2021年
 つぶやき

2/1
◆ ロマンス
 朝の散歩で森を通ると、老人たちが太極拳をやってる。
 圧倒的にバーサンが多い。
 そこに混じれば、ぼくもモテモテだな、と思うが
 ざっと見渡しても、濃厚接触したい相手はいない。

2/2
◆ ブルグル
 小麦を挽いて粒にしたもの、トルコの国民食とも言われる。
 駅前の食材店カルディで、500g入りの袋が300円で買える。
 本物を食べたことないけど、クスクスと同じものと見なし
 100gを熱湯で戻し、トマトスープをぶっかけて食う。
 けっこうおいしんだぜ、これが。

2/3
◆ 応急処置
 おお、久しぶりに夜中に足がつる。
 マグネシウム水溶液を塗れば効くと、どこかで読んだ。
 溶かす塩化マグネシウムの量はわからないので
 ほんのすこしだけ水に混ぜて、噴霧。
 それが効いたのかどうかわからんが、痛みは消えた。

2/4
◆ オリオンビール
 沖縄のビールだ。
 それにちなんだ歌の(三線による伴奏)の練習をしている。
 有名な曲で、楽しそうな歌なんだけど
 ぼくが人前で弾くことはなさそう。

2/5
◆ イタリア小僧
 国立市のイタリア料理店でスパゲッティを食べた。
 閉店の危機をクラウドファンディングで乗り越えたんで
 支援者にパスタ無料券が配られたのだ。
 40年ぶりに店に入り、ぼくも無料券で食べたが、懐かしくておいしいお味。

2/6
◆ 健康機器
 評判のマッサージ機、ドクターエアの安いの(1万円弱)を買う。
 円筒形でブルブル震えて、ふくらはぎなどをもむ。
 ぼくはマッサージを受けた経験があまりないので
 この機械が「自分に効いたのかどうか」判然としない。

2/7
◆ 長尺物
 3時間を超える映画をたてつづけに観る。(ネット配信)
 ひとつは日本映画「0.5ミリ」(2013)。
 老人を介護する安藤サクラが魅力的。
 もうひとつは仏映画「美しき諍い女」(1991)
 ミシェル・ピコリが年老いた画家を演ずる。
 若いときのエマニュエル・ベアールの輝き。

2/8
◆ 本宅
 友人Aは、積雪をのがれて山奥から先ごろ東京へ戻ってきた。
 友人Bは、軽井沢と埼玉で週の半分ずつ過ごしている。
 ぼくは、いまいるこの家は別荘のような気がする。
 しかし、戻るところがない。

2/9
◆ 望みどおり
 古典的な健康器具「青竹踏み」100円をダイソーまで買いに行く。
 お昼だったので、近くの富士そばで「もり」310円を食い
 足りないので近くのバーガーキングで「ワッパーJr」360円を食う。
 どちらもぼくにはすごくおいしゅうござんした。

2/10
◆ 変態映画
 ウルリヒ・ザイドルはオーストリアの映画監督。
 かれが2012〜13年に出した「パラダイス3部作」
 副題「愛」「神」「希望」はスキャンダラスな内容だが、国際映画祭では好評。
 その怪しい作品をネット配信でたてつづけに観て、疲れる。

2/11
◆「インポート・エクスポート」
 オーストリアの監督ウルリヒ・ザイドルの2007年の映画だ。
 貧しさゆえにウクライナからオーストリアに行く女性と
 逆にオーストリアからウクライナに向かう男性の物語。
 あまりに露骨な性描写が日本での一般公開を妨げたが
 描写が露骨だからこそ、生きることの辛さが胸にしみる名画。

2/12
◆ 寝ぐせ
 髪はいつもボサボサだが、全然気にならない。
 中州産業大学教授状態と言っても、意味がわからない人が多かろう。

2/13
◆ 愛車 TWIN                       
 鹿児島にいたとき乗っていたスズキの軽自動車(二人乗り)。
 退職するとき学生(社会人)に高い値段で買ってもらった。
 ずっと大事に使ってくれていたようだ。
 この車、修理を重ねて、廃車の危機をまぬがれた、との知らせは
 かつてぼくもお世話になった自動車屋さんから届いた。
 鹿児島のひとのやさしさに、泣きそうになる。

