| つぶやき |
| ◆礼儀 ありがとうも言えないのか、と 若者に腹を立てる老人がいまのぼく。 かつては礼儀知らずと叱られたぼくですがね。 |
| ◆コゲ落とし 圧力鍋についた焦げを落としたい。 ホームセンターで重曹を買う。 さらにクエン酸も薬屋で買った。 それぞれ試したが十分には落ちないぞ。 |
| ◆うかつ 奥歯のブリッジが取れた。 行きつけの歯医者に走る。 ところが、その時間に重要な会議があったのだ。 スケジュール表に書き漏らしたボケ老人。 |
| ◆図書館愛好家 学校の図書館はラベル読み取り機の不具合で 本が借りられず週末の楽しみを奪われた。 アパートの近くの県立図書館で遊ぼうと思ったら なぜか10日間ほど休館になっていた。 鹿児島の市立図書館は遠いので不便。 |
| ◆再読? 捨てる予定の本のなかから数冊を抜く。 週末の「ひまつぶし」のためである。 一度読んだはずなのに,中身は全然覚えていない。 だから,すごく新鮮。(馬鹿の利点) 宮崎市定『論語の新しい読み方』に感動する。 ギャビン・ライアルの冒険小説に心が躍る。 |
| ◆書評 学会からも引退しようと思っている。 しかし、年報のために書評を頼まれた。 ぼくが人から頼まれることはめったにないし また,学会の幹事は昔のなじみなので引き受けた。 んで,おもしろくもない本を読んでます。 |
| ◆虫酸が走る ぼくはそんな気分を覚えたことはないが ぼくにたいしてそんな顔をする人が何人かいる。 昔,小学生のときも似たような目にあった。 嫌われる理由は昔も今もわからぬままだ。 |
◆未来は絶えず ゆれうごく ヨーダ(銀河系を守るジェダイの騎士の長)がカップヌードルのCMで語る言葉も良い。 Always in motion is the future. |
| ◆無趣味 自分の未来(退職後の暮らし方)のイメージがわかない。 せいぜい,本を読むとか,モニターを眺める姿ぐらい。 執筆する姿は思い浮かばない。 |
| ◆ヒゲを落とす 変な剃り方をしたので ついでに全部 落としちゃいました。 鏡の向こうに父に似た男がいます。 |
| ◆学会 経済学史学会の地方部会に出る。 夕方からは居酒屋にて情報交換会。 定年退職した先生方も出席して楽しく語っている。 学会を自分の「居場所」だと思えば離れがたいのだろう。 |
| ◆会食 女性といっしょに食事するのは楽しい。 食べ物の味の具合などは覚えていない。 おしゃべりに夢中になっちゃうせいだね。 本当の大人なら,料理のおいしさも大事だろうけど。 |
| ◆笑いのツボ 映画館に行ったら外国人の客が多かった。 彼らは変なところで笑う。 かつてのぼくなら,なぜそこで笑うのか知りたかったはずだ。 いまのぼくは、好奇心も探求心も薄れている。 |
| ◆睡眠力 早起きは老化のあかしで、それが日常化していた。 ところが,久しぶりに寝坊をしちまった。 人を待たせてしまったが,少しうれしい。 |
| ◆ノー・カー 車を売り払った。 今後はもう山奥の温泉に行くこともない。 変化に乏しい生活に入ることを覚悟した。 |
| ◆大事なもの 引越のさい捨てていくものは何か。 そう考えると荷物が増えるので,発想を変える。 どうしても持っていきたいものは何か。 おお,数十冊の書物と若干の思い出の品のみ。 |
| ◆鼻炎 鼻水・鼻づまりで寝苦しい。 寝てられなくて、明け方,とうとう起床。 起きたはいいが,やることがない。 |
| ◆午睡 気絶するように眠りに陥る気持ち良さ。 |
| ◆子ほめ 子どもが芸術家になった人と酒を飲む。 当然それを話題にするのが礼儀。 皮肉を交えずに会話ができるぼくも大人だ。 見知らぬ人でもその成長を素直に喜べちゃう。 |
