2003年
 つぶやき

4/1
◆牛丼
 スーパーの弁当での夕食に少しあきてきて
 ひさしぶりに吉野家の牛丼を食べる。
 280円で幸せ気分になる。
 なかなかこうした貧乏性から脱却できない。
 高級なものを食べて幸福感を覚えるような
 そういう瞬間にめぐりあいたい。

4/2
◆天使が舞い降りる
 原稿の締め切りが近くなると天使が来る。
 誰もが知る経験則だ。
 今回も期待たがわず,来訪の兆しあり。
 そこで一気呵成に仕上げるのが正しいのに
 兆しだけで小躍りし,そのまま休憩に入るぼく。

4/3
◆ひとふんばり
 明日4日が締め切りだ。

4/4
◆花見
 懸案のしごとも済んだ。
 夕方から学校の中庭で花見だ。
 先日の歓送迎会にひきつづき職員と交流する。
 異動してきた人々にぼくの存在をアピール。
 職員に顔を覚えてもらうのは大切なこと。

4/5
◆夜半の目覚め
 夜中の3時ごろ目が覚めてしまった。
 あれれ,このまま眠れないのか,と思ったが
 がんばって目を閉じているうちに就眠。
 心悩ませるしごとをかかえていたときは
 朝まで目が覚めることはなかったのに
 なんか変だね。

4/6
◆3冊の本
 かつての勉強仲間3人がそれぞれ本を出した。
 3人の本は奇しくもほぼ同日わが家に届く。
 黒瀬郁二『東洋拓殖会社』日本経済評論社
 寺田元一『編集知の世紀』日本評論社
 高草木光一『経済学の危機と再生』弘文堂
 この3冊は内容はもちろん出版の意図も異なる。
 黒瀬は長年の研究成果を研究者向けに発表する。
 こういう本はもっと若いときに出してほしかったな。
 寺田は18世紀フランスを現代の眼で眺めようとする。
 しかし,「編集知」なるタームは松岡正剛の手垢がつき
 すでに賞味期限も切れてるんじゃないか。
 高草木は編者で序論を担当しているだけだが
 大衆啓蒙的な語り口で案外いい味が出てる。

4/7
◆焼きリンゴずし
 栄養の偏りで口内炎ができてるというのに
 なぜかむしょうに寿司(廻るやつ)が食べたくなり
 帰路,家の近くの店に立ち寄る。
 エリンギだの高菜炒めだの芋テンプラだの
 外道ばかりをおもしろがって食べていると
 焼きリンゴをのせたのが廻ってきた。
 と,となりの兄ちゃんが先に取る。
 様子をうかがっていたら
 「ゲッ,マジ〜」と小声でもらすのが聞こえた。

4/8
◆原稿の修正
 注文しておいた本がアマゾン・フランスから届く。
 学会の報告集に載せる原稿の資料なのだが
 原稿の締め切りよりも遅れて届いた。
 本をめくっているうちに原稿の誤りに気づく。
 ひとり赤面する。
 今朝早起きして修正原稿を速達で出した。
 先に印刷担当者(知人)にメールでお願いしたら
 1日なら待てるとの返事だったので。

4/9
◆器
 人の配置とか昇格とかに関心がうすく
 これじゃ人もいうとおり管理職失格だ。
 やはり器としては三下がはまりどころ。

◆励まし
 兵庫県の歯医者さんから次のようなメールをいただいた。

  濡れ落葉というキーワードで貴HPに辿りつきました。
  初めて訪れて只今10分程しか経っていませんけど
  非常に私にとって示唆に富む内容である気がします。
  素晴らしいHPを公開なさっていることに感謝致します。

 これは学生のレポートを再録したページをさす。
 →興味のある方はここをクリック。


4/10
◆こむらがえり
 深夜,左足のふくらはぎがつる。
 昔,小学生のとき,最初の体験をし
 布団のなかで痛がっていたら
 父親が「立って歩けばよい」という。
 たしかに,布団のまわりを何周かしたら直った。
 久しぶりのこむらがえりに,父親を思い出し
 深夜の室内散歩のついでに父の供養もした。

