2002年
 つぶやき

1/1

◆仮装大賞(NTV)
 そういえば2部のゼミ生が「出ましょうよ」と言ってたな。
 今夜はふと「出てもいいかな」と思ったりした。


1/2

◆寒月
 うちのバカ犬は夜9時を過ぎると散歩をねだる。
 夕方アラレが降ったりして、今夜はとくに寒い。
 月光が明るい分だけよけいに寒さがつのる。
 あちこちで水たまりも凍って光っている。
 犬は楽しそうだが、こちらは寒さで不快。


1/3

◆田舎暮らし
 現代イギリスのユーモア小説をこたつの中で読む。
 つまらなすぎて途中でやめようと思いながらも読了。
 『レジナルド・ペリンの転落』(マガジンハウス、00年9月)
 駄作ながら、ちょっと印象的な文章に出会った:

昔は田舎で生活するのは決して楽ではなかった。
しかし、鉄道や道路や電気が通って、
田舎暮らしはとても快適になった。
とても快適な場所になった結果、田舎の人は
村からはじき出されて都会へ行くしかなくなった。
 英仏などではリアリティがありそうな話だ。
 ひるがえって鹿児島ではどうだ、と考えさせられる。

1/4

◆半死半生
 バーサンの具合がますますおかしい。
 昨日は半分死んでいた。
 こりゃ、もう長くないな〜、と思ったが
 一夜明ければまた元気になっている。
 目の前をウロウロ歩くのでまた目ざわりな感じ。


1/5

◆PC改造用パーツ
 暮れに入手した中古マック Performa 5430 を改造すべく
 秋葉原まで部品を買いに行く。
 一番の目当てはプロセッサをG3化するためのカード
 Crescendo G3-400MHz/1M……32,800円。
 さらに20GBの内蔵ハードディスクとグラフィックカードも買う。
 HDはSeagate(ST320011A)……9,780円
 そしてVillage Tronic社(西独)の廉価版カード……12,480円。
 かなりマニアの世界に入ってしまったような気がする。


1/6

◆生命力
 バーサンの調子は悪くなったり良くなったり。
 今朝は起床できず、失禁してふとんを濡らしたが
 昼からは元気が回復し、台所をうろついてつまみぐい。
 動けないときは今にも死ぬんじゃないかと思わせ
 動きだすといつものように厄介なバーサンに。
 台所にあるものは汁物だろうが何だろうが
 素手でつかんで口に入れる。
 鬼気迫るほど食欲旺盛。


1/7

◆帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい)
 鹿児島への帰路,帚木の小説『逃亡』を読み,退屈しなかった。
 同郷同年の作家だが,彼は県立の明善高校出身。
 東大出てTBSに入って,すぐに退職し九大医学部へ,と
 ちょっといやらしい経歴だし,彼の小説は概してつまらない。
 そう思いながらも,けっこう読んでいる。
 『逃亡』は古本の文庫(上下)200円を買ったが
 これはけっこう当たりだった。
 軽くスイスイと読ませるが,それでも同郷の五木寛之より筆力は劣る。


1/8

◆PC改造
 覚悟はしていたが作業で指先を切り,両手とも血まみれ。
 とりわけ内蔵ハードディスクの入替は大仕事だった。
 しかも,入れ替えたHDは認識されず,無駄な作業だった。
 じっさい販売店も「作動は保障しない」と言ってた。
 また,ヴィデオカードも装着したが,これもダメ。
 フリーズを誘うのだ。
 したがってダブルモニターの計画は失敗。
 成功したのはCPUの高速化(G3化)のみ。
 これが最大の目的だったから,よしとしようか。

