2012年
 つぶやき

4/1
◆ぎっくり腰?
 イスから立ち上がったとき,腰に激痛。
 一人で泣くしかない。
 薬袋に痛み止めの錠剤があったので飲む。
 腰を曲げなければ何とか歩けるようになった。
 必死の思いで食材を買いに出る。

4/2
◆弱り目
 咳をするだけでも激痛が走る。
 退職したとたん、体の不具合が一挙に噴出した。
 左手の薬指にオデキみたいなのができて痛い。
 病院に行きたいが,新しい保険証はまだ届かない。

4/3
◆万年筆
 30数年前に買ったペンを水洗いして復活させた。
 パーカー 75(Sterling Silver)と プラチナ 3776。
 懐かしい書き味がよみがえったが
 文字の手書きは久しぶりすぎて 筆跡はヨレヨレだ。

4/4
◆腰の具合
 なぜか数日で かなり復調した。
 神経痛のようなものだったのかもしれない。
 調子に乗って部屋の掃除までしたりする。
 いま あわててする必要もないんですけどね。

4/5
◆腰の具合(2)
 まだ スッとは立ち上がれない。
 ヨイショっ てな感じで 一呼吸が必要だ。
 つまり,かなりジジむさい。
 それがこのまま定着しそうな予感。

4/6
◆自宅開放
 県立図書館の新刊コーナーに変な本があった。
 アサダワタル『住み開き』(筑摩書房、2012年)
 自宅を「ちょこっとだけ」開いて
 小さなコミュニティの場にしている諸実例の紹介だ。
 大阪の人がやってる「二畳大学」なんて試みもおもしろい。
 ぼくも遊びに行きたいなと思ったりした。

4/7
◆居残り
 学会誌の書評欄のために短文を書かねばならない。
 そのための資料は「元の職場」から借りたままだ。
 だから,短文を書き終えるまで ここに留まる。
 なんて宣言するほどの重大事でもないが。

4/8
◆風情
 宵の口,県立図書館から外に出れば花と月。
 満開の桜のうえに満月が浮かぶ。
 個人的には花を愛でる習慣などないけれども
 妙に「決まった構図」に出会い,心が動く。
 しみじみするというより,人が恋しい。

4/9
◆惜別の歌
 ほとんど偶然に Youtube で聴いた。
 「遠き別れに耐えかねて」って歌。
 お〜.懐かしいと思い,懐メロシリーズを追求する。
 とうとう「麦と兵隊」まで行きついちゃったよ。
 「徐州 徐州と 人馬は進む」ってやつ。
 じつはね,こういう曲も好きなのよ。

4/10
◆単身引越サービス(クロネコ)
 先月末に研究室から運び出した段ボール三十数個を
 そのまま今度はアパートから東京に送った。
 クロネコ独特の2立方メートルBOXに収まる量ゆえ
 料金は3万4千円と格安だ。
 今月末に同じBOXで衣類などを送れば
 いよいよ本当に鹿児島とオサラバだぜ。

4/11
◆無援
 押入の衣類ケースを捨てようと思うが
 粗大ゴミなので,回収は2週間後だと言われた。
 自分でゴミ処理場に持っていけばよい,とも言われた。
 衣類ケース数個を運ぶには車が必要だ。
 思い切って元同僚の一人に頼んだら断られた。
 それでくじけて,別の人を探す気を失う。
 ま,レンタカーを借りればいいだけの話。

4/12
◆ML(メーリングリスト)
 元の職場のMLから外してもらって以来
 受信するメールの数がぐんと減った。
 すがすがしいような,さびしいような。

4/13
◆散髪
 若いころのような長髪に,と企てたが
 ボサボサ伸びてくると,やはりうっとうしい。
 普通の老人っぽく髪を切る。

4/14
◆燃えないゴミ
 その回収は2週間に1度だから悩ましい。
 ここを去る前に捨てるべき食器や金物がある。
 親切なご近所さんや友人がいたら預けるのだが
 人に愛されない人間は,こういうときに困る。

