| つぶやき |
| ◆歌心 雨にうたれた庭の草木…… 一瞬興を覚えたが,草木の名前を知らぬ。 国立の大学通りに出ても木々の緑がうれしい。 が,そうしたよろこびを表す言葉を知らぬ。 |
| ◆開眼? ラッシュアワーでもないのにJR中央線は満員だ。 しかも,どの駅からも客が乗りこんでくる。 ぼくの体は前のオヤジの体に押しつけられる。 混雑に抗わず,それに身を任せてしまえば このオヤジのぷくぷく体型,存外きもちいいぞ。 |
| ◆腐食 官舎のベランダには上下を貫く鉄のパイプがある。 上階の台所から排水が流れ落ちてくる。 そのパイプに穴が開き,ベランダに汚水が流れ出す。 県庁に電話して修理を求めたら,すぐに業者が来た。 穴をふさぐだけの簡単な修理かと思ったら いまどき鉄のパイプはなく,修理もそう簡単ではないらしい。 業者はとりあえずテープで穴を塞いで,去る。 |
| ◆珍食材? 夏野菜料理,ラタトゥイユをつくろうと思う。 が,鹿児島ではその重要素材,ズッキーニが見つからぬ。 少なくとも近所の生協やスーパーにはない。 料理に詳しい同僚に尋ねたら 中央駅前の朝市で売っていたとの情報。 朝市か。(やっぱりディープだね) |
| ◆ Stimulator グループ討論を励ますのが上手な人がいる。 ぼくは昔からそういう人に憧れてきたが いっこうにその能力が身につかない。 今年の,1年生「基礎ゼミ」もさっぱり盛り上がらぬ。 学生は先生(ぼく)に,座を盛り上げる努力を期待し ぼくは学生に,打てば響くような反応を期待する。 んで,双方が白けたまま,時間が過ぎていく。 |
| ◆ La Folle Journee 熱狂の日と訳される音楽祭。(フランスのナントが発祥の地) 日本でもマネしてる。(5月連休中のイベント) NHKで演奏会の録画放送をやってたが 「四季」など,プロの演奏なのに下手っぽい。 どうせマネするなら,夏至の「音楽の日」の方がいい。 フランスで,1980年代から始まった毎年のお祭り。 その日は,公園でも路上でも,誰もが勝手に演奏できる。 パリだけでなく,田舎町でもやっている。 生で聴けば,多少下手な演奏でも楽しいぞ。 |
| ◆ 15万アクセス 気にしないと言いつつも,めでたい気分。 |
| ◆足下を見られる 女性が男性を見るとき,最初にどこを見る? テレビに出ていた女性は「まず靴ですね」という。 ヘロヘロの靴の男はヘロヘロな生活をしているそうだ。 うむ,ぼくの場合,それは当たっている。 誰もそれを指摘しないから,平気で過ごしてきたが じつは密かに値踏みされていたんだね。 でも,あわてて変身するのも「安っぽい」から むしろヘロヘロというアイデンティティを堅持したい。 |
| ◆不規則睡眠 終日眠たく,夜も11時前に就床。 ところが1時半に目が覚めてしまい しかたなく,しばらくパソコンで仕事などをする。 昼間ウツラウツラだったので,ちょっと逆転モード。 死んだバーサン(妻の母)も晩年はこんな感じだったな,と ちょっと嫌な気分にもなる。 |
| ◆論文審査 若い研究者を学会の研究奨励賞候補に推薦する。 彼の博士論文に関しては,審査委員による講評もネット上で読める。 読めば,4人の委員のうち3人はぼくの知り合いだ。 委員は6千字ほどの講評を書かねばならぬから大変だね。 大学院大学の教員はそういう仕事もしなきゃならん。 ただ,院生などと日常的につきあっていれば 教員も「耳学問」で新しい動向を知ることができよう。 ちょっと前のぼくなら,それをうらやましくも思ったが 今のぼくはすっかり「枯れ」て,ご苦労様と思うばかり。 |
| ◆安い女 限界効用逓減の法則で,愛も提供しすぎると安くなる。 なんてことを授業でしゃべって,レポートを書かせたら 次のような「感想文」も混じっていた。 真偽のほどは怪しいが,怪しいと思う方が間違っているのか? もう何十年も続いている若者の慣習として,"援交"がある。 |
| ◆マーケット 鹿児島中央駅前の朝市に行く。 規模は,フランスの田舎の朝市より小さいぐらい。 つまり,ぱっとしない。 客ダネも悪く,全体として田舎の暖かみは感じられず。 鹿児島は妙な部分で都会的なのである。 狙いの食材(ズッキーニ)はなかったが 星形(UFO型)ズッキーニってのがあった。 名前は同じだし,値段も 100円なので,いちおう買う。 |
| ◆セレモニー 常套句をスラスラ言えちゃう人もどうかと思うが スラスラ言えない人にも弱っちゃう。 どうせ言葉に心がこもってないなら スラスラの方がまだ なんぼか マシ。 |
| ◆会社のグチ 寄り合いの打ち上げで飲み屋に行く。 酔った二人から上司の悪口を聞かされる。 知らない人の話なので口は挟まぬ。 口を挟まないでいると,話が終わらない。 話し疲れるのを待つが,相手は元気になるばかり。 |
| ◆無用の人 あなたは必要な人ではない,との烙印。 客観的にはそうかもしれん,と受け入れよう。 逆に,ぼくを役に立つ人と見てくれるような 人(個人および集団)はますます貴重に思える。 何でもしてあげようという気になっちゃう。 |