◆虫歯
 3日ほど前から奥歯が痛いような,しみるような……。
 鹿児島にもどって歯医者に診てもらうと虫歯。
 歯磨きを励行してても磨き方がヘタだったらしい。


1/9

◆内蔵ハードディスク
 理屈はわからぬが,入替のさいは「ジャンパー」設定が重要らしい。
 ジャンパーピンなるものの存在も初めて知った。
 インターネットであちこちのページを巡回して知ったのだ。
 同僚の女性にピンセットを借り,夜中に作業をする。
 IDE というのか ATA というのか,非マック的な規格の部品の
 端子にくっついているピンを差し替えるだけの作業。
 するとどうだ! マックをたちあげるとあっさり認識開始。
 1万円ほどの部品だが,ムダにならずにすんだ。

◆全裸の徘徊
 昨夜9時すぎ自宅に電話すると娘が出た。
 しかし,電話の向こうはひどく騒がしい。
 バーサンが風呂から裸のままで居間に来たのだ,という。
 ますますバーサンの挙措動作が怪しくなってきた。


1/10

◆未来形の大学
 市川昭午『未来形の大学』(玉川大出版部,01年4月)は好著だ。
 現在の大学がかかえる問題を整理し分析する。
 その手際がよい。
 状況の改善を志向した営みが改悪に転化する矛盾の解明。
 矛盾を叙述する弁証法的なスタイルもなかなかすてきだ。
 たとえば大学管理の民主化が学問の自由を脅かすにいたるという矛盾。
 また大学院拡充によって研究環境の向上をめざしても
 結果は逆に教育負担を重くするばかりという矛盾。
 そもそも大学とは何か,と問う冒頭部分において
 大学の理念の虚妄性をつく。(まずここでしびれる)
 市川昭午氏は大学設置審の専門委員だから
 こういう人を敵にしなければならないのは大変だ。


1/11

◆来年度も管理職
 本日の教授会で4月からの管理職人事が決まった。
 で,今度は商経学科長だ。
 どうせやるからには楽しくやりたい。


1/12

◆風邪?
 昼頃から何だか怪しい寒気を覚える。
 研究室内は暖かいのだから風邪かもしれない。
 一人暮らしをしていて一番イヤなのがこういう病気だ。

◆NHK
 今日ばかりは早めに帰宅したら玄関でノックの音。
 はて面妖なと思いつつ,ドアを開ければNHK集金人。
 「家に灯りがついてるのが見えたもので」という。
 弱り目にたたり目とはこのこと。


1/13

◆一人鍋
 昨夕は37度8部まで熱が上がった。
 自力回復のため,スーパーで「ちゃんこ」一人用材料セットを買う。
 期待していたとおり,食べながら大汗をかく。
 下着をかえ,風邪薬を飲んで,9時半に就寝。
 朝9時すぎまで寝ていたら平熱にもどる。


1/14

◆MACLIFE
 電気スタンド型の新しい iMac は好評のようだが
 マック専門雑誌『MACLIFE』は廃刊だという。
 個人的には購読誌を『Web Designing』に換えて
 毎月の楽しみを持続させたいと思う。


1/15

◆はったい粉
 麦粉を煎ったもので,「麦こがし」ともいう。
 ダイエットに効果があるのか,娘が好んで食べている。
 正月に1kg(約400円)ほど買って持っていったが
 娘はすぐに食い尽くし,もっと送れという。
 2日前,近くのスーパーから3kg(+粉黒糖2kg)を
 そして今日,農協ストアから4kg を宅配便で送った。


1/16

◆stand-alone
 パソコン(Performa5430)にビデオカード(Village Tronic MPDD+)を差す。
 そこに別のモニターをつなげば画面が2倍になる計算。
 これがなかなかうまくいかず,起動時にやたらフリーズしていた。
 1万円損したと思っていたが,あら不思議,昨日から快調。
 かくして,正月に購入した部品3点はすべて正解だったわけだ。
 アクセラレータ(Crescendo G3)で高速化(160→400MHz)。
 内蔵ハードディスク(SeagateST320011A)で容量アップ(1.5GB→18GB)。
 また,メモリーも16MBから136MB(最大限)まで増量ずみなので
 残る課題は通信系統の正常化だね。
 不良の内蔵モデムは取り外したが,もちあわせの外部モデムが不調。
 しかし,自宅に設置したこのマシンはネット接続しないで
 自己完結的な世界(stand-alone)で楽しむことにしようか。


