つぶやき |
◆ さすらい ひとりでふらふら、バス旅行でもしようかな。 いきあたりばったりの旅をしてみたい。 自分は高齢者だとアピールするため杖をついていこう。 6月中にワクチン注射しちゃうので、行くのはそれからだね。 |
◆ たれ流し 昼から頻尿が激しくなった。 尿意をおぼえたら、もう出始める。 尿漏れPADをつけてるけど、それでもズボンを濡らす。 自転車で泌尿器科に行くあいだにも出つづける。 |
◆ 薬石 いやあ、抗生剤って効くもんですねえ。 頻尿はおさまりましたが、用心のためパッドはつけてます。 |
◆ 『分解の哲学』 藤原辰史の本(青土社、2019)を読むとしびれるぞ。 掃除のおじさんについてのエッセイから始まる。 廃物・ゴミ・排泄・腐敗についての考え方を一変させる。 すごいなあ。 |
◆ スポーツジム トレーナーから電話で「いつから来られますか」と問われる。 いやあ、ジムが再開したとは知らなかった。 あちらも苦しいだろうから、熱心なお誘いは当然だ。 が、ぼくは目の手術をしたんで、1ヵ月は「静養」したい。 |
◆ 石橋秀野(ひでの) 1947年に没した俳人(女性)を、さだまさしがほめちぎる。 それをテレビで見て感心し、彼女のことを調べてみた。 彼女は山本健吉(文芸評論家)の妻で、墓は八女市にある。 だが、それは山本家の累代の墓が八女にあるからにすぎない。 彼女にとっては迷惑な話かもしれん。 |
◆ 私設図書室 団地の裏の小さな商店街に古本屋ができた。 その2階には、退職した大学教員が自分の蔵書を並べている。 そこは閲覧自由ということなんだが 似たようなことをしている退職教員をぼくは二人知っている。 |
◆ 「カルミナ・ブラーナ」 舞踏家・熊川哲也が振付・演出したバレエを映画館で観た。 シニア料金1300円だと思ったのに、これは一律3500円だと窓口で知る。 引き返すのもシャクなので、はい、いちおう中に入りました。 ぼくの感想:高校の文化祭レベル。なんだか、頭悪そう。 |
◆ パンク 自転車で夕食の総菜を買いに行く途中、前輪に異常。 自転車屋は1キロほど先にあるので押して歩く。 ひょえ〜、あたりは暗いうえに雨がぱらついてきた。 でも、こうやって歩けるのは、なんだかうれしい。 |
◆ 二度寝 夜1回(朝6時)にトイレに行くのは頻尿とは呼べまい。 問題は、それからまた寝て、9時に起きること。 このごろは、そのときの夢がやたら理屈っぽい。 そんなの理屈にならない、と憤って目を覚ます。 |
◆ 矜恃(きょうじ) 退職後に上京して、もう何年も経つ。 隣町のアパートで一人暮らしをしようかな、と 当初は考えたけど、ずるずると家族の家に居る。 それでも、自分一人だけ玄米を食べ続けてます。 |
◆ ビーンズ 西部劇のカウボーイは野宿して豆料理ばかり食ってる。 ぼくも豆の缶詰をたくさん買ってるので 週の大半は豆料理だ。(少しずつ変化をつけながら) |
◆ 粗食 昼は冷や麦、夜は玄米と焼き油揚2枚。 それを見ても誰も何も言わない。 |
◆ ミニマリスト 元新聞記者・稲垣えみ子はアフロヘアと「買わない生活」の実践で有名だ。 洗髪にシャンプーなんか使わなくてもいい、という。 これはぼくの同郷人五木寛之も力説し、実践していることである。 しかし、ぼくはこの家に住むかぎり、そんなことは許されない。 |
◆ ワクチン2回目 折りたたみイスに座って順番を待つ。 前席の婆さん、床に落ちた紙を拾おうとして バランスを崩し、大きな音をたてて床に倒れる。 周りの老人たちはみな息をのんで見つめていた。 まったく「他人事じゃない」って感じ。 |
