| つぶやき |
| ◆無為徒食 過去5年間の研究教育・社会活動の業績を書け と言われて一覧表を作れば,内容の貧弱さに泣いた。 つまり,作業を命じた「お上」の狙いどおりに反省した。 |
| ◆修行 ダラダラとした会議に飽きて,終了動議を出すと それへの反論などで,さらに会議が長引く。 したがって,何も言わずに座っているのが正しい。 このごろは,その退屈さにも慣れました。 |
| ◆客引き 学校の近くに定食屋ができたので2度ほど利用した。 焼き魚,煮魚が多いので,ヘルシーな感じ。 子どもの頃は苦手だった魚も今は平気です。 問題は,店のおねえさんに顔を覚えられたこと。 前を通りかかると,ガラス越しに手招きされる。 ついフラフラと入店しちゃう。 |
| ◆名義貸し 鹿児島県内の科学研究者を集めたサークルで ちょっと世話人みたいなことをしている。 新しい代表は決まったが,副代表がまだだ。 うちの前の学長がヒマそうにしてると思い 名前だけでも貸して,とメールで打診した。 自尊心を傷つけたのか,返事が来ない。 |
| ◆ MacBook 娘のノートPC(iBook)はキーボードもヨレヨレだ。 長いこと酷使した証で,たしかに替え時ではある。 ヤマダ電器で下見したら,新製品がかなり安い。 マイナーながら先月モデルチェンジしたもので この店で買えば 18%もポイントがつく。 売価 10万円強だから,1万8千円分に相当する。 安い!と思ったが,買うのは娘自身にまかせよう。 いつまでも甘い顔はできない。 |
| ◆追慕 夕方の涼しい風が人を散歩へ誘う。 うちのバカ犬,死んで久しいが,無性に懐かしい。 |
| ◆『童貞放浪記』 あの小谷野敦の書いた小説が文庫になり 映画化もされるってんで,本屋で山積み。 浜松町で買って,飛行機の中で読む。 小説を書く才能がないと自覚してた男が 何かの勢いに乗ってつい書いちゃった感じ。 その下手っぽさを愛嬌と見るべきか? つぎの一文も下品な笑いを誘う: 50,60になって短大に勤めている, |
| ◆赤点 恥ずかしながら,いまだに「こなれぬ」講義をしている。 ちゃんと相手に届くような話をしたいのだが 学生から「話が難しかった」と指摘される。 提出させたレポートに,そういう指摘がいくつか並ぶ。 地べたにへたり込みたくなる。 |
| ◆股旅 駅ビルの映画館で東映時代劇祭をやっている。 ぼくの父親も時代劇が好きだったなあ。 ちなみに母親は松竹系,姉は洋画が専門。 ぼくは彼らに同伴し,全方位的に映画を楽しんだ。 今回は父親の供養をかねて駅ビルに行く。 中村錦之介の「沓掛時次郎・遊侠一匹」(1966)を観た。 隣に座ったオヤジは「何度みても良いなあ」と大声でいう。 |
| ◆時間感覚 社会思想の講義で,ロシア革命をとりあげ 歴史の流れのようなものを語る。 20世紀初頭の出来事を実体験したかのように語る。 しかし,自分自身の「最近の」出来事について いま思い起こそうとしたら,その曖昧さに驚く。 もちろん,イベントはそれなりに覚えているが 逆に,たとえば2003年に何があったかは思い出せない。 21世紀に入ってからは,年号と事件が結びつかない。 |
| ◆健康一番 雨の切れ目に自転車で学校へ向かう。 見上げればウネウネとした雨雲の間から青空。 元気いっぱいペダルが漕げるのもうれしい。 |
| ◆落選 日仏社会学会の理事会の選挙結果が出た。 1992年から 16年間続いた役目も終わりだ。 ま,今まで続いたことの方が不思議。 学会以外でも,いろいろな仕事から身を退いている。 退け時が微妙に重なる,ってのも興味深い。 世の中,よくできている。 |
