| つぶやき |
| ◆ BYOB(Bring Your Own Booze) 酒肴持ち寄りでの宴会を企画したが失敗。 この宴会,奄美では「一重一瓶」と呼ばれる方式で 奄美出身の同僚がいたころ,しばしば催してきた。 ところが今や,参加希望者ゼロとなる。 語り合うことを興ずる空気も消えた。 |
| ◆フローリング 大袋で買った殻付き落花生をつぎつぎに食べる。 殻の破片があちこちに飛び散る。 立って歩けば足の裏がチクチク。 |
| ◆悪口 昔の雑誌『噂の真相』が懐かしい。 ストレートで毒々しい批判は読んでて楽しかった。 去年出た小谷野敦の本も下品で良い。 『能は死ぬほど退屈だ』(論創社) 演劇界、文学界の著名人がつぎつぎ罵倒される。 他人事だと罵詈讒謗は激烈なほど爽快である。 |
| ◆片山杜秀 NHKーBSの歴史番組で初めて存在を知った。 しゃべりの下手なオヤジだった。 でも,図書館で本を借りたら,おもしろい人だった。 『続・クラシック迷宮図書館』(2010, ARTES) ぼくは根が田舎の受験生気質のままなので こういう博覧強記型の人間をすぐ尊敬しちゃう。 |
| ◆ Euphoria ぼくのこと好きだと言えない女性も多いだろう。 ぼくもあえて女性には冷たくする。 姐さん,こんな渡世人に惚れちゃいけねえよ。 |
| ◆身をやつす 鷲田清一と永江朗の対談による哲学入門を読む。 『てつがくこじんじゅぎょう』(2008、バジリコ) 対談の途中,編集者が割って入ったりする。 意外にいいことをいうので鷲田が 「あんた,哲学者やわ」と誉めると 「そうなんです。編集者というのは《やつし》ですわ」 ぼくはこの「やつし」という言葉にしびれた。 |
| ◆昭和スタイル 台所に小蠅が出るようになった。 殺虫剤を噴霧するよりいいだろうと 昔の魚屋でよく見た「ハエ取り紙」をぶらさげる。 なるほど 1930年以来のロングセラーだそうだ。 予想以上に効果があるが,やはりかなり見苦しい。 |
| ◆大学らしさ 有斐閣のPR誌『書斎の窓』を毎月読んでいる。 苅谷剛彦(教育社会学者)が巻頭随筆を連載し オックスフォード大学のシステムを紹介している。 そこのカレッジでは食事などでの交流も大事にされる。 対面的な会話の機会が重視されているのだ。 そういうことなら,ぼくも大学・大学院の寮で味わった。 じっさい,ぼくはそこで成長したと言ってよい。 だから,鹿児島に来ても,そういう場面を作ろうとした。 かつては多少成功したときもある。 いまは気配もない。 終わったな,と思う。 |
| ◆斉藤エッチ 名前に悦の字がつくので学生時代はそう呼ばれた。 しかし,昔のぼくは人畜無害の草食系だったんだよ。 女友達はたくさんいたが,友達は友達。 部屋で二人っきりになろうと、夜を明かそうと ただひたすら語るばかりだった。 今のぼくは普通のエロジジイになりはてましたがね。 |
| ◆上野千鶴子 昔は講演を聴きに行くほどヒイキにしていた。 概念を武器に諸現象をさばく手先の器用さ。 口喧嘩も強そうなので,うらやましかった。 その上野がNHKで爆笑問題と対談した。 「爆笑学問」という番組だ。 上野は二人の蒙を啓く(もうをひらく)態度で臨んでいる。 ところが「差別の何が悪い」といったレベルの反論に答えられない。 上野は「自分を賢いと思ってる馬鹿」にしか見えなくなる。 自分を「先生」と呼んでくれる人だけを相手にしてると ああいうふうに劣化し,老醜をさらすことになる。(教訓) |
| ◆完全自炊 3合の玄米を炊き,4回にわけて食う。 一日三食だから,炊飯のタイミングは日々後ろにずれる。 |
| ◆日々の暮らし 昨年度もそうだったが,朝一の授業があるので 夜更かしを避ける生活のスタイルになってる。 おかげでジーサンらしい早起きの体質になった。 んが,食後はかならず眠たくなる。 三食を作る時間と毎食後のうたた寝を 差し引けば,一日の「活動」時間はごく少ない。 |
| ◆単調 部屋にこもっている。 本を読んだりモニターを眺めるだけで日が暮れる。 電話もメールも来ない。 こちらから電話をかける相手もいない。 家族にかけても誰も出ない。 |
| ◆懸想(けそう) 70過ぎてもストーカー,なんて事件が報道される。 なんか他人事じゃないな。 心がヒリヒリすること,あるもんね。 |
| ◆ Reaction Paper 講義の最後に,毎回「感想文」を書かせる。 最近は「話がよくわかりませんでした」の声が多い感じ。 責任はもちろん講義する側にあるんだろうが ここは「踏ん張って」学生のほうにも問題ありといいたい。 「よくわかった」の声も混じるからだ。 というより,ぼくはもう反省するのも面倒になったのよ。 |