◆ ふれあい またぞろ、どこかの哲学カフェに行ってみたくなった。 このごろは飛び入り参加は不可で、予約をしなければならない。 このさいだから、と続けざまに二つの会に予約のボタンを押す。 |
◆ じっと腕を見る 腕は細く、しわしわで、身はつまってない。 ただ、体重はあまり減らない。 むしろ、散歩のとき足どりを重く感ずる。 |
◆ 消化試合? 終わりの日まで、ただぼんやりと過ごしている感じ。 一瞬一瞬を大事にする、ってことがない。 やんなきゃいけない「しごと」があるにはあるが やんなきゃ誰かが困るってもんでもなさそうなんで。 |
◆ 読書会 國分功一郎『はじめてのスピノザ』を読む会に行く。 若者7名、老人3名で、若者が中心だ。 若者がそろって「この本に感動した」と言うもんだから 最初は静かにしていた老人たち、ガマンできず爆発。 で、いつも後悔することなんだけど、後味悪い。 |
◆ 哲学カフェ 男4名、女4名の集まりだった。 物知り風の男性が「三島由紀夫によれば」と長広舌。 ぼくはたまらず、それをさえぎった。 しかし、長広舌も、それをさえぎるのも、どちらもルール違反。 |
◆ 立ち話 昔の知りあいと夜のスーパーでぱったり出会う。 ぼくは、会ったら聞きたいと思ってたことを、しゃべりまくる。 ともに退職老人だが、あちらはそれなりに忙しい人間だ。 なにしろ、一橋の名誉教授だからね。 ぼくの幼稚な問いを聞かされるのは、とんだ災難だったかも。 |
◆ 自己診断・自己治療 足がつったり、腕のつけ根が痛くなったりするのは 熱中症のせいらしいので、そのたびに水を飲む。 じっさい、水分摂取によって、たいていの不調は解消した。 たとえ気のせいでも、ご利益があるなら、それでいいのだ。 |
◆ すっぱい葡萄(イソップ童話) 眼鏡屋でサングラスを装着してみる。 おっ、けっこういい感じじゃないか。 女性にバカもてする自分を一瞬想像するが いまさら女性にもててどうする、と自分でつっこむ老人。 |
◆ 350円弁当 ロピアというスーパーで「トルコライス」と「キムパ」を、昼と夜のために買う。 トルコライスは、一皿にカレーピラフ、スパゲッティ、トンカツをのせたもの。 キムパは韓国風の海苔巻き。 はい、ご想像のとおり、どちらもチープなお味です。 |
◆ 匿名性の喪失 隣の図書室(図書館の分館)に本を借りに行く。 中に入るなり名前を呼ばれ、「三冊届いてますよ」と言われた。 あちゃ〜、顔も名前も把握されちゃってるんだ。 |
◆ スクーター もう何年も乗らずに放置してるが、税金は払ってる。年額2000円。 いつか遠くへ逃げるはめになったとき必要だからね。 でも、なあ、中のガソリンはもう腐っちゃってるかも。 |
◆ 炭酸 フランスにいたときは飲みもしなかったペリエ。 いまは箱買いなどしているカブレ者。 |
◆ 純化? 難しげな本を読むとすぐ眠たくなる。 ぼくは図式的なまでに愚鈍な人間になってしまった。 |
◆ 格差 ぼくはスーパーの弁当を夕方割引で買って食う。 家族は寿司屋に配達させた上寿司を食う。 ま、ぼくは寿司をさほど好まないので、これでいいんです。 |
◆ 腰痛 あれれ、腰というか脇腹が痛い。 ずっとイスに座っていて、立ち上がったときにひねったみたい。 また座れば何てことないが、歩こうとすれば厄介だ。 スポーツジムに復帰して、体を動かすべきか? |