| つぶやき |
| ◆お約束 家族宅に身を寄せると,よく熱が出る。 数年前はこのまま肺炎になった。 今回は風邪の予兆レベルで踏みとどまっている。 熱が出ても心配する人がいないのは例年どおり。 |
| ◆安静第一 誰もいない家の中で一人コタツに入っています。 首だけ外に出し,終日 寝ころんで過ごす。 |
| ◆病臥 自然の治癒力に期待したがダメのようだ。 熱は下がらず、喉の調子も変。 遠くから家族の笑い声が響いてくる。 わが身に暖かいのは足元のアンカだけ。 |
| ◆多重苦 肩の凝りなど無縁のぼくだが,なぜか左首の付け根が痛い。 寝違えとは違う。奥歯の噛み合わせ不調のせいか。 布団の中で伸びをしたら,脇腹に激痛が走る。 これはときおり発症する神経痛か。 んで,起きると目ヤニが出てた。 目ヤニっては小学生のとき以来だぜ。 |
| ◆やっぱり 寒風をつき自転車を漕いで病院に行く。 動脈血の酸素飽和度が低いと医者にいわれた。 (そんな測定器、鹿児島では見たことないぞ) レントゲンでも左肺に影があった。 うむ,それを見れば立派な肺炎。 |
| ◆抗生物質 処方された薬をおとなしく飲んだせいか だんだん快方に向かっている。 打てば響くといった感じの流れ。 |
| ◆若返る すんごく久しぶりに風呂に入る。 頭を洗ってヒゲを剃る。 目にも生気が戻ってる。 |
| ◆ノートPC 奧さん用(iBook G4)と息子用(PowerBook G4)がそろってお釈迦になった。 しかし二人とも もうそれほどノート型を必要としていない。 仕事用なら家にデスクトップが一台あるし その他の用は各自のケータイで済むらしい。 まあ,こたつの上でインターネットができればよいので 新しいノート型を一台だけ買えばよいだろう。 ってんで,MacBook Pro 15inch (750GB)をヤマダ電器で買う。 |
| ◆田舎風情 熊谷は新宿から電車で1時間ほど北上したところ。 駅前は田舎町特有のスカスカした感じ。 成人式帰りか,白い和服を着た男たちが 4,5台の車に「箱乗り」して騒いでいる。 数十年前に流行ったスタイルだ。 絵に描いたような「DQN=どきゅん系」の若者たち。 |
| ◆浅い 鹿児島に戻る機内で堂目卓生『アダム・スミス』(中公新書,2008)を読む。 スミスの『道徳感情論』の解説で,そこそこ評判の本だ。 ぼくの知る20代の堂目(どうめ)さんは俊才だった。 ところが,この新書本で「道徳」を説く堂目さんは凡庸だ。 小学校の校長の朝礼での訓話レベル。 それでも、この本でサントリー学芸賞! |
| ◆蔵書点検 校費で購入した研究室図書はきちんと保管しておかねばならぬ。 退職間際ゆえチェックを迫られる。 一冊を除き,全部そろっており,めでたい。 紛失した本は同じものを買って返すのが決まり。 だが、その一冊は20年ほど前の,パソコンの教習本だ。 同じものを買う意味があるのだろうか? |
| ◆かじかむ 朝一の授業と、夜の授業のため、自転車で二往復する。 家で食事するため,仕事がすめば帰宅するのである。 かつてのように研究室で終日過ごしたりしない。 こうして教育の世界から離脱する準備も着々と進んでいる。 |
| ◆甘味 まじめに夜も働いている自分を誉めたくて 帰宅途中で「おはぎ」を買う。 ストーブの火を見つめながら,しみじみと食す。 幸福感がこみあげる。(安上がりの慰安) |
| ◆『軽蔑』 モラヴィアの小説は読んでないが,昔,ゴダールの映画は観た。 筋立てはほとんど覚えていない。 そのエッセンスというか,肝の部分だけ心に残る。 男は女に軽蔑されるが,その根拠はわからない。 男にとっては不条理だが,ありそうな話ではある。 我が身に置き換えて,心がチクチク痛む。 |
| ◆レシピ テレビで料理番組を見ると燃えるなあ。 腕が鳴る,というか。 しかし,メモを取ったりはしないので,それっきり。 |