1/17

◆授業評価
 今日で講義は終わりなので,アンケートを実施する。
 じつは先週からやっており,今日は補足的な落ち穂拾い。
 経験によれば,5段階評価の3ではなく4が「普通」である。
 だから,せめて4のレベルはクリアしたいと思っていた。
 授業では学生をそこそこ満足させているはずなのに
 これまでときどき4点を下回る評価をもらってきたのだ。
 で,今回は3科目ともまずまずの評価をいただいた。


1/18

◆雨に濡れた年賀状
 わが家はブロック塀に郵便受けが埋め込まれたいる。
 取り出し口が壊れているので,使用禁止にしてきた。
 つまり,差し入れ口にガムテープを貼っている。
 ところが,年賀状配達のアルバイトはそれを無視し
 塀の裏から回って,取り出し口に年賀状をおく。
 ぼくは今日ようやくそこに年賀状があることに気づいた。
 今年は年賀状が少ないと思ったら,これだったのね。


1/19

◆せっせと作文
 来週初めにゼミ学生とソウル旅行にいくので
 月曜締切の「論文のようなもの」を書き終えてしまわねばならぬ。
 ひとつは地域研究所(3月まで所長だ)活動の「総括と展望」。
 もう一つは「地域のための大学」といった学内刊行物用。
 前者は終わり,いま後者の途中だ。
 いずれもこのサイトで公表している。
 コンテンツの豊富化という美名の下,駄文でも掲載してしまう。


1/20

◆靴を新調
 日曜日の朝,山形屋(鹿児島の老舗デパート)は混んでいた。
 2年ほど前にもらった商品券(約1万円)があるので
 それで靴を買おうと思いながら,今日までズルズル。
 靴コーナーにも人があふれ,不景気とは思えぬ。
 現品限りの靴を履いてみたら,なかなかよい感じ。
 そのときは1万2800円が安く思え,即購入した。


1/21

◆ゼミ旅行でソウルへ
 ソウルは気温2度。あちこちに雪が見える。
 安価なツアーのお約束ゆえ免税店に連れていかれる。
 夕食はプルコギ店だが,日本人が追加注文する品は
 どれもめちゃ高い。(これもお約束)
 夕食後は早めにガイドと別れ,いまホテル。
 これから学生たちを連れて,地下鉄に乗る。


1/22

◆ナンタ(乱打)
 2部の学生はゼミ旅行でもめいめい自由に動きたがる。
 ソウルの街を動き回って買い物するには一人の方がいいのだ。
 立派だとは思うがぼくを必要としないのはさびしい。
 結局ぼくは心ならずも一人放置された
 それなら,と前から行きたかった劇場へ向かう。
 「ナンタ」は台所用品を使ったパーカッション・ショーで
 ほとんど毎日上演されるが,予約が必要らしい。
 観光案内所で尋ねたら電話で予約してくれた。
 外国人なら予約なしでも補助席があるともいう。
 補助席なら1万5千ウォンだが,予約席は3万ウォン。
 あてがわれたのは最前列の席だった。
 4時から約1時間15分,あきずに楽しむ。


1/23

◆ソウルはもういい
 昼,未体験のままだったソルロンタン(牛肉スープ)を味わう。
 昨日は有名な明洞ギョウザで昼食を食べたから
 これまで気がかりだったもの二つをクリアしたわけだ。
 ミュージカル「ナンタ」も生で観たし
 これでもう特に気になるものはない。
 韓国への興味はかくも底が浅かったのかと自分でも驚く。