| ◆都会人 昔,大学受験のため初めて上京した。 試験会場でもぼくは受験参考書を読んでいた。 ところが隣の男はスポーツ新聞を読んでいる。 ほかにも週刊誌を読んでる者もいた。 ああいう「すかした」感じがかっこいいと思った。 田舎者の受験生である自分を恥じた。 [後記:2010年1月17日にも同じこと書いてるぞ] |
| ◆貧寒 男女を問わず,ぼくと話したがる人は少ない。 こちらは「おもしろい話」をしようと構えているから 余計にみじめだ。 ン十年のお勉強の蓄積も,じつは底浅。 そこらへんを見破られている。 つまらない人間であることは見た目でもわかるらしい。 |
| ◆一回限り ありあわせの野菜で料理する。 野菜の名前でレシピを検索して料理を作る。 レシピに書かれてない材料も加えて すんごくおいしいのができたりする。 その作り方はすぐ忘れるので再現できない。 |
| ◆キャラ ひとりの学生が相談に来たが,うまく乗れず。 もともと人に助言などできる器じゃない。 だから,ぼく自身の家族からさえ相談されたことがない。 こんな頼りにならない人柄は昔からのもの。 |
| ◆隔たり 雑誌『思想』を久しぶりに読む。(県立図書館にて) (いや,ページをめくっただけですけど) 12月号は「ヒューム特集」で分厚い。 慶応の坂本達哉さんが巻頭座談会や論文,翻訳で大活躍。 そのいずれもがむずかしい。 坂本さんは昔から頭が良かった。 座談会の写真を見ても,賢さが顔に出るのは昔のまま。 |
| ◆老獪(ろうかい) 忘れられた社会学者タルドの研究をしている若い学者がいる。 彼の本を読んでいるが,あまりおもしろくない。 また別の人は,忘れられた思想家ラスキンを紹介している。 この先生が書いた解説本は要領も良いので読ませる。 忘れられた人物を紹介するには そのおもしろさを浮かび上がらせなければならない。 つまり,詐術にも似た力業が必要なのだ。 まじめなだけの研究者にはできぬ芸当。 |
| ◆論文作成の術 院生時代に一度お会いした経済学の先生からメールをいただく。 ぼくの友人が彼のゼミ生で,何かの流れでお会いした。 そのとき「論文はどんどん書け」と励まされた。 曰く、文献などを読みすぎると論文なんて書けないぞ。 本を一冊読んだら,論文を一本書くのだ,と。 この先生から問い合わせのメールが来たので驚く。 ぼくの訳した『人口論』の一節の訳文を知りたいという。 いますぐ必要なのだが,本を買うひまがないのだと。 先生はいまでも論文を書くのに忙しそうであった。 |
| ◆学会の用 似たようなことは続くもので 昔の知り合いから電話が来た。 来年,学会で報告(というか話題提供)をしないか,という。 まあ,打診なのだが,ぼくを覚えててくれてうれしい。 分科会のテーマは「労働と余暇」だったか「労働と遊び」? とにかく古典的なテーマだが,やはり任じゃない。 |
| ◆ぽんかん 例年,開聞岳麓の農家からネット通販で買ってきた。 おじいさんが一人でやっている農家だ。 おじいさんが自らサイトを更新していた。 今年はそのサイトがもう存在しない。 |
| ◆思惑外れ 翻訳の校正をしながら年を越す予定だった。 そのゲラが届かず,作業は来年回しとなる。 町の図書館でゆるゆる系の本を五冊借り 読書を楽しむ形でぼんやりと過ごすことにした。 |
| ◆歯医者 旅先で奥歯のブリッジがとれたら その土地の歯科医院で処置してもらうしかない。 それは旅のつど覚悟していることだが じっさいにそうなったのは今回が初めて。 |
| ◆ Be simple ! 2012年になったらサイトのデザインを少し変える。 身の回りの環境も4月から一変するので いわばそれを先取りする。 2000年以来のアクセス数も20万を超えそうが 今後はカウンターも省略する。 自分の老い先にふさわしく,いちだんとシンプルに。 |
過去の記事 |