2021年
 つぶやき

11/1
◆ 現代詩
 古本屋で買ったのは吉増剛造の『我が詩的自伝』(講談社現代新書、2016)だ。
 好きな詩人ではなかったが、自伝を読んで少し好きになる。
 隣町の立川高校出身と知って親しみを覚えた田舎者。

11/2
◆ 路上歩行
 ロジョーホコーは、モールス信号の「ろ」(・−・−)。
 いや、駅前の歯医者へ歩いていくとき思い出した。
 さて、自転車ではなく、歩きを選択したのは体調回復のしるし?

11/3
◆ 膀胱炎
 昨夜から急に頻尿が始まる。
 ほとんどまともに眠れずに朝。
 必死で自転車を漕いで、立川の病院へ。
 ずいぶん待たされ、昼近くに診てもらい、抗生剤を処方された。

11/4
◆ ひとりで遊ぶために
 ひとりで居酒屋に入る練習をしよう。
 これができれば「ひとり旅」ができるようになる。
 見所のない土地にでも、ふらりと気まぐれに行ける。(憧れ〜)

11/5
◆ 飲み屋
 学生時代と院生時代、長くこの町ですごしたが
 居酒屋にひとりで入ったことがない。
 いつもサークルやゼミの仲間、あるいはゼミの先生といっしょだった。
 ろくに酒が飲めないぼくは、焼鳥や煮込みばかり食ってた。

11/6
◆ 研ぎ師
 定年退職するとき「お祝い」に包丁をいただいた。
 包丁はぼくがリクエストしたもので、よく切れる。
 が、あれからずいぶん経つ。切れ味が悪くなった。
 シルバー人材センターで、研いでもらう。
 ううむ、380円でかなりよいしごとをしてくれた。

11/7
◆ 遠出
 五本指ソックスは、ワークマンのものがいいとの評判。
 無印良品より質がよく、ユニクロなんか目じゃない、という。
 が、ワークマンの店は近くにはない。
 でも、青空の下を走るのは楽しかろう、と思って自転車に乗る。

11/8
◆ お話上手
 このごろ感心したのは佐藤愛子の戯れ文。
 ああいうふうに人を笑わせるのが上手な人がいるよね。
 ぼくは文章でも座談でも、あるいは授業でも、おもしろい話ができない。

11/9
◆ 一橋祭
 一橋大学の学園祭のポスターを町中で見た。
 帰宅して調べてみたら、学外者は入構禁止のまま。
 オンラインでお楽しみくださいだとさ。(鼻でフン忠臣蔵)

11/10
◆ Walking in the rain
 診察を受けるために、雨の中を病院まで歩く。
 バス停から、かなり遠いんだ。
 傘をさして歩くの、そんなに嫌じゃない。
 だって、子どものころはむしろ心が弾んだよねえ。

11/11
◆「最後の決闘裁判」
 米映画「The Last Duel」(2021)を上映終了前に観に行った。
 14世紀フランスの話で、とてもおもしろうござんした。
 6時だったのでデパ地下で三割引のお稲荷を、映画館で食う。

11/12
◆ かぼちゃ
 煮て、ほくほくにするコツを知らなかったので、べちゃべちゃ。
 んで、つぶして、せんべいみたいに焼こうとしたら、これも失敗。
 ま、でも、不味いわけじゃないので食べちゃいました。

11/13
◆ 行楽
 田舎の温泉めぐりをしたいと思うが
 温泉に小一時間つかることのほかに、何も思いつかぬ。
 どうせ退屈をするんなら、今のこの部屋にいるほうがましか?

