2011年
 つぶやき

2/1
◆胃痛
 胃のあたりが痛いような気がする。
 気にすれば気になる程度の痛み。
 思い当たることと言えば,ぽんかんのバカ食いかな。
 二日ほど前,スーパーでぽんかんを箱買いし
 家に閉じこもってガシガシ食べてる。
 しかし,それでお腹を痛めるのも変だね。

2/2
◆同類
 県立図書館の近くに住んでるのは
 そこを自分の遊び場にするためであった。
 が,めったに利用することなく日々を過ごしてきた。
 久しぶりに入館し,雑誌コーナーなどで遊ぶ。
 見渡せば,そこらじゅうに老人があふれる。
 図書館の繁盛はめでたいが,なんか切ない。

2/3
◆塩分
 長年,低血圧とされてきたが,ここ数年は検診で高血圧とされる。
 塩分摂取を控え,適度な運動を,と指導される。
 塩分の件では,前に一度試したことがある。
 たいして効果もなさそうなので,やめたのだ。
 しかし,やっぱり控えるべきだろうと思い直す。
 当面,ラーメンの汁を飲み干すのはやめよう。

2/4
◆訳文
 県立図書館で借りたロバート・P・パーカーのミステリーを読む。
 パーカーの本は昔さんざん読んだなあ。
 菊池光の訳文が評判だった。
 菊池の没後,訳者は変わったが,あいかわらず読みやすい。
 すいすい読めて,ああ,おもしろかった,と思わせる。
 そういうのって,すごい能力だよね。

2/5
◆人のため
 小学6年生のとき,何人もの友達の動きにつられて
 隣町にある学芸大付属中を受験した。
 貧乏人が行くような学校じゃないのだが
 親は受験を許してくれた。
 10人ほどの大量受験は田舎の小学校では初めてのこと。
 当時,塾などなく,小学校で「補習」を受けた。
 校長を相手に,面接のシミュレーションもある。
 何をしゃべればいいか,あらかじめ父親に尋ねた。
 「世のため人のために役立つ人間になること」
 志望動機を聞かれたらそう答えろと教えられた。
 校長にそのまんま答えたら,苦笑された。
 しかし,父の教えは「人間の正しい生き方」として
 ぼくの深部に刷り込まれたような気がする。
 つまり,今のぼくの歪みは「後付け」なんですよ。
 
 あ,じっさいの面接は「好きな食べ物」といった類の
 軽〜い質問だけで,あっさり終了。
 また,試験の結果は「抽選」により不合格。

2/6
◆DVD
 コレクターじゃないが,けっこう貯まった。
 安売りコーナーとかで見つけたものばかり。
 レンタル屋にないものを選んで買ってる。
 買えば繰り返し鑑賞できるはずだが
 じっさいには何度も観たりしないな。
 例外はマルクス兄弟の喜劇シリーズぐらい。

2/7
◆だべる
 そういえば,久しく人と長談義する機会がない。
 話し相手がいないせいでもある。
 インドネシアの田舎で見かけた老人たちは
 日がな一日おしゃべりして,あきないようであった。
 いや,その光景は沖永良部島の道端でも見かけた。
 人々とぬる〜いおつきあいをするのもいいな。
 が,そういう人間関係を田舎臭いと忌避してきたのが私だ。
 だから,何をいまさら,と自己批判して独笑。

2/8
◆人のため(2)
 昔の中国では知識人=読書人だった。
 そして,読書の意義は経世済民にある。
 宋代の詩人,陸游はその詩「読書二首」で
 「読書本意在元元」と詠う。
 元元とは民・百姓のことである。
 という話が,ぼくの結婚式のときの恩師のスピーチ。

2/9
◆陸游
 30年前の恩師のスピーチを覚えていたわけではない。
 ただ陸游という詩人の名前だけが頭に残った。
 後になってから詩の題を恩師に問うこともできなかった。
 なにしろ,「破門」されたからである。
 自力で探り当てようとしたが,実らず。
 思いあまって,今年ようやく質問の手紙を出す。
 たまたま報告するに足る「仕事」をしたので
 それに事寄せて質問したのだ。
 ありがたくも,あたたかい返事をいただいた。

2/10
◆二次検診
 職場の集団検診の結果,要再検査とされた項目がある。
 近所の大病院に,二度も行った。
 初回は昼近くに行ったので,時間不足で検査は途中まで。
 一週間後,二度目は9時半に行き,午後3時半に終了。
 時間はかかったが,ほとんどが待ち時間。
 結果は,いずれの項目も特に異常なし。
 診察料は1回目が 4500円,2回目が 5500円。
 どうやら業界全体でつるんで金を稼いでいる。

2/11
◆メモ帳
 本屋に入れば当然本を買いたくなる。
 図書館から借りている本もあるので
 いま買う本は2冊ほどにとどめる。
 いまは買わない本は書名のみ控えておく。
 帰宅して,その紙片を机のうえに置く。
 紛失してもかまわないという感じでさりげなく。

2/12
◆粗食
 外食に頼れば塩分のコントロールができない。
 自炊中心の食生活に変えようと考えた。
 (この考えは数年おきに湧き起こる)
 圧力鍋で玄米を炊く方法を試みる。
 おかずはネギ納豆と冷や奴のみ。

