっぽい。 訳者が代わったせいか,それとも,こちらの感性の変化? 短い会話のやりとりは,歯切れが良いというより なんだか頭悪そうな感じ。 |
| ◆あさま山荘 若松孝二監督「実録・連合赤軍」の上映会を催す。 観客が200人を超えないと赤字だから心配したが わずかながら上回り,まずはめでたい。 会場は県立歴史資料館(黎明館)の講堂。 そこはスクリーンが小さい上に波打っている。 しかも5時閉館にあわせて,客を追い出さねばならぬ。 これが鹿児島の文化的環境なのである。 |
| ◆パブリック・ビューイング 高校サッカーの全国大会決勝に鹿児島が残ったので その試合が駅前の大型テレビで映されるはずだった。 少なくともぼくはそう信じていた。 大勢の人といっしょに観るのも楽しかろう,と ノコノコ駅前に行けば,人の群れなどない。 前日のテレビで予告されてたんですけどね。 あれれ,なぜぼくはそう思い込んじゃったのでしょう? |
| ◆箱買い みかん,ぽんかんをよく食べてる,と人に話したら 今年は安くて1箱千円ですからね,という返事。 帰宅途中に生協によれば,なるほど1箱千円だ。 車にのせて,いそいそと帰る。 |
| ◆戦慄 中央大学の構内で教員が刺殺された。 数十ヵ所に刺し傷,というから怨恨によると推理される。 人に恨まれるとああなるのか。 気をつけなきゃ,と思うが,何に気をつけりゃいいんだろう。 昨今は勝手に傷つく人がいるんで ここでも,うかつなことは書けない。 |
| ◆印刷環境 モノクロプリンターのトナーが切れた。 キャノン純正のカートリッジは4万円もする。 安売り業者による再生品なら1万円以下だが これは校費で購入するのが難しそう。 自分の研究費は残りが少なく,純正品は買えない。 性能の悪いカラープリンターで印刷するしかないが じつは,こちらも黒のインキが切れたままだ。 1個千円なので,近くの文房具屋へ買いに走る。 |
| ◆夜間部学生向けの講演会 宮崎文化本舗というNPOの代表者に講演を頼んだ。 地域ビジネスの具体的な成功事例を話してもらう。 じっさい,なかなか勉強になる,良い話でした。 問題は聴衆の少なさ。 と嘆きかけたら,学生に叱られた。 良い話だったのに前宣伝が足りなかった,というのだ。 企画力はあっても組織力はない私である。 |
| ◆寒気 早朝に起きて,自転車で鹿児島大学に行く。 大学センター試験で,教壇から受験生を見張る仕事だ。 退屈でも,本を読んだりしちゃない。 終日,暖房のない寒い教室にいたため だんだん気分が悪くなる。 この仕事は2日間続くので,風邪を引いちゃいけない。 んで,帰宅後,銭湯に入る。 発熱時の入浴はよくないの説もあるが,あえて挑戦。 [ギャンブルは成功したみたいで,翌朝快癒] |
| ◆見れども見えず? ドアを手で押して開けて,後ろを振り返る。 後ろに人がいれば,しばらくドアを手で押さえる。 フランスでは,ごく普通に守られているマナーだが 日本では,後ろに配慮しない人がけっこういる。 これは,昔,先輩からフランスみやげ話として聞き 後にぼくも自ら目撃した。 フランス人と結婚している人との会話で 最初に軽くその話を持ち出したら 意外にも「あら,そうですか?」の返事。 腰が砕けて,話が続かず。 [補遺:先輩の話] |
| ◆合同同窓会 大学の同窓会(鹿児島支部)には年に一度参加している。 鹿児島の実業人の話が聞けると思うからだ。 ところが,数年前からこの会は趣向が一変。 一橋大・東京外大・東工大・医科歯科大の4大学合同の同窓会となった。 一橋出身者以外は,もっぱら鹿児島大学の教員だ。 つまり,ぼくと同じ業界の人びとだから,つまらない。 |