11/14
◆「ある船頭の話」
 くにたち映画祭でオダギリジョー監督の映画(2019)を観た。
 監督と祭の関係者の対話が、終映後、舞台上でおこなわれた。
 監督は映画愛とともに、資本主義にたいする嫌悪を語る。

11/15
◆「RBG 最強の85才」
 RBG=アメリカの最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ。
 リベラル派の星だ。
 くにたち映画祭で、その生涯を追ったドキュメンタリー(2018)を観た。
 小さな部屋が 30人ほどの観客であふれる。

11/16
◆ ペンパル
 まだ読んでないけど、メイ・サートン『独り居の日記』を借り出した。
 中学生のとき文通していた女の子の名がメイ・サルストンだったから
 なんだか親しみを感じ、何の知識もないまま借り出した。
 一方、文通相手は南アフリカの人で、Salston はソールストンかもしれない。

11/17
◆ 横文字
 昔、女子向けの雑誌にはペンパル募集の欄があった。
 文通が流行しており、ぼくは友人の姉から紹介してもらった。
 南アの少女との文通は3往復ほどで終わったが
 ぼくは彼女の筆記体に感動し、それをまねて自分の型をつくった。

11/18
◆ 老人会
 学生時代のサークルOB会が2年ぶりに開催された。
 連中がどういう老後を送っているか、興味があるので出る。
 ただ会場が「上品」だったのでお食事代は6千円

11/19
◆ 千円床屋
 歩くのに慣れるためにあえて外食。
 ついでに駅近くの路地で散髪。
 隣の席のばあさんは、やたらに細かく注文をつけてた。

11/20
◆ ぬくぬく
 エアコンの暖房はいれっぱなし。
 加えて、机の下に足温器を置いた。
 しかも、天気がよいと西陽ががんがん入る。
 脳がとろける。

11/21
◆ 頻尿
 あら、また急に体調が悪くなった。
 自己診断では「膀胱炎」
 明後日、病院でMRIとかで検査予定なのに
 その直前にこれだ。

11/22
◆ 菅原克己
 そういう詩人がいたことを知らなかった。
 最近死んだ小沢信男の『捨て身なひと』(2013、晶文社)を読んで知る。
 なるほど辻征夫と並ぶくらいすてきな感じだ。
 が、近所の図書館にはその本『遠い城』がない。

11/23
◆ 偶然の一致
 22日付け朝日新聞「折々のことば」で小沢信男『捨て身なひと』から
 詩人、辻征夫が紹介されていた。
 ぼくも同書を読んだばかりだったんで、あれまっ、て感じ。

11/24
◆「はちどり」
 韓国映画(2018)だが、世界各国で高評価をえている。
 くにたち映画祭2021で上映されたので観に行った。
 女子中学生の「青春」が描かれるが、観客の大半は高齢女性。

11/25
◆ コクゾウムシ
 玄米を炊こうとしたら、黒い小虫がたくさん。
 玄米は買ってすぐビニールの小袋に分けてたのに、な。
 食べても害はないみたいだけど、選りわけて玄米を食った。

11/26
◆「アマンダと僕」
 GYAOで仏映画"Amanda", 2018 を観た。
 2018年の東京映画祭でグランプリをとった作品らしい。
 母を亡くした7才の女児を育てる24才のおじ。
 彼は「便利屋」をやって暮らしているが、そういう隙間のある社会がいい。

11/27
◆ 旧交
 院生時代の友人(財政学と企業論)と会う。
 夕方5時から10時まで、トイレにも行かず話し込む。
 といってもバカ話と、著名な学者の悪口。

11/28
◆ 変則
 朝6時前に目が覚め、そのまま起床した。
 が、頭はすっきりせず、9時頃、ちょっと横になったら
 なんだか長い夢をみて、けっきょく、正午に目が覚めた。

11/29
◆ ひとり旅
 漂泊の旅っちゅうのをしてみたい。
 行方(ゆくえ)定めず、ふらふらと。
 そういうの、やろうと思えばできる身分なんだけど。

11/30
◆ 鼻づまり
 アレルギー性鼻炎らしく、明け方につまる。
 ところが昼間にもつまるようになったので病院へ。
 8年前、手術して以降、長く良好だったのに、なあ。

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