◆モバイルギア(NEC MC-R530)
 Windows CE マシンだから,今ではもう買う人もいまい。
 キーボード付きのモバイルPCで便利なんだけどね。
 今度もソウル旅行に持参して,Webページ更新などに使った。
 メールの受信はできたが送信に失敗したのは解せない。
 昨年,東北や広島に持参したときは送受信とも成功したのに。


1/24

◆鹿児島も寒い
 朝,起きると吐く息が白い。
 ソウルの方が外気は寒いが,室内は暖かかった。
 わが家はすきまだらけで通気性良好ゆえ冬は極寒。


1/25

◆目に余る怠慢
 管理職をけっこう長くやってるので目つきまで変わったみたい。
 怠慢な人間を許したくない,と心根も狭くなった。
 大学の場合,しごとは教育・研究・学内行政の三本柱だが
 そのいずれも平気でさぼっている者がいる。
 かつてのぼくなら,そういうスタイルもありと見ただろう。
 ところが,このごろは逆の目つきで人を見てしまう。
 かつての自分を今の自分は白眼視しているのだ。
 学内業務を忘れて横浜の家族宅で過ごす年輩の教員を
 いつかは面罵し,降格させたいと思っている自分がいる。


1/26

◆鹿児島市Webページ
 市の「新世紀100年プロジェクト」に提案しようと思う。
 昨年,一般公募に応じて委員になり,提案の締切は今月末なので
 そろそろ自分の意見をまとめてeメールで送らねばならん。
 で,参考に,と鹿児島市のWebページを見て驚いた。
 「21世紀のまちづくり」の項から「総合計画」の項に入り
 「市民との意見交換会」のなかの「意見の概要」を見ると
 意見交換会の場で出された意見が山ほど掲載されていた。
 その他「地区別」や「各種団体」との意見交換会についても同様。
 どうやら鹿児島市には情報公開が好きな職員がいるみたい。
 ほとんど趣味的なまでに情報が詳細だ。
 比較のために鹿児島県のページを見ると,こちらは予想通り。
 どのページにも心がこもっとらん。(体裁のみ整える)
 また,産業・労働の項をみると「農業・水産業・工業」しかなく
 ここでは鹿児島県の「商業」軽視の姿勢が明示される。


1/27

◆経済学部って何?
 娘は都内の私立大学の経済学部2年生だが
 このごろは登校拒否気味らしい。
 経済学がわからない,興味もない,つまらないからだそうだ。
 それならどうする?といっても,それもわからない。
 そこで父親に何か聞きたいことがあるという。
 父親としても,何だかちょっと怖い。


1/28

◆炭酸割り
 かなり前に買った炭酸水を冷蔵庫の中で見つけたので
 芋焼酎もこれで割ったらどうだろう,と試してみた。
 大ハズレだった。


1/29

◆グラフ作成
 ブックレットのような小冊子を自主制作している。
 印刷屋を利用すると2校,3校と校正をしなきゃならず
 余計に時間もかかるし金もかかる。
 自分の手柄にもならない(「業績」にならない)仕事だが
 鼻歌まじりに楽しくやっている。
 いま人の作ったグラフを修正しているところ。
 エクセルを使った作業だから手慣れたもんだ。
 でも一日やってて目が疲れた。


1/30

◆虫歯の治療
 かぶせものができたので本日装着。
 しかし,最近は別の個所が冷水でピリピリ。


1/31

◆ナイトクラブ
 昨夜は大学の同窓会(鹿児島支部)に出た。
 昨年初参加し,今回は2度目。
 地域の経済人と話しして大学改革に役立てようという魂胆。
 しかし,同窓会という性格上,参加者は閑人が多かった。
 2次会はちょっと高級なカラオケ。
 若いホステスがそばに座る――その点が「高級」。
 誰も歌わず,ひたすらおしゃべりする点も「高級」。
 そばに座ったホステスは鹿大の農学部2年生だと。
 鹿大生を雇っている点でも「高級」,ってか?


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2000年---------10-11-12月
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