| ◆無用の本 定年後は離島で私設の図書館を開く,という人がいる。 自分の蔵書をムダにしたくないらしい。 学者にありがちな発想だ。 公共図書館は寄贈をあまり喜ばないご時世だしね。 さて,自分の本棚を眺めると,駄本ばかりが並ぶ。 本を捨てる習慣がないので貯まっただけ。 でも「最後には」捨てるんだろうなあ。 |
| ◆大活劇 スタートレック2009,ターミネーター4,天使と悪魔, こういう大騒ぎ系の映画は映画館で観るに限る。 大音響のなかに身を浸し,没我の境。 ひとりぼっちでも平気で生きていけるような気がする。 |
| ◆弁当 近所の八百屋(地物専門)でズッキーニが安かった。 形が悪いのを三本 百円で売っていた。 夏野菜をその他あれこれ買って帰る。 ラタトゥイユが5〜6人分ぐらいできちゃった。 だもんで,このところ連日,タッパーにつめて出勤。 |
| ◆チョロチョロ 散髪屋(洗髪なし)の後,帰宅してシャワーを浴びる。 水圧の弱いシャワーを浴びると,外国を思い出す。 バンドン(インドネシア)でのホームステイ先や ブザンソン(フランス)の貧しい知人宅が 思い出されて,泣きそうな気分になる。 |
| ◆長時間会議 職場の会議が,このごろ,しだいに長くなり ついに,5時間を超えるようになった。 (ちなみに,ぼくはなるべく発言しないようにしている) 昔(赴任当時)の会議は2時間以内が常態だった。 よその大学では,夜になっても会議が続くと聞き その能率の悪さが信じられなかった。 いつのまにか,うちも普通の学校になったわけだ。 不得要領な話の連続に耐えながら ここも自分の居場所じゃなくなったな,と思う。 |
| ◆喜代三 種子島出身で,戦前は全国的に有名だった流行歌手。 鹿児島で芸者になり,一時は台湾でも働く。 鹿児島に戻ったとき,作曲家中山晋平に出会う。 上京して歌手となり,中山晋平の内妻にもなる。 映画スターにもなる。 戦後は,アメリカで三味線教室を開いたりする。 なんてんで,けっこう波瀾万丈の人生だ。 主人公にすれば,おもしろい映画になる。 と,映画サークルのなかで話し合ってるうちに この自主製作の話も,だんだん現実味を帯びてきた。 |
| ◆イグリは栗に非ず 丸くて茶色のものが網袋に入れられ イグリと表示されていたので,1袋買う。 季節外れの「栗」が珍しく,1袋 200円も安い。 帰宅して,袋をあけると,どうも変。 皮が柔らかく,爪を立てると汁が出る。 調べると,イグリとはスモモのこと(鹿児島だけ?)。 このスモモ,食べると何だか味がエグい。 どうやら焼酎につけて,果実酒にするものらしい。 |
| ◆テレビ会議 FD(教授能力向上)のため県内の全大学が 連携して取り組んでいる。 文科省の予算でテレビ会議システムができた。 ぼくも委員なので,夕方,一人カメラと向かい合う。 ところが,モニターには他大学の絵が現れない。 うちの学校の機械が故障したのか? 助けを呼んだが,みんな腕を組むばかり。 と,30分ほどして,突然,絵が現れる。 本部(鹿児島大学)の方に問題があったのだ。 他大学も困惑していたと知る。 そして,ユルユルと会議が始まった。 それはそこそこ楽しゅうございました。 |
| ◆そうめん むしょうに素麺が食べたくなって 薬味や瓶入りの「麺つゆ」ととも買って帰る。 この「つゆ」,3日以内に使い切れ,と指示されてる。 だもんで,毎日,必死で食べてます。 |
| ◆喜代三(続) 喜代三の自叙伝『多情菩薩』(1958)を読む。 県立図書館にあった。(復刻版の売価は1万円!) 吉川英治が序文を書いている。 曰く「文章で読ませる書物でないが……」 なるほど,そのとおり。(特に後半はヨレヨレ) しかし,その拙さがかえってリアリティを増す。 |
| ◆かごしま弁 MBC(地元の老舗民放)は毎朝6時前,昔の番組を再放送する。 1970年代から続いた「かごしま今昔」 10分ほどのドラマだが,全編かごしま弁で演じられる。 内容は,戦前の鹿児島の民俗風習の紹介。 たまたま早起きした日に発見し 最近は録画して,楽しんでいる。 会話がさっぱり理解できないのがよい。 いまでは地元の若者でさえ理解できまい。 |
| ◆ Nationwide 会議の用で鹿児島大学へ行く。 出席者のほとんどが鹿大の教員だ。 連中の雑談を聞くと,いずれもテーマが全国規模。 うちの学校の場合は,つねに話がローカルだから さすが国立大学は違うな,と感心した。(哀) |
| ◆県民交流センター 市民のサークル用の印刷室は便利だ。 ひとりでシコシコと作業をする。 こういう「下っ端」ぽい仕事,得意なんです。 |
| ◆早朝映画 日曜の朝,豪雨の中,駅ビルの映画館に向かう。 朝9時すぎからの映画を観るつもりだった。 ところが,土日は特別メニューらしく 午前の部は,なんと8時から始まる! 書店などは10時オープンなので間が持たぬ。 ふたたび雨にぬれながら,むなしく帰宅。 |
| ◆太宰治 誰が仕掛けたのか,このごろまたブームだという。 ぼくの場合,太宰と聞くと玉川上水を思い出す。 太宰が入水自殺した川。 ぼくの学生時代のお散歩(おデート)コースだ。 たいして水量の多くない流れを見ては 太宰もよくこんなとこで死ねたな,と思った。 |
過去の記事 |