つぶやき |
◆ 白内障 眼科で手術の説明を受け、もう前に進むしかない。 隣の薬局のオヤジが言うには「腕の立つ先生ですよ」。 施術数が日本で二番目なんだそうだ。 |
◆ Scapple Mac用のアプリ(知的生産ツール)を、ひさしぶりに立ち上げる。 頭に浮かんだ単語や文章が、画面上に枠囲みであらわれる。 その枠を配置しなおし、線で結んだりする。 とりあえず、そういう作業ができることを再確認した。 |
◆ 引きこもり スポーツジムは休みに入っているんで このごろはふたたび誰とも会話をしない生活。 |
◆ 家族とは? うちのばあいは同じ宿屋に泊まっている客のようなもの。 おたがい、目礼だって、めったにしない。 こういうのを「ホテル家族」と名づけた人もいる。(小此木圭吾) |
◆ くりごと ぼくの大学院生時代、論文執筆は苦役であった。 おもしろがるような人間は研究者と見なされなかった。 おもしろそうな論文は「随筆」と見なされた。 それがいまでは論文=量産すべきものとなった。 ぼくのばあい、量も少ないうえに質も悪いので話になりませんが。 |
◆ 旅 旅の楽しみ方を知らない。 名所旧跡をめぐっても、それはそこが有名だからにすぎない。 レストランに入っても、食事の味わい方を知らない。 酒は飲めないし、風俗店に入る勇気もない。 日本語でも会話する力がないので、ナンパもできない。 |
◆ 無念無想 散歩はするが、考えごとはしない。 というか、歩くこと、そのことしか考えられない。 とにかく、右足を大きく前に踏みだすこと。 一二一二、あるいは一二三四、と数だけを頭のなかで響かせる。 |
◆ 学生時代 この町の西区には、かつて音大があり、音大生がたくさん住んでいた。 友だちつながりで、ぼくにもあちこちに女友だちができた。 んで、毎日うろついて、楽しく遊びまわったのだが ぼくのばあい、すべてがほんとうのお友だち関係。 お茶を飲み、音楽を聴き、ときにラーメンを作っていただいた。 |
◆ サードプレイス 自宅でも職場でもない第三の、居心地のいい場所のこと。 ちょっとおもしろそうだと思い、関連本を3冊予約しておいた。 が、月が変わると、「まちづくり」の話題には興味が失せた。 本はようやく届いたが、借りてすぐに返す。 |
◆ 街のトイレ この町にはトイレが少ない。(隣の府中市にはけっこうある) だもんで、長時間の散歩はとてもできない。 このへんは住宅地なので、コンビニもあまりないんだ。 |
◆ 安い夕食 郊外のスーパー「ロピア」で油淋鶏(ユーリンチー)を買う。 恥ずかしながら、ぼくはこれをとても美味く感じる。 ぼくのつくる玄米も美味しいのに、家族は食べない。 だから、ぼくは夕方、ひとり台所でしみじみと食べる。 |
◆ 作文 自分がずいぶん前に翻訳した本の紹介文を書き始めた。 若い人を誘い込むようなキャッチーな文を書かねばならない。 結婚式の挨拶を考えるオッサンのように、あぶら汗を流す。 |
◆ 西安料理 降圧剤のおかげで、このごろは血圧がけっこう低く安定。 だから、もう好きなものを食べてもいいわけだ。 立川にできた友誼食府(中華のフードコート)で ビャンビャン麺(画数の多い漢字で有名)ちゅうのを食べてみたい。 |
◆ 目の手術をした 目は開けたままだけど、何をされているのか見えない。 水中で明るい光を眺めてるだけの感じ。 左右の目を続けざまにやって、10分ほどで終了した。 代金は2万円。 |
◆ 術後1日目 う〜む、だいぶん落ち着いてきた。 目の見え方は、まあ、前よりは良い、というレベル。 眼中レンズは単焦点で、手元にあわせたので、単なる近眼になってしまった。 |
