2022年
 つぶやき

1/1
◆ 愚鈍化
 ほとんど終日イスに座って、机に向かっているが
 頭は働かず、漫然と、と言うより呆然と日を過ごす。
 田舎のタバコ屋のおばあさんもこんな感じか。

1/2
◆ 軽侮(けいぶ)
 ぼくは子どもの頃から「小物」だった。
 長じて、大学院に進んだら「小馬鹿あつかい」されるようになった。
 そして、ぼくはいずれのばあいも「それで平気」だった。
 だって、そのとおりだったからね。

1/3
◆ あぶら汗
 正月というんで人が集まり、誰かがケータイで集合写真をとった。
 見せてもらい、右端を拡大すると、老いさらばえた老人がいる。
 えっ、これがぼく?

1/4
◆ 日向ぼっこ
 お昼をすぎると、陽光が体に当たる。
 だから、気を失ったように眠りこける。

1/5
◆ 漢字
 キーボードで文を書くかぎり、字を忘れてもさほど困らない。
 が、それじゃいかん、と本棚から辞典をひっぱりだす。
 その昔、評判のよかった岩波の『現代用字辞典』(1981年の初版)。

1/6
◆ 中島岳志
 評判の近著『思いがけず利他』(ミシマ社、2021)を読んだ。
 話がおもしろいんで、すぐに読んじゃいました。
 ヒンディー語の与格という文法構造を用いての説明、達者なもんだ。

1/7
◆ 雪
 う〜、寒い。
 右手の人差し指が切れて痛い。(アカギレ)
 右足の小指が痛がゆい。(しもやけ)

1/8
◆ 『実践 日々のアナキズム』
 月末に開かれる読書会のために読む。
 イベントの名称は「読んでこなくてもいい読書会」っていうんですけどね。
 ジェームズ・C・スコット著(岩波、2017)

1/9
◆ 乾皮症
 尿素クリームっちゅうのを買ってきた。
 効能に「老人の皮膚のかゆみ」に効くとある。
 なるほど、ぼくは客観的には「潤いのないカサカサの老人」。

1/10
◆ ラグビー
 駒場WMMというクラブチームを応援している。
 クラブというのは企業チームでなく、街のおじさんチームのこと。
 新聞とかには載らないが、全国大会もあるんだ。
 おじさんたちがぶつかりっこしてるのがいい。

1/11
◆ 復調?
 毎朝食べるバナナは生協で買う。
 生協へ行くには「たまらん坂」を登らねばならない。
 忌野清志郎の歌で有名な坂だ。
 その坂をぼくはいま、さほど苦もなく登りきる。

1/12
◆ シネフィル
 動画配信で「傑作映画」を楽しんでる。
 いや、少し楽しみすぎている。
 観たいのがたくさんあって、やたら「時間をとられる」のよ。

1/13
◆ ウォーキング
 高齢者のための「福祉風呂」に行く。
 入浴するまえに「数千歩」歩いてくることが求められる。
 だから、朝のうちに、例の「たまらん坂」を2回登り降り。

1/14
◆ 睡魔
 家に一人でいるとき、居間でテレビを見たりする。
 そのときは何ともないが、部屋にもどると眠たい。
 パソコンのモニター画面に向かうと気が遠くなる。
 こうして、けっきょく終日「何もできずに」すごす。

1/15
◆ 診療1分
 脳神経内科に月1回、通っている。
 「お変わりありませんか」「特にありません」
 会話はこれだけ。降圧剤を処方されて、終わり。
 あ、いや、べつに不満はありません。

1/16
◆ 動かず
 買うべき食材がないので買い物に出ず。
 つまり、終日ひきこもり。
 荒木優太『これからのエリック・ホッファーのために』(東京書籍、2016)を読んだ。
 読み始めてすぐ、既読の本、と気づいたが、おもしろくて全部読む。