2/13
◆神経痛
 体を特定の方向にひねるとズキンと痛む。
 痛点はいつも上腕部なのに,右肩の後ろは初めてだ。
 昼ごろ始まり,しばし中断の後,就寝時にまた痛む。
 うーむ,寝返りが打てないぐらい痛む。
 必死で起き直し,薬袋から痛み止めを探す。
 効能が頭痛のほかに神経痛とあるから,これだ。
 おー,なんだか効いてきて,眠れました。

2/14
◆村人A・B
 郊外の露天風呂付き銭湯(轟温泉=300円)に行く。
 一面に拡がる田んぼを眺めながらの入浴。
 お湯が熱すぎないのも気に入ってます。
 近所の人と思われるジーサンたちが会話している。
 あいづちの言葉=「じゃっど」(そうですよ)以外は
 まったく理解できないコテコテの方言。
 ぼくもけっこう鹿児島には長いのに
 まだまだディープな世界があると知らされる。

2/15
◆宴会
 せっかく玄米中心+減塩に励んでいるのに
 週末まで宴会が続くので努力も台無しだ。
 お皿に手を出さなければすむ話ではあるが
 会費を払うと,そのガマンができない貧乏人。

2/16
◆一人赤面
 バイキングの店で学生とお食事会。
 このごろはもう年齢差が開きすぎて話も合わぬ。
 相手は話を聞く素振りをしてくれるから
 つい調子に乗って長広舌をふるったりする。
 そのことにふと気づけば恥ずかしきこと限りなし。

2/17
◆芥川賞
 受賞作品を追いかけて読むほど物好きではない。
 図書館の新着図書の棚にあったから選んだ。
 しかし,この西村賢太『苦役列車』はいいね。
 貧乏臭さとやるせなさが胸をうつ。
 自分の内面の嫌な部分を丁寧にいじられてる感じ。
 その不愉快さが心地いい。

2/18
◆人恋しさ
 本とか読んでおもしろがっても
 それを語る相手がいない。
 そこで「欠落感」を覚えちゃうのがまずい。
 自分と対話して思索を深める,なんて芸も持たぬ。

2/19
◆人づきあい
 退職する教員を送る会に出る。
 職場の同僚なら出席するのが,まあ「常識」だろう。
 それを「近頃の若い者」は平気で欠席する。
 しかし,ぼくはむしろ感心する。
 あちらはすでにその利害得失を計算済み。
 その生き方に頭が下がる。

2/20
◆背景
 相撲の八百長問題で慶応大学の教員がテレビに出る。
 ガバナンス整備の独立委員会の副座長だそうだ。
 大学の研究室でインタビューに応じている。
 後ろの本棚に本が並んでいる。
 その端に『宴会ゲーム,宴会芸の本』が見える。
 じっさい,なんだかユルイ感じの人だ。

2/21
◆おこげ
 玄米=完全食の噂を信じ,三食とも玄米。
 圧力鍋で作っているが,まだ火加減がわからぬ。
 毎回おこげができる。
 その固いおこげをガシガシ食べたら
 奥歯のクラウン(かぶせ物)がとれたよ。

2/22
◆無責任
 十年ほど前までは商店街の活性化をテーマに
 県内のあちこちに出かけたもんだ。
 商店主たちを相手に「助言」する場面もあった。
 ところが今,自分自身の職場の零落が著しい。
 復興のアイデアを出し,汗をかくべきときだが
 そのアイデアも汗も出ない自分に気づく。

2/23
◆長電話
 いわゆる「空疎な会話」ちゅうのをしてみたいな。
 会話をしている,そのことだけが楽しいような。

2/24
◆被せ物
 奥歯のクラウンがまた取れた。
 歯医者は「今度はスーパーボンドでつけましょう」という。
 じゃあ,以前の接着剤は並みのボンドだったの?

2/25
◆心の健康
 職場で開かれるメンタルヘルス講演会は
 出席が半ば義務づけられている。
 うちの学校は公立だから,お役所のしきたりってやつだ。
 そういうものをやりました,という形が大事。
 だから、話す方も聞く方もお芝居をする。
 話すかっこう,聞くかっこう。

2/26
◆ダブルバインド
 連日,職場での講演会が続く。
 大学教育のあり方について,隣の鹿児島大学の人が講演。
 鹿児島大学では学生憲章を作ったという。
 その第一のモットーは「進取の精神」だそうだ。
 進取の精神とは「人の言うことを聞くな」ってことだから
 それを教え込むってのは矛盾もいいところ。

2/27
◆映画研究
 四方田犬彦のエッセイ集を読む。
 いつもながらユル〜イ文章がダラダラと続く。
 図書館で借りた本なので腹も立たない。

2/28
◆奇想の建築家
 図書館でニコラ・ルドゥがらみの本を見かけた。
 ルドゥは18世紀のユートピックな建築家である。
 フランス東部のアルケスナン製塩所設計で有名。
 (ぼくも何度か遊びに行った)
 設計図が残る彼の理想の住宅は球形だ。
 安藤忠雄が設計した鹿児島大学稲森会館はそのパクリである。
 でも,これはやったもん勝ちなんだろうな。

過去の記事
2010年---------10-11-12
2011年

Back to Home