◆ 術後の見え方 視力は 0.5/0.4 だから、前とさほど変わらず。 昔つかっていたメガネをかけるとよく見える。 裸眼でこれくらい見えるようになるのが望みだったんですけどね。 |
◆ 視界 2m以上遠くのものは鮮明には見えない。 だが、むしろぼんやりした世界がぼくには似合ってるかもしれん。 世界が隅々までクリアだと疲れちゃいそうな気がする。 |
◆ 人づきあい 高校まで過ごした田舎町を、グーグルマップで眺める。 郵便局や病院の後継ぎの男らは、今でもそこにいるだろう。 田舎の暮らしは、お祭りや何やらで、それなりに忙しいかも。 ぼくは誰とも会話しない生活をしているので、少々うらやましい。 |
◆ 娯楽 映画館もミニシアター系は開いてるので、立川まで観に行く。 映画のあとは、立川駅コンコースで人通りを眺めて楽しんだ。 花壇のふちに腰かけて、ひとびとの往来をぼんやりと眺める。 |
◆ さもしい? 夕方6時すぎてから、郊外のスーパーに行く。 お総菜が半額になるので走って買いに行くのは 鹿児島に住んでいた時代から一貫して変わらぬスタイルだ。 あ、言うときますが、これはぼく一人にかかわる生活スタイルです。 |
◆ 清澄 眼内レンズの焦点は「手元」にしたので、ほんとの近眼になった。 読書やパソコン使用には不自由しないが、壁の文字は読めない。 だから、出歩くときはメガネが必要。(再手術したくなる) しかし、室内でも屋外でも空気は澄みきって見える。 この感激は今だけだろうから、しばらく味わいたい。 |
◆ 写真家 森山大道を追いかけた記録映画を見る。(UPLINK 吉祥寺) タイトルは「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい」 ぼくも昔、高校の物理教室の暗室でさんざん写真の現像をしたなあ。 |
◆ 中国 新井一二三の『中国語はおもしろい』などを続けざまに読んでいる。 彼女の本は、中国語をほんとに勉強したい気にさせる。 さらに、中国料理を自分で作りたい気分にもさせる。 |
◆ 哲学カフェ おお、何年ぶりだろう、久しぶりに参加してみた。 zoom じゃなくて、なまの触れあいだったからだ。 その場で話に加わろうとしたが、うまくいかず。 ぼくは滑舌が悪く、発言内容も意味不明だったせいです。 |
◆ 調理器具 玉ねぎをスライスするためにスライサーを買った。 玉ねぎ一個をスライスして、ポン酢と混ぜる。 炒めた豚肉の上にどっさり乗っけて、ガシガシ食う。 おいしいんだよね。 |
◆ 老醜無残 自分のことは棚に上げて言う。 ワクチン接種会場に集まっている老人集団を見わたす。 お近づきになりたいような人は一人もいない。 |
◆ 時間 この歳になると時はまさしく非生産的に流れる。 しかし、よくしたもので、高齢者(ぼく)はそれも苦にしなくなる。 |
◆ ビャンビャン麺 立川へ映画を観に行ったついでに念願の麺を食う。 幅広の手延べ麺を、辛いタレとともに食う。 小規模ながらフードコートで、異国情緒も楽しんだ。 |
◆ 市の電子図書館 3月半ばに予約した鹿島茂『渋沢栄一』(文春文庫)がようやく借りられた。 渋沢がフランスに行ってサン=シモン主義にかぶれる話はおもしろい。 なるほど、日本の資本主義はサン=シモンの社会主義と重なるわけだ。 |
◆ ひとり旅 トルコの街歩き、田舎めぐりの紀行番組を好んで観る。 トルコ語を独習して、ぜったい行くぞ、と思う。 一人で街をうろつき、大衆食堂に入り、安宿で寝る。 ま、異国に行っても、ぼくはいつもこのパターン。 |
◆ 富士そば 5月末まで、ミニ親子丼付きのそばが500円。 これを食べるため、国立駅前までノコノコ出かける。 言うのも恥ずかしいが、とってもおいしかった。 チープなぼくの舌。 |