| ◆ものもち 映画の自主上映会の用事で事務所へ行く。 仲間の一人(40代男性)がワープロに向かっている。 昔懐かしいワープロ専用機(「書院」)である。 かつてはぼくも富士通のOASYSを愛用していた。 そういう機械をいまだに使っている人がいる。 いや,いるとは思っていたが,本当にいたので驚いた。 |
| ◆遊楽の夢 月刊の地域情報誌をよく買う。 おもしろそうな店や場所は鹿児島にもあるのだ。 とはいえ,じっさいに足を運ぶことは稀。 情報を得ただけで満足している。 今月の特集は「日帰り温泉」だから ますます心を高ぶらせてもらった。 個室での食事付き貸切露天風呂なんて 文字を読むだけで興奮しちゃう。 |
| ◆教員の資質 都会では小中学校の教員採用試験の倍率が3以下。 団塊世代の退職で,大量の空きができるからだ。 テレビのニュースによれば,最近の教員採用のポイントは 学力よりコミュニケーション能力だそうだ。 なるほどなあ。 我が身はさておき,あの人この人の顔が浮かぶ。 大学でも,その能力に欠ける人は問題になりそう。 昔だったら孤高の研究者もありだったんですけどね。 |
| ◆研究者の資質 数年前に定年退官した元同僚から冊子をいただく。 松本清張記念館から研究奨励賞をもらったものだという。 偉いなあと思う。 先生,シコシコがんばってたんですね。 解明したいテーマに執念深く取り組む。 ぼくはそこんとこが希薄だからなあ。 |
| ◆頭が高い 採用人事で候補者を「呼びつけ」て面接する。 そのための旅費は支給しない。 採用されない人はムダ金を払い,ムダ骨を折る。 ぼくが面接される側だった時代は謝礼がもらえた。 だから,ぼくはちょっと心が痛む。 |
| ◆研究環境 研究室のイスが壊れた。 つねに半リクライニング状態で,元に戻らぬ。 ま,うたた寝をする分には問題ない。 て〜ことは,このままでもOKってこと。 パソコンの画面に向かって前傾姿勢のときは 背もたれを使う必要はないし。 |
| ◆謝罪文 映画サークルのミニコミ誌の来月号が遅れている。 前の号の一文が,誰かの逆鱗に触れたからだ。 怒らせる文章を書いたのは,ぼくではない。 ぼくはDTPソフトで編集しているだけ。 怒っている人は「謝罪文」の掲載を要求し その「謝罪文」の事前チェックもしている。 で,再三の書き直しにも,なかなかOKが出ない。 発行部数が二百部足らずの「身内向け」小冊子なのに…… いや,だからこそ,というべきか? |
| ◆大衆社会論 夜間部の授業でオルテガの『大衆の反逆』を紹介した。 いつもの授業スタイルなのだが 我が身にオルテガが憑依し,いたこ状態で長広舌をふるう。 大衆の「しょーもなさ」をあげつらい,大衆を罵倒する。 たまたま同僚の教員が「授業参観」に来ていた。 彼が出した感想文には,厳しい批判が並ぶ。 その内容はオルテガ批判だから,ふーん,てなもんだ。 |
| ◆夜更かし あれれ,また夜型になりつつあるぞ。 朝の授業はないので,遅く起きても支障はないが 家の生ゴミを出し遅れると大変だ。 だから,そのためだけにがんばって起きる。 |
| ◆ TSUTAYA 鹿児島のレンタルビデオ店を利用したことがない。 学校に行く途中に,ちょっと大きめの店がある。 試しに立ち寄って,品揃えを眺めてみたら けっこう観てみたいタイトルが並んでいる。 弱ったね。 このごろは映画館にも観たい映画が来てるし ネット経由で入手した本邦未公開映画も観なくちゃならぬ。 |
| ◆眠たい 学内でFD(授業能力向上)教員集会が開かれた。 パネルディスカッションでぼくも登壇した。 ぼくは,自分の授業がいかに「こけた」かを話した。 登壇した他の5人はみな自慢話をする。 したがって,つまらない。 ぼくは壇上にいるので眠るわけにはいかない。 |
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