2/14
◆ 雑記帳
 カフェに入って,何かを書く、というスタイルに憧れる。
 が、実現(実行)したことがない。
 最近は散歩にはまっているので
 歩き疲れたらカフェで休憩しよう。
 百円ショップで買ったノートを携えて歩くのに、つい休まずに歩きとおす。

2/15
◆ モーニング
 約2キロの大学通りを歩いて南端のカフェに行った。
 ブレンドコーヒー(420円)をたのむと卵とトーストがつく。
 おお、これ、久しぶりだが、おいしいぞ。
 トイレの前の席なので、やたら人が行き交う。
 出入りする人々の顔をじーっと眺める(嫌なジジイ)。

2/16
◆ 中和寮
 学生時代に入っていた学生寮の名前だ。
 命名者、渋沢栄一は今年のNHK大河ドラマの主人公。
 なので、なんとなく縁を感じてドラマを観た。
 しかし、調べてみると、渋沢栄一が命名した施設はやたらあちこちにある。

2/17
◆ スポーツジム
 作業療法士による訪問指導があと数回で終わる。
 その後は民間の施設で、どうにかするしかない。
 というわけで、見学に出かけて驚いた。
 おお、中は老人であふれ、しかも、みんな元気に運動してる。

2/18
◆ 課業
 まじめに朝の散歩を続けている。
 体調が上向いてる、と感じられてうれしかった時期もある。

2/19
◆ 刺身
 20才ぐらいまで、生魚は気持ちが悪くてたべられなかった。
 生魚といっても、魚の死体だからね。
 学生のころ、千葉の臨海寮で年に何度も合宿した。
 そこでは刺身を食べないとおかずが足りない。
 それでだんだん「鍛えられて」いった。

2/20
◆ 見学つづき
 市内のスポーツジムを見比べている。
 どのジムもプールの横にジャグジーがついているが
 お風呂がついているところは少ない。
 で、ぼくは風呂つきのところに惹かれている。

2/21
◆「ピカソがピカソになるまで」
 映画館の大画面で美術作品を鑑賞する、というシリーズの一作。
 原題「Young Picasso」(英、2019)
 通常の1300円でなく、特別料金2000円を払って観る。
 もとは取れなかったような気がする。

2/22
◆ ひまわりの種
 立川の友誼商店(中華食材店)で三袋も買った。
 中国人もトルコ人も、またアメリカの大リーガーもよく食べている。
 ぼくもかれらのように、もぐもぐ食べたい。
 だけど、まだ要領がつかめず、やたら時間がかかる。

2/23
◆ 高倉町珈琲
 大学通りのやや新しい店に、モーニング目当てで入る。
 トーストとゆで卵はどちらも小ぶり。これで480円。

2/24
◆ ジム見学(3軒目)
 駅前のは若者向きなのか、BGMがうるさい。
 しかも、見学者(ぼく)が杖をついた老人なので
 案内者(若者)は説明に力が入らない。

2/25
◆「ウンベルトD」
 60年前のイタリア・ネオレアリズモ映画の傑作をGYAOで観る。
 デ・シーカ監督の作品で、退職公務員の困窮を描く。
 描かれる人生の辛さは、他人事じゃねーぞ。

2/26
◆「ノスタルジア」
 これも名作とされる映画で、タルコフスキー監督の作品(1983年の伊露合作)。
 絵はきれいだが、難解で、いまのぼくには向かない。

2/27
◆ デイサービス
 老人の身体機能を訓練する施設が近くにある。
 「歩ける喜び」をテーマとして掲げる。
 おお、これは、と思って、ちょっと覗いてみたが
 「笑顔の花」を咲かせようとするあたりが、うっとうしい。

2/28
◆ 薬効
 多発性脳梗塞には、降圧剤を飲むしか手がないらしい。
 ぼくが飲んでるのは「弱い薬」で、血圧の下の方がなかなか下がらない。
 んで、一段と強い薬が処方された。
 そのせいか、日中、何度も睡魔に襲われる。

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