4/11
◆いびき
 新歓合宿は今年も霧島ふれあいセンターで行った。
 教員も4人部屋で寝る。
 ぼくは眠たくて12時ごろ早めに就床。
 夜中,誰かの大いびきで目が覚めた。
 往復いびき,間歇いびき,など多彩な展開。
 そうそう,父も大いびきをかく人だったな,と
 またしても父親のことを思い出し
 懐かしいような気分になって,眠りにおちいる。

4/12
◆ポロシャツ
 学生たちの「まちづくり」サークルが
 お揃いで着ることになってる黒のポロシャツ。
 「先生も着るんだよ」というんで,ぼくも買う。
 ちょっとポルポト派みたいな感じだが
 初老のおやじにはTシャツよりも似合いそうだ。

4/13
◆日曜市
 学生たちが出店するので手伝う。
 机の搬入などマッチョな力仕事。
 女子学生の出店は話題性があるみたいで
 学生たちはテレビやラジオの取材を受けていた。
 終日ぼくは離れたところから眺めていただけ。
 →参考:学生サークルのサイト

4/14
◆県会議員
 昨日の県議選で山口修氏が当選した。
 この3月,うちの2部を卒業したばかりの人だ。
 商経学科はちゃっかりそれを宣伝材料にして
 県の高等教育機関としての存在をアピールしたい。

4/15
◆開講
 雨が降ってなければ自転車と決めてるのだが
 今日は朝から夜まで3コマも講義するので
 帰りのエネルギー残量を考えて車にした。
 ジジイだね。

4/16
◆ SAS[睡眠時無呼吸症候群]
 このごろよく聞く病名だが
 しょっちゅう眠たいのも症状の一つというので
 なんだか心配になった。
 長時間録音可能のIC録音機を借りて
 枕元に一晩置き,自己点検してみようかな。
 とにかく新しい病名を聞くたびに
 全部自分に当てはまると思えてならない。
 いわゆる「ボートの三人男」症候群ってやつ。

4/17
◆風が吹けば
 学生たちは三味線と猫の皮の関係を知らなかった。
 「風が吹けば桶屋がもうかる」の意味も知らない。
 というか,そんな言葉は聞いたこともないらしい。
 一瞬あきれたが,よ〜く考えてみると
 学生たちが一方的に無知ってわけでもなかろう。
 学生たちが当たり前のように知っていることを
 ぼくは全然知らないでいる。
 そして,こちらの知識の方が上等ってわけでもない。

4/18
◆頭痛
 学長を囲む飲み会のあと自転車で帰宅したが
 なんだかそのころから頭が痛かった。
 12時前に就床したものの
 悪夢をみて深夜の2時に目が覚めた。
 頭がジワーっと痛いので頭痛薬を飲む。
 クモ膜下出血なら,表の道路に出て倒れ
 通り掛かりの人に見つけてもらわなきゃ,と
 思いながら,すぐにまた眠ってしまった。

4/19
◆シチューパーティー
 新入生の基礎ゼミでパーティーを開く。
 ぼくの得意料理を披露するためでもあった。
 落語の「寝床」みたいなもんで
 出来の善し悪しについては批判を許さない。
 だから,費用はすべて教員が負担する覚悟。
 買い出しも教員がリュックを背負って回る。
 ただ,20人分の材料を用意したので
 じゃがいもの皮むきは2年生に応援を頼む。
 朝から学内の調理実習室でシコシコ働く。
 パーティーは夕方6時半からだった。
 シチューはあっという間になくなった。
 ちょっとうれしかった。
 →パーティーの画像(7枚)

4/20
◆朱筆
 学生たちに提出させたレポートには
 できるだけコメントを添えて返却したい。
 そのために太字の赤のボールペンを探す。
 しかし,その種のものは近所で見つからぬ。
 日曜の朝,街に出てデパートに入る。
 鹿児島には大きな文房具屋がないのである。

4/21
◆スカイマーク・エアラインズ
 連休には上京しようと思う。
 鹿児島-東京路線に新規参入した航空会社なら
 ホテル1泊込みでも半額以下のツアーがある。
 昨日の新聞広告でそれを知り朝から電話。
 しかし,話を聞けば5月5日は不可だった。
 それでも往路だけはこの会社を利用しよう。
 夜7時半発なら運賃半額だからだ。