| ◆独居術 道路沿いにおしゃれっぽいカフェがある。 入ってみたい気もするが,入ったこと ない。 中で,どう過ごしていいか わからないからだ。 旅先じゃないんだから,本を読むなら家で読む。 フランスなら,通る人を眺めて過ごせるが……。 いや,フランスなら,老人は公園で過ごす。 老人は孤独に生きるのが基本の国では 老婆もお化粧して,終日ぽつんとベンチで過ごす。 彼らの覚悟を思うと,ぼくはまだ修行が足りない。 |
| ◆3D 何十年ぶりかで「立体映画」を観る。 昔は赤青のセロハンを貼った眼鏡だったが 今は偏光レンズみたいなやつ。 ただ,このレンズを通すと光量が半減するみたいで 美しいはずの画面も全体が暗くて不快だ。 映画「モンスター対エイリアン」は そこそこ面白く,むしろ画面の明るい2Dで観るべし。 立体感はイマジネーションでカバーすべし。 |
| ◆出にくい 朝グズグズしてたら玄関先に人の声。 団地の奥さん方がたむろしているのだ。 いま出たら彼女らに挨拶しなきゃならない。 彼女らが解散するまで,ひそかに待機する。 |
| ◆授業評価 学期末恒例のアンケートである。 毎度のことながら,予想以上に評点は低い。 自分じゃ,もっと高いと思うのに,さほどでもない。 つまり,自分を客観視できない点が問題なのだ。 思えば,これは小学生のころからの性向。 学級委員選挙前の虚しい緊張。(笑) |
| ◆授業評価(続) 10年以上前(1996年)から学科として取り組んできた。 当時は,全国的に珍しく,いわば先駆的な企てだった。 しかし,全学的な取り組みにはできなかったので 学校名を売り出すチャンスを失った。 最初のころは,学科をあげての協力ってのもない。 ぼくと教務補助員,二人で全科目分の 配布・回収・集計・Web公表を行う。 今ではどうだ? 全国の大学で一般化した。 そのくせ,どの大学からも「成功」の声なし。 教育の質がそれによって向上した,って話は聞かない。 ただ,いまや大学教員ものんびりできず,忙しくなっただけ。 これも虚しい流れである。 |
| ◆神洲不滅 社会思想の講義で,ファシズムの魅力を語る。 毎回「異なる」思想をとりあげてきたので 学生もあれこれの思想を「相対化」できるはずである。 ところが,学生はけっこう全体主義が気に入ったみたい。 それが「本気」なら,講義の狙いとは逆だし ただ「教師を喜ばせるための擬態」なら その態度はもっと根本的に間違っている。 |
| ◆排水管工事 ベランダを上下に走るパイプが腐食している。 官舎ゆえ,県の予算で工事が行われる。 ようやくGOサインが出て,業者が来る。 ただ,その日,ぼくは終日ルスをするので ドアに鍵をかけず,家を出た。(業者には連絡済み) 夜,8時頃,帰宅したら工事は完了していた。 台所の排水がスムーズで,その変わりように感動。 |
| ◆お西 鹿児島の東本願寺で芝居の公演があった。 ぼくは場所を間違え,西本願寺に行く。 当然,境内には人影もない。 ようやく守衛のおじさんみたいな人を見つけ,尋ねた。 「東本願寺ってのは,どこですか?」 「教えられません」 「え! ご存じない?」 「知ってますけど,教えられません」 西と東の確執,これほどまでのものか? だから,答えた方の狭量ぶりに驚くより 聞いた自分の無教養を恥じるべきかもしれん。 |
| ◆耳赤 二日連続して若い女性(それぞれ別人)との対話を楽しむ。 毎回ぼくは偉そうにしゃべった。 話してるときは対話気分だったが 思い返すと,ほとんど一方的な長広舌。 相手の親切な「うなづき」(敬老精神)に乗じて……。 最近,人に嫌われがちなので,余計に張り切った。 ああ,恥ずかしい。 [耳赤は囲碁の用語です] |