1/17
◆ 湯治
 温泉宿に長逗留するのは、いまのぼくならできそう。
 同じ宿で三日とか過ごすのは退屈だろう、と思ったのは昔。
 いまなら何日も人と会話せずに平気で過ごせる。
 あ、でも、やっぱインターネットは必要かな。

1/18
◆ Mac OS
 ノートパソコン、買って5年たつので、もう古い。
 しかし、新しいOSだといままで使ってきたソフトが使えない。
 Photoshop や Ilustrator, InDesignなど「高価な」やつが使えなくなる。
 そういうのを使う場面、いまはほとんどないんですけどね。

1/19
◆ 大手を振って
 天気がいいので、明るいうちに散歩に出る。
 歩きづめで往復一時間というコース。
 ええ、一年前に比べればかなりの「上達」ぶり。

1/20
◆ 握力
 高齢者福祉の風呂に行くまえに散歩。
 風呂屋に到着する直前に左脚がつる。
 水を飲めば治るのでミネラルウォーターを買った。
 ところが、そのふたが開けられない。(受付の女性に開けてもらう)

1/21
◆ アシスト
 廃棄寸前の電動自転車を借りてみた。
 電池が一日しか持たなくなったから捨てるらしい。
 試しに乗ってみたら、近所使いにはこれで十分だとわかったけれども
 ぼくのばあい、楽ちんなのはむしろ避けるべきだろう。

1/22
◆ 防寒
 通販で買った安物のガウンを、セーターの上から羽織る。
 部屋のエアコンは25度にセットし、机の下には足温器。
 昼間は陽光が入って来るんだけど、それでもこれ。

1/23
◆ 激痛
 ぼくは神経痛で、左胸の下あたりが痛くなる。
 あるいは左腕の肩のつけ根あたりが痛い。
 中学生のころからの長いつきあいだ。
 水を飲めば治る。(熱中症と同じ扱い)

1/24
◆ 読書会
 会費1500円を払って参加したが……。
 報告者の若いにーちゃんは、在野の研究者らしいが
 何だか、どうにも話が全体としてお粗末。
 ぼくはじっと時間が過ぎるのを待つ。

1/25
◆ 八女市
 生まれ故郷が、NHK「鶴甁の家族に乾杯」で紹介されるぞ
 と、友人が知らせてきたので、いちおう鑑賞。
 予想以上のお粗末な紹介で、懐かしさも湧かない。

1/26
◆ スシロー
 昼食の具材を買いに出て、ついフラフラと回転寿司へ。
 先日の読書会で、政治評論家の田崎史郎の名が出たとき
 連想でこの店に行ってみたくなったのよ。

1/27
◆ ミャンマーのパンク
 なんだか涙が出そうになる。
 バンド名は The Rebel Riot。曲名は "One Day"
 

1/28
◆ 世間話
 何度か書いてるように、ぼくは居酒屋に行きたい。
 酒は飲めないが、ひとと話したい。
 しかし、じっさいにはどんな会話をすればいいのか、わからない。
 天気とか病気の話ばかりだと楽しくないような気がする。

1/29
◆ Bella Ciao(さらば恋人よ)
 イタリアの反ファシスト・パルチザンの歌。
 日本でも 60年代によく歌われたので懐かしい。
 今でも世界的に歌われているみたいで、まことにけっこう。
 下の動画は、フランス、パリのデモ(2019年)。いわゆる「黄色いベスト運動」
 

1/30
◆ 文明の利器
 ノートパソコンの画面で世界各国の映画を見る。
 ぼくは映画を深く味わう力がないので、ただ眺めているだけ。
 ときどきは「いいものを見たなあ」と、しみじみすることがあるが
 数日後にはもう何を見たか思い出せなかったりする。

1/31
◆ 趣味
 田舎の銀行で頭取をやってた友人は
 引退したら山奥で「ヤマメ」釣りをしたいと言ってた。
 原付のカブに乗って行って、終日ひとりで楽しむのだそうだ。
 そいつの夢は実現しそうなのでうらやましい。

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