 [後記]
 このつぶやきを読んだ人からの情報。
 アプローチジャパンというサイトがある。
 う〜む,なるほどそこでは運賃が一段と安いぞ。
 さっそくメールで今週末の便を申し込んだが
 予約は搭乗日の8日前までとのことでダメ。
 注意書きをよく読むべきだった。


4/22
◆即席ラーメン
 即席なんて言葉,いまどき使われているのか?
 などという疑問はともかく,常食しています。
 キムチや納豆などを入れて飽きることがない。
 ところが,健康に悪いからやめろ,との助言。
 たしかに,このところ太りぎみだから
 夜食はカットすべきかもしれない。

4/23
◆開眼?
 夜の授業直前におにぎり4個食べたせいか
 講義をしている最中,気分が悪くなる。
 まあ,火曜日は朝昼夜と計3コマの講義があり
 夜の講義は疲れた体にムチ打って進める。
 不思議なもので,こちらの気分は悪いのに
 学生たちは妙にシーンとしている。
 講義後に提出させた感想文にも
 「今日の講義で感銘を受けました」とか
 「勇気が湧いてくる感じです」の誉め言葉。
 こちらがノリノリでやると逆の反応が多いから
 うつむきかげんにボソボソ語る形が良いのか。

4/24
◆ハードディスク増設
 80ギガ=1万7千円のを大学生協で買う。
 安売り店では1ギガ百円という時代だから
 ちょっと高めの感じもするが,これもつきあい。
 内蔵型ゆえPC本体を開いてセットした。
 最近のMacintoshはメンテナンスがとても楽。
 増設なんて苦もなくできてしまう。

4/25
◆発想法
 常識でこわばった頭を柔らかくする,などと
 発想法の訓練をうたうテキストにそって
 ゼミ討論を楽しませようとするが失敗。
 発想法のあれこれをゲーム感覚で一つずつ
 試そうとして,その都度こけている。
 原因は単純で,準備不足のせいだ。
 NHK教育ですぐれた教育実践記録をみると
 小中学校の授業はさすがによく準備されている。

4/26
◆ラウンジ
 ためにためたマイレージのおかげで
 鹿児島空港のラウンジに入ることができた。
 缶ビールがただで飲み邦題(飲まなかったけど)。
 そういうとこ,初めてのくせに
 常連みたいなふりをして文庫本を読む。
 飛行機の出発が1時間遅れたけど
 ラウンジでゆっくりできてラッキー。

4/27
◆東女(とんじょ)
 数十年ぶりに東京女子大に行く。
 研究会終了後,西荻窪駅前で打ち上げ。
 こじゃれたイタリア料理店だ。
 しかも,みるみるうちに満席となるし
 さすが西荻,客ダネも鹿児島とは違うぞ。

4/28
◆旧 i Book
 娘がノートPCの異常を訴える。
 内蔵バッテリーが充電しないのだ。
 マック専門店 Plus Yu で診てもらったら
 修理に4万7千円かかると言われた。
 ACアダプタの交換だけですむと踏んでいたが
 本体の内部に問題があるらしいので
 これはもうマシンを新調するしかないか。
 ちなみに,娘がこのごろ手がけたWebページ
 兄に助けてもらって,やっとできたもの。

4/29
◆レンタルDVD
 旧作は1本180円なので7本借りた。
 女性割引だと130円になるらしい。
 レンタルDVDでも鹿児島の住民は不利だね。
 せめてこうした面では全国で一物一価の
 原則が成り立ってほしいものだ,と思いつつ
 DVD鑑賞はどこで観ても一日3本がやっと。

4/30
◆駄本の整理
 大学院生のときに住んでいたアパートが
 近々取り壊されることになった。
 トイレつき4畳半で1万6千円。
 この家賃のまま,ずっと借り続けていた。
 ゴミのような本と「ちゃぶ台」があるだけの空間。
 かなり前からほとんど物置と化している。
 しかし,この連休中に引き払わねばならない。
 段ボールに本をつめはじめたが
 キープしたい本はせいぜい3箱分ほどだ。
 残りは捨ててしまいたいような気がする反面
 駄本でも一度は読んだので少し愛着がある。

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