| ◆フェラ・クティ Fela Kuti ナイジェリアの音楽家で,アフロビートの創始者だ。 反体制の運動家でもある。 ぼくは去年アメリカ映画「扉をたたく人」でその名を知った。 代表CD「Zombie」を取り寄せたり,しばらくマイブームだった。 けど,彼の生涯を描いたミュージカルがあるのは知らなかったな。 ぼんやりNHK-BSを観てたら「フェラ」はフェラ・クティのことだぜ。 あわててイスに座り直して鑑賞モードに入る。 体制批判,社会批判もひねりが効いてておもしろい。 ところが豪雨により途中から受信不能になりました。 |
| ◆ Francophile 19世紀半ばの英語を読む。 長くてパズルのような構文に往生する。 英国人はこれを耳で聞いても理解できたんだろうか? ぼくには幸い仏訳本がそばにある。 それを読むと先のパズルがすいすい解けちゃう。 ああ、ありがたや。(かしわ手) Ce qui n'est pas claire, n'est pas francais. (明晰でなきゃフランス語ではない)てなもんだ。 |
| ◆哲学カフェ その看板を掲げて、夜間部の学生と語り合ってる。 ただし,ぼくは「本物」の哲学カフェは未経験だ。 いわば無免許ゆえ自宅の庭で車に乗ってる形。 その「本物」が鹿児島でも開かれてると知る。 哲学好きの若者2名がネットで呼びかけていた。 さっそく参加し,匿名のまましゃべり散らす。 鏡を見れば、そこらによくいる迷惑ジーサンの姿が映る。 |
| ◆おまけ デジカメ用の三脚を付録にした雑誌が売れている。 ネット上の書き込みによれば売り切れ店続出だ。 学校近くの本屋に行けば,まだ2冊もあった。 つい買ってしまいました。 三脚を使う場面はなさそうなんですけどね。 |
| ◆スピード床屋 思春期の一時期を除き,髪型は気にしない。 だから,千円均一の床屋は気に入ってる。 10分で済んじゃうのがいい。 ただ,客にはバーサンも多いのが気になる。 女を捨ててる感じがして悲しい。 |
| ◆便箋 用があって昔の恩人に手紙を書く。 太字用の万年筆を使う。 便箋は「丸善」鹿児島店で買ったものだ。 ところが,これが妙に書きづらい。 しばしば字がかすれるので,二度書きする。 読み返すと,すご〜く下手っぽい字だ。 それは便箋だけのせいではないのかもしれない。 |
| ◆グループ交際 妙齢の婦人を昼食に誘ったら「他の方がご一緒なら」と断られた。 清純派なのか(?),2年前も同じ文句で断られた。 |
| ◆農業大学校 市内から50キロほど離れた山中にある。 県立の,新しくて立派な施設だ。 視察に行ったら、本当にすてきな所だった。 全寮制ながら,部屋はバス・トイレ付きの個室。 年間の授業料・寮費,あわせて50万円。 しかも,それにはドイツ研修の費用全額も含まれる。 特殊車両の免許も取らせてもらえる。 就職は大手企業から引く手あまた。 やだな〜,言うことなしじゃん。 |
| ◆上京 夜には着く、と知らせていたのに 夕食などの用意は一切なし。 しかたなく駅前の吉野家で牛丼。 |
| ◆買い出し ぼくにとっての常備品が家にはない。 インスタントコーヒー、ヨーグルト、バナナ、納豆…… 原チャリに乗ってスーパーに向かう。 こちらは鹿児島より暑いが、走れば気持ちよい。 |
| ◆アップルストア銀座店 三年半前に買った MacBook のバッテリーが変だ。 先月あたりからだんだん膨張してきた。 上京したついでにアップルストアに行く。 4階の Genius Bar という相談コーナーに予約しておいた。 バッテリー膨張は頻発している症状らしく ホイホイってなもんで新品と交換された。 消耗品というので9千円とられた。 ただし,キーボードやモニター周辺の外装は無料で交換。 見た目はすっかり新品同様となり,大満足。 ◆国立近代美術館 |
| ◆フランケンシュタイン 告白するのも恥ずかしいが原作を初めて読む。 小林章夫訳の光文社古典新訳文庫だ。 誰でも知ってることかもしれんが 映画とかで見る怪物話とは全然違った。 原作者、さすがゴドウィンの娘だね。 |
| ◆芋 鹿児島に戻ったが昼食をつくる元気がない。 山形屋デパート横で焼き芋2本を買う。 これと 500 mlの牛乳でお昼をすます。 |
| ◆引退準備 ホームページを縮小する。 教育関係とか地域活動関係とかを省く。 もはやそんなことをアピールする相手もいないからね。 |
| ◆翻訳 毎日しこしこと古典を訳している。 自分で言うのも何だが、良い訳である。 ただし,陽の目を見るかどうか,それはやや不安。 出版社と契約しているわけではない。 編集者との口約束がすべて。 昨年の夏に訳した本は,ようやく7月に出るらしい。 が,じっさいにブツを手にするまでは安心できない。 |