4/15
◆用済みの男
 元の研究室に本を返しに行く。
 人に会わぬよう授業のない日を選んだ(ってか)。
 守衛さんと一緒に入室し,本棚に収める。
 よし,これで学校とも縁が切れた。

4/16
◆完全フリー
 翻訳を含め,もはや頼まれている仕事は皆無となった。
 最後の鹿児島を楽しむべく旅に出ようかな。
 レンタカーの予約もしちゃったよ。

4/17
◆自制
 退職のさい 2万円分の図書カードをもらった。
 しかしなあ,本を買うのは引越を済ませてからだ。
 本屋に入っても眺めるだけでガマン。

4/18
◆清掃工場
 粗大ゴミをレンタカーで運んだ。
 まだ ガスレンジなどは生活に必要なので
 鹿児島を去る直前まで捨てられない。
 つまり、もう一回 運ばねばならない。

4/19
◆無計画
 上京してから何するの? とよく聞かれる。
 じつは自分でもよくわかっていない。
 その場その場で適当に答えてる。

4/20
◆ブック・パサージュ
 鹿児島市役所前に開店したおしゃれな古本屋。
 Book-off には置いてない本を並べるのだという。
 なるほど、品揃えもおしゃれである。
 フランス語のペーパーバックも積んである。
 あれれ,それはどれもぼくが売った本。

4/21
◆うんちく本
 松原秀一『フランスことば事典』(講談社学術文庫,1996)
 昔読んだはずなのに,まったく覚えてない。
 一項目それぞれ数ページずつだが
 たしかに,この種の知識は誰かに語りたくなる。
 あいにく,ぼくには語るべき相手がどこにもいない。

4/22
◆口舌
 知り合い数人と飲む。
 隣に見知らぬ人が座る。
 その人に「あなた何をなさってる方?」と聞かれる。
 「お勉強」と答えると,その中身まで問われる。
 ぼくはつい調子に乗って社会思想を語ってしまった。
 ええ,教室を離れて久しいもんで,つい。

4/23
◆アース・デー
 エコロジストの祭が鹿児島中央公園で開かれる。
 知人に呼び出され,断る元気もなく出かけた。
 家の近所だし,ぼくが暇人ってことはバレてるんでね。
 ただ「包丁の研ぎ方教室」は勉強になりました。

4/24
◆ぶた最中(もなか)
 アパートを引き払うとき大家に渡す品を買う。
 そのためJR鹿児島中央駅まで出かけたよ。
 土産物の新製品だが,あまりパッとしない。
 大家にはたいして世話になってないから、それでいい。

4/25
◆ニコニコレンタカー
 6時間借りて 2100円だから安い。
 いちおう保険料も込みだぜ。
 昼前に借りて,粗大ゴミを捨てに行き
 吹上浜に行き,銭湯にも行き,夕方に返す。
 そのあとリムジンバスで空港に向かう。

4/26
◆バイク
 家族宅には原チャリと 250cc のバイクがある。
 どちらもバッテリーはあがっている。
 でもね,原チャリはキックで始動できるのよ。
 国立市への転入手続きや免許証書き換えのため走り回る。

4/27
◆まちの図書館
 軽い本を5冊借りて帰ろうとしたら
 出口でヨボヨボのじいさんと出会う。
 あれ,ぼくの同級生(大学と大学院)じゃないか。
 う〜む,客観的にはぼくもああいう風に見えるのか。

4/28
◆前衛舞踏
 立川で映画「ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」を観る。
 ヴィム・ヴェンダース監督の作品だし,評判のドキュメンタリーだ。
 感動しなくちゃと思いつつ,眠っちゃいました。

4/29
◆バッテリー
 通販で取り寄せ,さっそく2台のバイクに装着した。
 バイク屋に頼むよりはるかに安い出費もさることながら
 自分でさっさと作業した器用さを誇りたい。

4/30
◆武蔵野 深き
 国立市は木が多く,鹿児島より緑が濃い。
 家に居場所がなくても,緑の濃さが心を慰める。

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