| ◆日本語 あの口の悪い別宮貞徳の書き下ろし文庫本 『裏返し文章講座』はあいかわらず水田洋や都留重人の悪口。 20年前と同じネタなのに,バカがその本をこりずに買う。 この本の副題「翻訳から考える日本語……」に触発され 上手な翻訳を読んでみたくなった。 岩波文庫で『たいした問題じゃないが』を読む。 イギリス・コラムの傑作を,英文学者たちが訳している。 なるほど,読みにくくはないが,滋味もない。 それに比べ,いま枕頭で読んでいる太宰治のおもしろいこと。 短編「女生徒」の軽やかな日本語にゃ,しびれるぞ。 |
| ◆甲羅干し 夜の授業の前に,銭湯へ行く。 町はずれの郡山温泉郷にある「轟温泉」である。 ここの露天風呂はとってもぬるいので好き。 しかも,目の前が一面の田んぼってのもよい。 明るい景色のなかで裸になっていると ガキのころ,泳ぎにいった矢部川の河原を思い出す。 背中を焼きながら嗅いだ石のにおい。 |
| ◆お客さん!起きて! たしかに昼食後の講義は眠たかろう。 しかし,あまりにもあからさまなのは困る。 昨年までやってた看護学校での講義も悲惨だったが いまでは自分の本務校でも似たようなもんだ。 うちの学生の質が変わってきたのだろうか? 授業参観した同僚から特に批判が出ないので ぼくの講義が顕著に劣化したわけでもなさそう。 |
| ◆製造年月日 生協で「つぼ漬け」の小袋(100円)を買う。 安くて美味しい中園久太郎商店の漬け物だ。 買って帰り,何気なく袋の印字を読む。 製造日が今年の8月(賞味期限は10月)になってる。 印字の間違いだろうと,店に電話した。 クレームではなく,単なる報告のつもり。 これでも中園久太郎商店のファンですからね。 翌日,生協に行けば「つぼ漬け」がない。 |
| ◆写真館 夏,どこかに行こうかな,と 何気にパスポートをとりだして驚く。 期限は春先に切れていた。 あらたに10年有効のパスポートを作れば 今度は死ぬまで持ちそうな気がする。 ならば,映りのいい写真を貼ろう。 ちょっとおしゃれな写真屋に入り,スタジオで撮影。 3枚2500円である。 |
| ◆日本語(続) 県立図書館は夜の9時まで開いている。 新刊コーナーにも,すてきな本が並ぶ。 あれこれ手に取るだけで幸福感を覚える。 水村美苗『日本語で読むということ』に読み耽る。 上手な文章は読んでるだけで泣きそうになる。 |
| ◆有効期限 終日ちょっと根をつめて仕事したせいか 寒気がする。 薬を飲んで早く寝よう。 薬袋を見れば,ずいぶん昔の風邪薬だ。 形も古めかしく,錠剤でなく,紙に包んだ粉薬。 湿気て固まっている粉をほぐして飲む。 |
| ◆保証期間 ノートパソコン(MacBook)の具合が悪い。 反応(HDDの読み込み)が顕著に鈍い。 この内蔵HD,今年の2月末に買ったばかりだ。 壊れたのであれば無償交換のはずだが 確実に壊れたわけではないので悩ましい。 |
| ◆通販好み MacBook内蔵HDの保証書はみつかったが それを買ったAmazonの領収書がみつからない。 これじゃメーカーに修理も頼めぬ。 一方,作動の不調は急いで解決したい。 価格.com で店を探し,別メーカーの品を注文した。 調子に乗って,別サイトでバッグを探して注文する。 MacBookを持ち運べるワンショルダー・バッグだ。 前にAppleのサイトで買ったのは1年たたずにヨレヨレ。 ブランドを信用しても,外れることはある。 |
◆ Le Garagiste 愛車(Suzuki Twin)のリアガラスの締まりがゆるい。この車,リアはガラスが開閉する。 ハッチバックと違い,後ろがこぢんまりと開く。 その蝶番(ヒンジ)がぐらつくようになったのだ。 車を買ったのは夫婦で経営する小さな店。 そこに行ったら,ものの5分で修理は完了した。 お代は不要というが,なんだか心苦しい。 こういうときのお礼の言い方を知らないからだ。 |
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