| ◆Z会の思い出 翻訳の校正ゲラが届く。 編集者から再考を促された箇所がけっこうたくさんある。 昔,受験生だったころの通信添削を思い出す。 ぼくは増進会で英語・国語を受けていたのだ。 手応えのある学習スタイルだったなあ。 |
| ◆下戸(げこ) 久しぶりに帰国した知人を囲む飲み会に出る。 場末の小さな居酒屋だ。 こういう店に一人で入れるようになったら 人恋しい夜なんてのもなくなるだろうなあ、 独酌している常連客の姿を,少しうらやましく眺める。 |
| ◆ケチな男 カートをひいて灯油を買いに行く。 店の顧客なら 1リットルあたり2円安い。 ぼくは顧客カードをもっていないので 18リットル×2円=36円「損」をした。 それが すごく くやしい。 |
| ◆男の誇り スーパーの「タイムサービス」とやらに客が並ぶ。 10円割引券を 10枚もらえたりするらしい。 ぼくはわざと並ばない。 並ばない自分を美しいと思う。 |
| ◆お別れ会 誰も準備してくれないので,自分で企てる。 会場は,自分一人では入れなかったレストラン。 出てくる料理をみんなで黙々と食べるだけの会にする。 |
| ◆世代交代 定年退職予定者への年金説明会が県庁の講堂で開かれた。 鹿児島市周辺の公立学校教員だけだが,かなりの数だ。 これだけの教員がごっそりまとめて退職するのだ。 どこの学校もけっこうすっきりするんだろうね。 |
| ◆まちなか徘徊 夜間部の学生たちと市内の喫茶店をまわる。 学生が何かのイベントをする場所探しにつきあった。 イベントはぼくの退職後(離鹿後)なんですがね。 回った3軒は,めったに客が来なさそうな店ばかり。 おシャレすぎて,鹿児島県民を遠ざけてる形。 |
| ◆モーム Maugham 蔵書整理を契機に『サミング・アップ』を読み返してる。 2007年刊の行方(なめかた)訳(岩波文庫)は読みやすいぞ。 モームはぼくより1世代上の大学受験生になじみの作家だ。 ぼくのころも,まだその名残があった。 だから,受験が終われば読まんでもいい作家だった。 しかし,きちんと読めば,いいことが書いてあるぞ。 「複雑な思想でも明快に表現することは可能である」というんで泣かせる。 |
| ◆校閲 いま翻訳の校正をしているが 翻訳作業そのものは昨年の夏の仕事。 訳しているときは一種の憑依状態だった。 いまではすっかり憑きものも落ちてしまった。 だから,指摘された一箇所を修正するためにだけでも その前後をたっぷり読み返さねばならない。 |
| ◆温泉巡り 地元の情報誌の今月号は温泉特集。 あちこちの温泉の百円入場券がついているらしい。 けど,買わない。 もう車も売っちゃったんで,行く足がない。 話の種ってことなら,たいていの温泉は踏破済みだし。 |
| ◆灯油ストーブ 寒い日が続き,かつ,もっぱらアパートにいるので 暖房用の灯油の減りが速い。 しかし,ファンヒーターってのは下品なぐらい暖かい。 熱風が直接グイグイ押し寄せてくる。 その情緒のなさが,人知れず恥ずかしい。 |
| ◆退職間際に 学生からサインを頼まれた(昼と夜,各1名)。 う〜む,初めてのことゆえ2回とも たじろぐ。 |
| ◆研磨 翻訳の校正で,文章に磨きをかけてます。 編集者から「わかりにくい」と指摘された箇所は なるほどそうかもしれぬ,と思われた。 自分で言うのも何だが,元の文章もそれなりに読める。 つまり,何となくわかった気分になれる文章だ。 そこを読み流さないのは,さすがにプロだね。 |
| ◆未練 校正は,あと数頁で終わる。 だから,用事で外出するとき,いつも以上に車に気をつける。 いま,こんなところで死ぬわけにはいかん,と思う。 |
| ◆校了 訳文はずいぶんブラッシュアップされた。(自賛) 投函した帰り,大判焼き2個を買う。 その甘味を楽しみながら,訳書の出版を願う。 だって,なんだか「いわく」つきの本だから。 (その「いわく」についてはまだ言えない) |
| ◆孤老 一言も発しない日が続く。 だから,たまに人に会うとやたらしゃべりまくる。 そのハシャギぶりが自分でも悲しい。 |